【個人的な評価】
ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★☆
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
映画館で観るべき:★★★★★
【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
アクション
超絶ハイスピード殺陣
週刊少年ジャンプ
るろうに剣心
【あらすじ】
志々雄(藤原竜也)に連れ去られた薫(武井咲)を助けるため、
剣心は海へ飛び込み、
ひとり岸へ打ち上げられた。
それを助けたのが、
師匠の比古清十郎(福山雅治)。
今の自分では志々雄を倒せない――
剣心は清十郎に奥義の伝授を懇願する。
一方、剣心が生きていると知った志々雄は政府に圧力をかけ、
剣心を人斬り時代の罪で公開打ち首にするよう命じる。
果たして、最大の危機に立たされた剣心は、
最狂の敵に打ち勝ち、
行方不明の薫と生きて再会できるのか?!
【感想】
3週間限定のリバイバル上映にて。
2014年の日本映画。
今回も本編の前後に最新作に向けた特別映像が入ってます。
もうね、最後の戦いに鳥肌が立ったでござる。
それぐらいかっこいい作品でござった。。。
今回の映画も、
原作コミックとは異なるストーリー展開ではあるけど、
うまく135分に収まるようにまとめたのがすごい!
特に今回の肝は、
奥義伝授において剣心が自分に欠けているものを認識することと、
志々雄との最終決戦の2つ。
これをちゃんと描いてあったのがファンとしてはうれしかった!
前者は、剣心の深層心理に関わる部分。
彼は多くの人を斬ってきたがゆえに、
その罪悪感から「いつ死んでもいい」と、
自分の命さえも軽んじてるんだよね。
でも、結局自らを犠牲にしたところで、
それで不幸になる人は出てくるし、
何の解決にもならない。
そこで原作では、
比古清十郎の九頭龍閃を食らう直前に、
幼い頃の記憶をきっかけに、
大切な人たちを守るためにも「生きる」
という選択肢を選ぶんだよ。
映画では、比古清十郎との戦いの中で、
みんなを守るためにも、
「奥義会得まで死ぬわけにはいかない」
と生への執着が芽生える流れ。
だから、アプローチの仕方が異なるんだよね。
映画には九頭龍閃は出てこないし。
個人的には、原作(およびアニメ)の方が、
しっかり尺が取れている分、
わかりやすい描写になっているのと、
ドラマチックな演出になっているから好きかなー。
映画だと「生きる」ことを選ぶまでの背景が薄いから、
感情移入しづらい印象。
後者の最終決戦はやーばいね。
剣心、左之助、斎藤、蒼紫の4人 VS 志々雄。
確かに原作でも4人出てきたけど、
ひとり一撃繰り出してやられてたのに対し、
映画では4対1の乱戦状態。
狭い室内を所狭しと暴れまわる
5人の攻防のかっこよさが凄まじいのなんのって!!
多分、志々雄は原作よりも強いと思う(笑)
ただ、キャラクターの描写については、
ちょっと物足りなさを感じた。
前作もそうだったけど、
蒼紫はやっぱりポッと出感があるんだよ。
勝手に出てきて剣心にやられて、
志々雄のところで再びどこからともなく現れて、
「抜刀斎は俺が倒す」
ってベジータみたいなことを言ってて(笑)
初見の人からしたら、
「あんた誰」ってなりそう。
志々雄にも言われてたし(笑)
あと、瀬田宗次郎。
彼の過去を知らないと、
途中で「弱肉強食」という
志々雄から教わった思想や価値観が崩れていくところが
ポカーンってなっちゃうかも。
あれはね、幼い頃ずっと虐げられてきた彼を、
喜怒哀楽の「楽」以外の感情をなくすほどの境遇から救ってくれたのが
志々雄だったという背景があってこそだから。
なので、キャラクターのところで★1つ減らしちゃったけど、
そういう部分を踏まえても有り余るほどの面白さがこの作品にはあったな。
やっぱり最終決戦のかっこよさで全部カバーできる!(笑)
今週の金曜日、いよいよ最新作!
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