FFⅥをやっていて不思議に思った。
ロックは、セリスを愛していたのか。
ティナのことはどう思っていたのか。
またティナやセリスはロックをどう思っていたのか。
結論から言おう。
「ロックにはレイチェルという恋人がいたが、
現在はセリスを愛しており、
セリスもまたロックを愛している。
そしてティナとロックの間には恋愛という概念は存在していない」
ファイナルファンタジーシリーズにおいて、
特定のキャラから特定のキャラへ
「好きだ」「愛している」というセリフは案外少ない。
それはⅥも同じである。
なので、この3者の関係においては、
別の視点から見ていかなければならない。
イベントなどからわかるが、
ロックにはレイチェルという女性がいる。
この女性に対して、
ロックは物語上は「愛している」系のセリフは言っていない。
しかし、ロックはレイチェルを愛していたと考えられる。
それはレイチェルが死んだとき、
ロックは必死になって彼女を蘇らせる方法を探し、
世界崩壊後、凶悪なモンスターがひしめき、
長く複雑な構造をもつ
フェニックスの洞窟に単身乗り込み、
ついにはフェニックスの魔石を手に入れているからだ。
一人の女性のために命がけでそこまでするのは、
その女性を特別な存在と位置づけていたからであろう。
もちろん、友達の中の友達という考えもできるが、
25歳の男性が、一人の女性を特別視するということは、
やはり愛していたと考えるのが自然ではなかろうか。
一方、レイチェルは記憶喪失になるものの、
帝国に攻められ、死ぬ間際に記憶が戻り、
ロックの名前を呼び続けていたことや、
フェニックスの力でわずかだけ生き返ったときに
ロックに「会いたかった」「幸せだった」「ありがとう」
というメッセージを伝えていることから、
レイチェル自身もまた
ロックを特別な男性と位置づけていたと考えられる。
ウィキペディアや他のソースからも、
「レイチェルはロックの過去の恋人」と書かれているし、
イベントやセリフの言い回しから、
両者を恋人関係にあると捉えることが自然であるので、
ロックとレイチェルはお互いに愛し合っていたといえる。
そんなロックだが、彼自身はティナやセリスに対して、
他のキャラクター以上に想いが強いというのは容易に見てとれる。
それは「絶対に守ってやる!!」と強く言っていることや、
イベント上、パーティーが分かれるときも
「俺がいっしょに行くよ」と言っていることが証拠となるであろう。
しかし、ティナに対して愛を感じていたかというとそうではないと思う。
ティナは当初、記憶を失っていたが、
ロックにはその姿が
かつての恋人のレイチェルとかぶって見えただけに過ぎないのではないか。
「絶対に守ってやる」というのは、
あのときレイチェルを救えなかったことを悔やみ、
もう二度と同じ過ちを繰り返すまいと固く誓ったゆえのセリフであり、
そこに愛という概念はないと考えられる。
その証拠に、最初以外、ティナとロックの絡みは少なく、
またティナからロックへのアプローチもないことから、
物語上はこの二人は恋愛関係ではなかったと考えられる。
ティナ自身、
愛するという気持ちを理解できたのは物語の後半からであり、
しかもそれは「大切な子供たちを守る」ということで、
「特定の男性を愛する」という意味とは違ったものであるため、
ティナもロックを愛していたわけではなかったといえる。
もちろん、他の男性キャラと比べると、
ロックに対する好感度は高かったと考えられる。
ティナにとって最初に出会った男性がロックであり、
世界崩壊前に三角島に行くときもいっしょに行動していたため、
一番長く深い付き合いをしているからだ。
そして一番の問題が、ロックとセリスである。
ロックはセリスと最初に会ったときも
ティナと同じ様に「俺が絶対守ってやる」と言っている。
それもレイチェルの件が関係しているだろう。
あのときレイチェルに何も出来なかったから、
同じ過ちを二度も繰り返したくないと思っている。
おそらくロックは、困っている女性に対しては、
最初はレイチェルとかぶって見えてしまうのではなかろうか。
出会いの時点では、ティナとセリスは同じラインにいたと考えられる。
他の視点から見ていこう。
実はセリスはルックスがいいのである。
オペラ座のイベントで、
セリスは女優のマリアとそっくりだと言われている。
オペラの女優というぐらいだから、
マリアという人物はそれなりに美しい容貌であると予想できる。
