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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

めずらしく韓国の一般家庭の事情を垣間見た『はちどり』

2020年07月04日 00時47分39秒 | 映画


【基本情報】
 原題:벌새
 英題:House of Hummingbird
製作年:2018年
製作国:韓国・アメリカ合作
⠀ 配給:アニモプロデュース

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:53/80
⠀ 感動😭:★★★☆☆
切ない🥺:★★★☆☆
⠀ 青春🌸:★★★☆☆

【ストーリー】
1994年、ソウル。
5人家族で集合団地に暮らす14歳のウニ(パク・ジフ)は、
学校に馴染めず、 別の学校に通う女友達と遊んだり、
男子学生やウニに想いを寄せる後輩女子とデートをしたりしていた。

両親は小さな餅屋を切り盛りし、
あまり子供たちにかまってやれないため、
兄は親からの期待の鬱憤をウニへの暴力で晴らし、
姉は毎晩のように恋人と遊び呆けており、
ウニ自身は孤独な思いを抱えていた。

ある日、ウニの通っていた漢文塾に
女性教師のヨンジ(キム・セビョク)がやってくる。
ウニは自分の話を聞いてくれる彼女に次第に心を開いていき、
唯一信頼できる大人だと思っていた。

そんなある人、ソンス大橋崩落事故が起こる。
家族が巻き込まれたかもしれないと不安になるウニだが、
ほどなくして彼女のもとにヨンジから一通の手紙と小包が届く。

【感想】
初TOHOシネマズ池袋での鑑賞。

めずらしい韓国映画だなと思った。
これまで、そんなに韓国映画をたくさん観てきたわけではないけれど、
大体アクションか恋愛モノで、
そのぶっとんだ設定や人間関係を楽しむことが多かった。

しかし、今作はまったく違う流れだ。
韓国の一般家庭の日常と、主人公の思春期で揺れ動きやすい心情を描いていて、
韓国映画というより日本映画に近い印象があった。

中二だからね、ちょっと悪さしたり、友達や異性との付き合いがうまくいかなかったり、
そんな中で親よりは若い年上の大人に心を開いたり、
どこにでもあるような光景が流れていくので、
自分の過去と重ね合わせて共感はしやすいと思う。
まさに、ティーンエイジャーの成長物語って感じ。

ただ、国は違うのに、あんまり日本と変わらないから、
韓国映画でよく感じるような“非日常”という点ではインパクトが弱いかも。

あと、どこかのサイトで
「男性が優位な社会で鬱屈した思いを抱える少女が〜」って書いてあったけど、
別にこの映画で“男性が優位な社会”ってのは感じなかったな。。。

いや、僕が男だから意識できなかったのだろうか。
確かに、父親が偉そうだったり、兄が暴力を振るっていたりってのはあったけど、
かといって女性陣がそれに屈しているわけでもなく、
家族喧嘩と捉えれば、特別に男性が優位ってわけでもない気がした。

映画『はちどり』公式サイト

世界各国の映画祭で50冠を超える受賞!本国でも異例の大ヒットとなった韓国映画がついに日本公開決定。誰にでも経験があるような、あの頃の思い。少...

映画『はちどり』公式サイト

 


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