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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

交通事故に遭って人格が7つに分かれた僕がそれぞれの大切なコトを尊重できた『水曜日が消えた』

2020年06月20日 22時29分49秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
⠀ 配給:日活

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:51/68
スリル😱:★★★☆☆
⠀ 怖い😖:★★☆☆☆
切ない🥺:★★☆☆☆

【ストーリー】
幼い頃に遭った交通事故の影響で、
人格が7つに分かれてしまった主人公(中村倫也)。

曜日ごとに人格が入れ替わるのだけど、
火曜日の人格がある日目覚めるとそれは水曜日だった。

あれ、、、水曜日が、、、いない。。。

【感想】
設定は『幽☆遊☆白書』の仙水忍かなと思った(彼も7つの人格があるし)w

ほぼ火曜日の人格だけで進んで行くので、
中村倫也による「一人7役」というと、ちょっと語弊がありそう。

火曜日の人格は、当然火曜日にしか出て来れないので、
朝のテレビも町内で流れる音楽もいつも同じだし、
図書館は火曜日が休館日なので入ることすらできない。

そんな制限された世の中に生きているからこそ、
火曜日が水曜日に目覚めたときのはしゃぎようは観ているこっちが新鮮だった(笑)
いつもと変わらない世界だとしても、
それを知らない火曜日にはまったくの別世界に映るのかって。

終盤にかけての展開が「なぜそうなるのか」
っていうところがちょっと腑に落ちなかったけど、
7人の人格それぞれに大切なコトや大切なヒトがいるからこそ、
あのような終わり方になったのは綺麗でいいなと感じた。

ただ、図書館で働く瑞野(深川麻衣)とのエピソードは
もっと深掘りしてくれたら楽しめただろうなー。

彼女は水曜日のことが好きなのだけど、
火曜日も彼女に心惹かれるから、
同じ自分なのに三角関係とかだったら
新しい恋愛模様になりそうだなって。

現実には多重人格って障害と見なされてしまうけど、
この映画のようにある程度うまく住み分けができるのであれば、
「性格のABテスト」ができるじゃんって思った。
どの人格がモテるのか、どの人格が稼げるのか、
そういうの実験できたら面白そう。

【その他】
今映画館で観ると本編開始前に中村倫也本人からのスペシャルメッセージが流れます。


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