これね、『ラストコップ THE MOVIE』とは180度違う映画だったよね。。。
序盤からヤクザが安藤サクラと体の関係を結んでて、
行為が終わって、一階に降りてきたところを3人の子供たちが殺す
っていう、だいぶ重いシーンからの始まり。
そこから25年後にシーンは飛ぶのだけど、
その25年に渡る複雑な人間関係が印象深い映画だった。
予告だとさっきの安藤サクラに加えて、
彼女を愛する吉岡秀隆や、子供たち3人の成長した姿として、
岡田准一、小栗旬、柄本佑を持ってきていて、
さらに岡田准一の妻役に長澤まさみ、小栗旬の妻役に木村文乃と、
かなりの実力派俳優・女優が揃っていた。
他にも、岡田准一の職場仲間に安田顕や三浦貴大、
柄本佑の妻には西田尚美、そして従業員に大賀と、
予告では出てこなかったキャストもかなりの演技派ばかり。
安田顕はTBSドラマの『小さな巨人』でも刑事役だからなんか笑った(笑)
柄本佑が殺されちゃって、その犯人を追う話だから、
てっきり、犯人はあの3人の誰かかなと思ったけど、
実際は柄本佑の妻と従業員がデキてて、
保険金目当ててで殺したってことだから、
案外、普通のところ突いてきたなって感じ。
だからあまりサスペンスっぽさはなかった。
それよりも、25年経っても変わらないお互いの想いとか絆ってところで
心温まるヒューマンドラマの方が強いなと思った。
犯人逮捕は二の次で、みんながこの25年どういう想いでいたのか、
そっちの方に気が向く感じ。
岡田准一の妻である長澤まさみが大して目立ってなかったので、
あの役は必要だったのかなっていう気はしなくもなかったけど、
逆に木村文乃がだいぶ深い設定で、彼女の出生の秘密を知ったときには、
ちょっと胸が熱くなったね。
(書こうかと思ったけど、それは映画を観てからのお楽しみ(笑))
全体的に渋い雰囲気で、クレジットも縦書きだったので、
一昔前の昭和の映画って感じがしてよかった。
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