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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

人生のロスタイムをどう生きるかが問われる『ワン・モア・ライフ!』

2021年03月13日 17時34分31秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:36/46
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
コメディ
突然の事故死
人生のロスタイム
家族の大切さ
浮気

【あらすじ】
中年男パオロ(ピエールフランチェスコ・ディリベルト)はスクーターで通勤途中、
身勝手な運転が仇となり交通事故に遭ってしまう。
死の瞬間、脳裏によぎったのは愛する妻と子供たちのこと……
ではなくて、かつて恋人に告げられた深すぎる一言や、
客待ちタクシーの列の謎など、
取るに足らないことばかり。

しかし、予想外に短い寿命に納得できないパオロは、
天国の入口で「健康のためにスムージーを飲んでいたのに!」と猛抗議。
すると、前代未聞の計算ミスが発覚し、
92分間だけ寿命が延長され、
地上に戻れることに!

傷心のパオロは、
タイムリミット寸前まで愛する家族と一緒に過ごそうとするが、
家族はしらけきっている。
来る者拒まずで火遊びを繰り返し、
妻に家事と子育てを押し付けてきた
しっぺ返しに気づいたパオロは、
最期の時が迫る中、
家族の絆を取り戻すと一念発起。

92分一本勝負の人生やり直しが始まった!

【感想】
設定の面白さと中身のつまらなさに
ものすごいギャップのある映画だった。
人生のロスタイム92分を生きるとか
メッチャ期待できる内容だったのに。。。
蓋を開けてみれば、、、なんという、、、コレジャナイ感。

人生やり直しのはずなのに、
話の9割は過去の回想。
パオロの女性関係のクズっぷりが露呈されるのみ。

で、それを受けて現代で何かするかと言えば、
「家族の大切さに気づいたよ」と言うだけだから、
一応の心境変化はあるものの、
いかんせん現代パートの尺が短すぎて印象に残らない(笑)

しかも、過去の回想と現代パートが
何の脈絡もなく入れ替わりで流れてくるから、
時系列が非常にわかりづらいんだよね。
子どもが映ってると、
時代によって成長度合いが変わるからわかりやすいんだけど、
パオロのみだと見た目がいっしょだから、
現代なのか過去なのか判断がつきづらいのよ。

さらに、ラストの終わり方が非常に雑。
それやったら、もうこの映画の意味なくない?っていう(笑)

そもそも生き返ったパオロって一体どういう存在なんだろうか。
事故現場の遺体が動き出すとか、
あの世から霊体でやって来るとか、
そういうシーンが一切ない上に、
あの終わり方だから、
ものすごく腑に落ちなかったなー。

設定的にディズニーやジム・キャリーの映画っぽさを思わせるけど、
むしろそっちなら、主人公の心境変化とテンポのいい展開で、
涙必至の感動超大作になりそう。

パオロのどうでもいいことを気にしちゃうキャラクターは魅力的ではあったけど、、、
ストーリーはけっこう残念(笑)

映画『ワン・モア・ライフ!』公式サイト

人生のロスタイムを手に入れたダメおやじの92分一本勝負!愛と感謝と懺悔のイタリアン疾走コメディ!3月12日(金)よりヒューマントラストシネマ...

映画『ワン・モア・ライフ!』公式サイト

 


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