そのマリアとそっくりだというのだから、
セリスも顔はいいというのはわかるだろう。
セッツァーも最初は気づいていないようだし。
そして、衣装を来て、化粧をしたセリスに対して、
ロックはかなり赤面している。
なんだかんだで男性はキレイな女性に弱いので、
この時点で、ロックのセリスに対する好感度は高いと考えられる。
ティナに関してはそういった表現がないので、
ルックスに関しては特筆すべきことがないといえるだろう。
その後、魔導研究所に行くときも、
ロックは率先してセリスの側にいようとしたことなどからも、
ロックのセリスに対する好感度は高いといえるだろう。
一方、セリスはというと、
彼女はもともと帝国の将軍であり、
女性としての扱いは受けてこなかったと推測できる。
しかし、ロックが「絶対に守ってやる」といったことや、
行動を共にしてくれるということが、
彼女にとっては初めての経験であり、
人間の感情的に何かしらの動きはあったと思われる。
初めてコーリンゲンを訪れたときも
レイチェルを見て、
セリスが一人その場に残り、
「ロック……」と言うシーンからも、
すでにロックに対して何かしらの想いがあったものだと思われる。
また、魔導研究所でスパイの容疑をかけられた際、
セリスが一番言葉を投げかけたのはロックであり、
自ら体をはって
「ロック、これで私を信じて」とロックを中心に語っていることから、
ロックに対する想いは
他の男性キャラクターよりも強いといえるだろう。
三角島に行く前夜にもロックとセリスのイベントがあり、
お互いが話をするシーンからも、
両者の間にはすでに特別な感情が芽生えていると思われる。
さらに、世界崩壊後、
シドに対して「みんなは……ロックはどうなったの?」
という内容の問いかけをしているが、
このとき名前を出しているキャラクターが唯一ロックであり、
セリスが身投げした後に鳥の体についていたバンダナを見て、
ロックが生きているかもしれないという希望を持ち、
再び戦おうとする決意をしていることから、
セリスがロックを愛していると考えるのは
ごく自然なことであるといえる。
ロックがレイチェルにフェニックスの魔石を使った後、
ティナではなく、セリスとの会話があったり、
エンディングにおいてロックとセリスの絡みがあることからも、
この二人にはすでに他のキャラクターにはない
特別な関係にあると考えられる。
では、その特別な関係を恋愛関係と位置づけてよいのだろうか?
セリスがロックを愛しているということは
これまでの述べてきたことや、
ストーリー上の表現などから容易に想像がつくが、
ロック自身、セリスに対する好感度は高いものの、
それを愛と受け取っていいのかどうかについてだが、
最後、レイチェルはロックに対して、
「あなたの心の中の、その人を愛してあげて」
と言っているが、
これまでの考察から、
その人物はセリスであると断定してよいだろう。
おそらくロック自身もすでにセリスに対して特別な想いを抱いていたのだ。
しかし、レイチェルという過去の恋人に対する想い、
申し訳なさや悔しさ、そして愛していたという感情が
セリスへの想いに対する障害となっていたと考えられるだろう。
レイチェルへの気持ちにけじめがついたことで、
ロックはおそらくセリスを愛するようになったといえる。
それは、最終決戦前に、
「生きる意味とは何か」というケフカの問いに対して
ロックは「大切な人を守ること」と言い、
セリスは「受け止めてくれる人がいること」と言っているが、
これはお互いを意識した発言であると思われることや、
エンディングで下に落ちそうになったセリスの手を固く握り、
「絶対に離すもんか、絶対に……」と言っていることから、
レイチェルの二の舞を防ぐだけでなく、
セリスを愛しているということの証拠になると思う。
過去に愛する人を失ってしまったから、
現在の愛する人は失うまいと。
長くなったが、結論はこうだ。
「ロックにはレイチェルという恋人がいたが、
現在はセリスを愛しており、
セリスもまたロックを愛している。
そしてティナとロックの間には恋愛という概念は存在していない」
こんなことまで考えさせるFFⅥは、
やはり最高だと言うしかない。
ロックは、セリスを愛していたのか。
ティナのことはどう思っていたのか。
またティナやセリスはロックをどう思っていたのか。
結論から言おう。
「ロックにはレイチェルという恋人がいたが、
