『名も無き世界のエンドロール』
【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:13/18
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆
【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
サスペンス
イケメン
イケメン
イケメン
【あらすじ】
複雑な家庭環境で育ち、
さみしさを抱えて生きてきた
キダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)は幼馴染み。
そこに同じ境遇の転校生・ヨッチ(山田杏奈)も加わり、
3人は支え合いながら大切な仲間となった。
しかし20歳の時、
訳あってヨッチは2人の元から突然いなくなってしまう。
そんな彼らの元に、
政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサ(中村アン)が現れる。
リサに異常な興味を持ったマコトは食事に誘うが、
まったく相手にされない。
キダは「住む世界が違うからあきらめろ」と忠告するが、
マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。
2年後。
マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、
ようやく再会を果たす。
マコトはリサにふさわしい男になるために、
死に物狂いで金を稼いでいた。
マコトの執念とその理由を知ったキダは、
親友のために協力することを誓う。
以来、キダは〈交渉屋〉として、
マコトは〈会社経営者〉として、
裏と表の社会でのし上がっていく。
そして、迎えたクリスマス・イブの夜。
マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。
しかしそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、
日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった。
【感想】
イケメン2人が織りなすサスペンス映画ということで、
『さんかく窓の外側は夜』と似た構図ではあった。
「世の中にはこんなにも恵まれたお顔を持った殿方がいるんだーうやらまー」
と微笑ましくなる感じが(笑)
そう、なのでお話として面白いかというと、、、
正直そこまでかなーと個人的には思う。
なお、原作小説は未読。
「ラスト20分が肝」という触れ込みの映画で、
まあ確かにその通りではある。
でも、そう言われたら「大どんでん返しでもあるのでは?!」
と期待してしまうのが普通で、
そういう意味だと、なんとなく予想はできてしまうから、
インパクトはちょっと弱いかな。
ただ、キダとマコトが仕込む「ある壮大な計画」は、
その動機となる出来事は十分腑に落ちるものだし、
意外にも(と言ったら失礼だけどw)彼らの積年の怒りに震える演技はよかったので、
そこはよかったと思う。
岩田剛典も新田真剣佑も、
これまでのドラマや映画において、
そこまで怒りに満ちているのってあんまりなかったから、
新鮮に感じるんじゃないかな。
でも、今回一番印象的なのは、中村アンの役どころ。
これまでの彼女って、ざっくり言ってしまえば、
“いい人”に分類される人柄で、
好感が持てるキャラが多かった。
それがこの映画ではね、
「クソ・オブ・クソ」みたいな感じだから、
もうびっくりでw
マジ嫌いになるわwww
あと、ひとつ気になるところと言えば、キャラの年齢。
同級生という設定だけど、
山田杏奈は20歳、新田真剣佑は24歳、岩田剛典は31歳なので、
まあ同級生に見えなくはないけど、、、
ちょっと無理があるかな(笑)
ちなみに、これdTVで映画の続きを独占配信してるんだけど、
なかなか挑戦的な戦略だなと思う。
だって、この映画が面白くなかったら絶対観ないじゃんっていう。
まあ、この作品にそれだけ自信があるということの裏返しかもしれないけど。
実際、どれぐらい新規会員増えているんだろう。
映画館、メッチャスッカスカだったけど。
『花束みたいな恋をした』はあんなに人であふれ返っていたのに。
まだ前日譚の方がいいと思うんだよなー。
映画の前に予習する気になるし、
映画がつまらなくても、
そこに至る経緯は知りたいと思うから。
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