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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『ジーサンズ はじめての強盗』

2017年06月28日 01時18分42秒 | 映画


老い」ってなんだろうなーと。
年をとっても前向きに何かをしていれば、
単に「年寄り」とは言えないんじゃないか。
そんなことをふと思った映画だった。

でね、これ最高にイカしてるんだわ!
若者もびっくりのジジイたちの青春ムービー!

働いてた会社から年金が支払われなくなり、
家賃も払えず、生活に困ったから
「じゃ、銀行強盗でもする?」と。
他にやることのない若者がギャグで言うかのごとく、
サラッと言って、そして実行(笑)

余生も短ければ、「捕まっても刑務所で3食メシ出るし、医療も充実してるし」と、
失うもののない腹を括ったジジイたちの強さと潔さ(笑)
偵察からアリバイ策定、そして体力づくりまで、
徹底したプランニングとトレーニングがウケた(笑)

さらに多くを望んでないところが好感度持てる。
溶けた年金分だけ取れればいい。
もし多く取れちゃったら寄付しようと。

動機も「家族ともっといたい」とか
「好きなときにパイ食べたい」という人並みの生活を送りたいだけ。

銀行強盗なんて、映画のネタとしてはよくある話なのに、
おじいちゃんたちがやるってだけで滑稽に、そして愛おしく思えた。

やってることは犯罪だけど、
楽しんで生きているジジイたちの姿は若者そのもの。
そして、気の合う友達がいることが何よりも大切だと。
ジジイになっても人生楽しそうなので、老後に希望持てた(笑)
まわりが優しくなるから、イージーモードになるのかも(笑)
こっちも「仕方ねえなあ」って思っちゃうから(笑)

テンポもよかったし、2度、いい意味で裏切られるシーンがまた秀逸で、
ノーマークだったけど、面白い映画だった。
元々は1979年の『お達者コメディ/シルバー・ギャング』
という映画のリメイクらしい。
日本でいう『3匹のおっさん』の逆バージョンかな。

個人的には、久しぶりにクリストファー・ロイドを見れたことがうれしかった。
すっかりおじいちゃんだけど、
あの表情は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクから変わってない!


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