現在はセリスを愛しており、
セリスもまたロックを愛している。
そしてティナとロックの間には恋愛という概念は存在していない」
ファイナルファンタジーシリーズにおいて、
特定のキャラから特定のキャラへ
「好きだ」「愛している」というセリフは案外少ない。
それはⅥも同じである。
なので、この3者の関係においては、
別の視点から見ていかなければならない。
イベントなどからわかるが、
ロックにはレイチェルという女性がいる。
この女性に対して、
ロックは物語上は「愛している」系のセリフは言っていない。
しかし、ロックはレイチェルを愛していたと考えられる。
それはレイチェルが死んだとき、
ロックは必死になって彼女を蘇らせる方法を探し、
世界崩壊後、凶悪なモンスターがひしめき、
長く複雑な構造をもつ
フェニックスの洞窟に単身乗り込み、
ついにはフェニックスの魔石を手に入れているからだ。
一人の女性のために命がけでそこまでするのは、
その女性を特別な存在と位置づけていたからであろう。
もちろん、友達の中の友達という考えもできるが、
25歳の男性が、一人の女性を特別視するということは、
やはり愛していたと考えるのが自然ではなかろうか。
一方、レイチェルは記憶喪失になるものの、
帝国に攻められ、死ぬ間際に記憶が戻り、
ロックの名前を呼び続けていたことや、
フェニックスの力でわずかだけ生き返ったときに
ロックに「会いたかった」「幸せだった」「ありがとう」
というメッセージを伝えていることから、
レイチェル自身もまた
ロックを特別な男性と位置づけていたと考えられる。
ウィキペディアや他のソースからも、
「レイチェルはロックの過去の恋人」と書かれているし、
イベントやセリフの言い回しから、
両者を恋人関係にあると捉えることが自然であるので、
ロックとレイチェルはお互いに愛し合っていたといえる。
そんなロックだが、彼自身はティナやセリスに対して、
他のキャラクター以上に想いが強いというのは容易に見てとれる。
それは「絶対に守ってやる!!」と強く言っていることや、
イベント上、パーティーが分かれるときも
「俺がいっしょに行くよ」と言っていることが証拠となるであろう。
しかし、ティナに対して愛を感じていたかというとそうではないと思う。
ティナは当初、記憶を失っていたが、
ロックにはその姿が
かつての恋人のレイチェルとかぶって見えただけに過ぎないのではないか。
「絶対に守ってやる」というのは、
あのときレイチェルを救えなかったことを悔やみ、
もう二度と同じ過ちを繰り返すまいと固く誓ったゆえのセリフであり、
そこに愛という概念はないと考えられる。
その証拠に、最初以外、ティナとロックの絡みは少なく、
またティナからロックへのアプローチもないことから、
物語上はこの二人は恋愛関係ではなかったと考えられる。
ティナ自身、
愛するという気持ちを理解できたのは物語の後半からであり、
しかもそれは「大切な子供たちを守る」ということで、
「特定の男性を愛する」という意味とは違ったものであるため、
ティナもロックを愛していたわけではなかったといえる。
もちろん、他の男性キャラと比べると、
ロックに対する好感度は高かったと考えられる。
ティナにとって最初に出会った男性がロックであり、
世界崩壊前に三角島に行くときもいっしょに行動していたため、
一番長く深い付き合いをしているからだ。
そして一番の問題が、ロックとセリスである。
ロックはセリスと最初に会ったときも
ティナと同じ様に「俺が絶対守ってやる」と言っている。
それもレイチェルの件が関係しているだろう。
あのときレイチェルに何も出来なかったから、
同じ過ちを二度も繰り返したくないと思っている。
おそらくロックは、困っている女性に対しては、
最初はレイチェルとかぶって見えてしまうのではなかろうか。
出会いの時点では、ティナとセリスは同じラインにいたと考えられる。
他の視点から見ていこう。
実はセリスはルックスがいいのである。
オペラ座のイベントで、
セリスは女優のマリアとそっくりだと言われている。
オペラの女優というぐらいだから、
マリアという人物はそれなりに美しい容貌であると予想できる。
そのマリアとそっくりだというのだから、
セリスも顔はいいというのはわかるだろう。
セッツァーも最初は気づいていないようだし。
そして、衣装を来て、化粧をしたセリスに対して、
ロックはかなり赤面している。
