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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

禁酒法時代の役人とギャングの抗争を描いた『アンタッチャブル』

2021年04月17日 20時11分33秒 | 映画


【個人的な評価】
「午前十時の映画祭11」で面白かった順位:2/2
   ストーリー:★★★★★
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★★

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
アクション
サスペンス
ギャング
禁酒法
アル・カポネ

【あらすじ】
1930年、禁酒法下のシカゴ。
街を牛耳るギャングのボス、
アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)をボスとする犯罪組織は、
酒の密造とカナダからの密輸により、
莫大な利益を上げていた。

地元の警察や裁判所を買収しているギャングたちを制すべく、
政府は財務省の特別捜査官エリオット・ネス(ケビン・コスナー)を派遣。

ベテラン警官のマローン(ショーン・コネリー)を始め、
射撃の名手ストーン(アンディ・ガルシア)、
税理士のウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)といったメンバーに支えられ、
ネスの捜査が始まる。

しかし、巨悪カポネの差し向けた殺し屋によって、
ひとり、またひとりと犠牲者が……。

【感想】
「午前十時の映画祭11」にて。
1987年のアメリカ映画。

2017年に「午前十時の映画祭8」で観た以来の鑑賞だけど、
やっぱりメチャクチャ面白い、これ。
以前、トム・ハーディ主演の『カポネ』を観る上で、
過去のアル・カポネ映画を全部観たから、
改めてこの映画の他との違いを強く感じる。

他の映画は、
アル・カポネがのし上がっていく過程を描いているのに対して、
これは捜査官のエリオット目線。
彼の自叙伝を基に制作されているけれど、
実話からかなり盛られているらしい。

冒頭、10歳の女の子が爆発に巻き込まれるショッキングな始まりから、
ラストの爽快感溢れる勝訴に至るまで、
濃厚な人間ドラマによって展開していくストーリーは見ごたえしかない!

とにかく、ケビン・コスナーがべらぼうにかっこよすぎなのよ。
当時32歳だけど、ものすごい貫禄と迫力。
母親が大好きな理由がわかるわ(笑)

妻子ある身で、
自分だけじゃなく、
家族も危険にさらされる中の捜査はまさに命がけ。
仲間を殺されても、
悲しむ間を惜しんで、
粘りに粘ってアル・カポネを捕らえようとする気迫に圧倒される。

駅の階段での銃撃戦は名シーンすぎるし、
最後に勝利を掴み取る瞬間はまさにスカッとハリウッド!

この映画で、ケビン・コスナーもアンディ・ガルシアも有名になったそうだね。
確かに2人のキャラも演技もすごくよかったけど、
僕はショーン・コネリーが演じたマローンも推したい。

ある夜、エリオットが橋の上でちょっと彼とやり取りしただけで
「こいつは信用できる」といきなりメンバーに加入。
ところが、そのエリオットでさえびっくりするほどに
豪快かつ強引に捜査を進め、
時にハッタリをかますほどの度胸の強さは、
頼れる親分という感じ。
それでいて、物腰も柔らかく、
親しみやすいキャラなので、
彼の死には涙を禁じ得なかった。・゜・(ノД`)・゜・。
まさに上司にしたい人物。

アル・カポネの映画なら、
アル・パチーノが出ている『スカーフェイス』と並んで好き。
どちらも監督はブライアン・デ・パルマ。

それにしても、お酒をあまり好まない身としては、
禁酒法という法律ができることも、
ギャングが莫大な利益を上げることも、
なかなかに信じ難い。
みんなそんなにお酒好きなのね(笑)

午前十時の映画祭11 デジタルで甦る永遠の名作

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