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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

エンターテインメントの到達点『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』

2019年10月03日 02時18分41秒 | 映画


もし、過去に戻れるなら、
僕は2017年に戻って当時の自分を叱り飛ばしたい。

「貴様はなぜ、『バーフバリ』を観過ごしたのか」と。

当時盛り上がっていたのは知っていたけど、
インド映画の魅力をまだ知らず、
スルーしていた自分が恥ずかしい。。。

それが爆音映画祭で観れるなんて、
新宿ピカデリーには感謝してもしきれない。
しかも、『伝説誕生』と『王の凱旋』の二本立て!!

この作品、本当にすごすぎて、
エンターテインメントの到達点だと思ったよ!!
親子二代に渡る愛と覇権を賭けた男の戦いを描いていて、
濃厚なストーリーとクソかっこよすぎるバトルと
圧倒的な映像表現に終始圧倒されっぱなし。
"空前絶後"、"豪華絢爛"、"常識破壊"、その言葉がぴったり過ぎる。
まさに歴史に残るボリウッド映画だと思う。
(実際にインドにおける歴代興行収入最高額)

『伝説誕生』は、
主人公のマヘンドラ・バーフバリが、
自らの出生の秘密を知るところまでを描いた話。

なんだけど、
そのきっかけとなる女性アヴァンティカとの出会いがマジで秀逸。
カンフー映画とコッテコテの少女漫画を
掛け合わせたような形の出会いとイチャイチャが
ロマンチックかつ大爆笑モノ。
この相反するジャンルがいっしょになるとか、、、
もはや常軌を逸しているとしか言いようがなかった(笑)

そうやって、前半はマヘンドラの話が描かれているんだけど、
後半は彼の過去を通り過ぎて、
彼の父親であるアマレンドラ・バーフバリの誕生から描かれているんだ。

続く『王の凱旋』では、
前半がアマレンドラの話で、
後半が再び現代に戻り、マヘンドラの物語が続きます。

アマレンドラを取り巻く環境の変化、
特に息子のマヘンドラが生まれる前後のエピソードが
悲しすぎて号泣でした。。。
こんな濃厚でドラマチックな展開あるかよって。。。

そう、だから、この映画、
構成がちょっと特殊なんだよね。
『伝説誕生』の前半が現代、
その後半から『王の凱旋』の前半までが過去。
で、『王の凱旋』の後半から再び現代の話になってるんだ。
(だから、『王の凱旋』から観るとよくわからないかもw)

とはいえ、この映画はストーリーのよさももちろんだけど、
それ以上に戦いのシーンがとにかくすごいんだ。

『伝説誕生』での戦争シーンなんか、
戦略会議から始まり、
実際に軍隊における兵士の士気を上げるところも
うまく表現できていて、
これこそ『キングダム』でやるべきだろうと思った。
(しかも、回転刃の乗り物があって、
 “ふぁるふぁる”音してたからねw)

そして、父と子に共通するバーフバリの圧倒的強さ。

特に、『王の凱旋』でのバトルが一番よくわかるんだけど、
アイアンマンのように金持ちだし、
ブラック・ウィドウのように素早く動くし、
ハルクのように怪力だし、
ホークアイのように弓の名手だし、
キャプテン・アメリカのように盾を投げるし、
ソーのようにハンマーで叩くしで、
ひとりでアベンジャーズやってるんだわ。

強さだけじゃなく、慈悲深さも兼ね備えているから、
バーフバリが統治する国に住んでみたいし、
あんな上司が欲しいとすら思う(笑)

それに加えて、インド映画特有の歌と踊りもあるから、
熱量と情報量が本当にヤバくて、
2本で5時間半近くあったけど、
ものすごく面白かった!!

しかも、応援上映だから、
掛け声やタンバリンの音も館内に響き渡るんだけど、
それがこの映画のBGMとしてマッチするんだよね。

あー、すごくいい映画体験だった。
これを観ずして死ぬのは、
人として生きて来なかった証拠だと思います(笑)


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