なんだかんだで男性はキレイな女性に弱いので、
この時点で、ロックのセリスに対する好感度は高いと考えられる。
ティナに関してはそういった表現がないので、
ルックスに関しては特筆すべきことがないといえるだろう。
その後、魔導研究所に行くときも、
ロックは率先してセリスの側にいようとしたことなどからも、
ロックのセリスに対する好感度は高いといえるだろう。
一方、セリスはというと、
彼女はもともと帝国の将軍であり、
女性としての扱いは受けてこなかったと推測できる。
しかし、ロックが「絶対に守ってやる」といったことや、
行動を共にしてくれるということが、
彼女にとっては初めての経験であり、
人間の感情的に何かしらの動きはあったと思われる。
初めてコーリンゲンを訪れたときも
レイチェルを見て、
セリスが一人その場に残り、
「ロック……」と言うシーンからも、
すでにロックに対して何かしらの想いがあったものだと思われる。
また、魔導研究所でスパイの容疑をかけられた際、
セリスが一番言葉を投げかけたのはロックであり、
自ら体をはって
「ロック、これで私を信じて」とロックを中心に語っていることから、
ロックに対する想いは
他の男性キャラクターよりも強いといえるだろう。
三角島に行く前夜にもロックとセリスのイベントがあり、
お互いが話をするシーンからも、
両者の間にはすでに特別な感情が芽生えていると思われる。
さらに、世界崩壊後、
シドに対して「みんなは……ロックはどうなったの?」
という内容の問いかけをしているが、
このとき名前を出しているキャラクターが唯一ロックであり、
セリスが身投げした後に鳥の体についていたバンダナを見て、
ロックが生きているかもしれないという希望を持ち、
再び戦おうとする決意をしていることから、
セリスがロックを愛していると考えるのは
ごく自然なことであるといえる。
ロックがレイチェルにフェニックスの魔石を使った後、
ティナではなく、セリスとの会話があったり、
エンディングにおいてロックとセリスの絡みがあることからも、
この二人にはすでに他のキャラクターにはない
特別な関係にあると考えられる。
では、その特別な関係を恋愛関係と位置づけてよいのだろうか?
セリスがロックを愛しているということは
これまでの述べてきたことや、
ストーリー上の表現などから容易に想像がつくが、
ロック自身、セリスに対する好感度は高いものの、
それを愛と受け取っていいのかどうかについてだが、
最後、レイチェルはロックに対して、
「あなたの心の中の、その人を愛してあげて」
と言っているが、
これまでの考察から、
その人物はセリスであると断定してよいだろう。
おそらくロック自身もすでにセリスに対して特別な想いを抱いていたのだ。
しかし、レイチェルという過去の恋人に対する想い、
申し訳なさや悔しさ、そして愛していたという感情が
セリスへの想いに対する障害となっていたと考えられるだろう。
レイチェルへの気持ちにけじめがついたことで、
ロックはおそらくセリスを愛するようになったといえる。
それは、最終決戦前に、
「生きる意味とは何か」というケフカの問いに対して
ロックは「大切な人を守ること」と言い、
セリスは「受け止めてくれる人がいること」と言っているが、
これはお互いを意識した発言であると思われることや、
エンディングで下に落ちそうになったセリスの手を固く握り、
「絶対に離すもんか、絶対に……」と言っていることから、
レイチェルの二の舞を防ぐだけでなく、
セリスを愛しているということの証拠になると思う。
過去に愛する人を失ってしまったから、
現在の愛する人は失うまいと。
長くなったが、結論はこうだ。
「ロックにはレイチェルという恋人がいたが、
現在はセリスを愛しており、
セリスもまたロックを愛している。
そしてティナとロックの間には恋愛という概念は存在していない」
こんなことまで考えさせるFFⅥは、
やはり最高だと言うしかない。
24年経った今でも色褪せないです!
ティナってヒロイン主人公の座すら奪われるキャラですよね?
ティナって最初にロックと絡む女性キャラかつ、パッケージイラストにもなっているので、すごく主人公感が強いんですよね。
結局、後半からメインがセリスになってしまい、彼女もまたロックとの絡みが多いので、ティナかセリスかで議論が分かれてしまうんだと思います。
個人的には、最初のティナで突っ走って欲しかったですけどね。