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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

セカチュー系映画『10万分の1』

2020年12月01日 22時44分40秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:ポニーキャニオン、関西テレビ放送

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:165/183
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
高校で剣道部のマネージャーを務める桜木莉乃(平祐奈)は、
中学時代からの友人である剣道部の人気者・桐谷蓮(白濱亜嵐)に思いを寄せていた。

しかし、自分に自信が持てない莉乃は、
学校中の生徒たちの憧れの的である蓮に気後れしてばかりで、
告白して気まずくなるくらいなら友達のままでいようと思っていた。

そんなある日、思いがけず蓮の方から告白され、2人は付き合うことに。
誰もがうらやむ幸せな日々を送る莉乃と蓮だったが、
やがて「10万分の1」の確率でしか発症しないALSが莉乃の体を蝕み、
残酷な運命が2人に降りかかろうとしていた。

【感想】
一時期と比べるとこの手の映画、
いわゆるヒロインが病気になる高校生キラキラ青春純愛物語って少なくなったけど、
一応まだあったみたい。

今回はヒロインがALS(筋萎縮性側索硬化症)にかかり、
体の自由がだんだん奪われていく様子を克明に描いた映画だ。
彼氏もできて幸せ絶頂の思春期の女の子が、
今までできたことができなくなっていくことに対する
不安や悔しさがよく表れていると思った。
もし、身近に同じ病気の人がいたら、
より共感度が増して感動的な話に映るだろう。

映画だと2時間であっさり終わっちゃうから、
こういうのはテレビドラマの方がいいんじゃないかっていう気もするけどね。
それこそ、『神様、もう少しだけ』みたいに。

でも、僕は思うのだ。
この映画に限らないけど、こういうジャンルの邦画って、
高校生にいろいろ背負わせすぎじゃないかって。
実際の高校生活って、そんなにキラキラしてたり、
絶望に打ちひしがれたりするようなことって多いか?
とにかく舞台を高校にしたがるのが謎。

まあ、中学生じゃ子供すぎるし、
高校生なら20代後半の役者でも演じられるからっていうことなのかもしれないけど、
少子化で子供が減っていく中で、そこまで高校にこだわる必要あるのかな。

自分の年代に合わせるわけじゃないけど、
例えば、子供が生まれたばかりの30代のお父さん・お母さんとか、
独立して会社が軌道に乗り始めたスタートアップの社長とか、
そういう方が今の時代に合っているのではなかろうか。

2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』から
ほとんど変わってないっていうのもある意味すごいよね。
病気と役者を変えてほぼ同じ型にはめてるというか。

こんなにもお互いが好きなのに、
いまだにキスだけで終わるし。
別にベッドインが観たいわけじゃないけど、
愛情表現が乏しい印象を受ける。

これ、ハリウッドや韓国だったらどういう感じになるんだろうってずっと考えながら観てたけど、
きっともっとみんな感情を露わにしてたし、
ヒロインが激しく取り乱すシーンもあったりして、
より登場人物に対して感情移入しやすかっただろうなって思う。

あと、平祐奈って映画だといつもこういう高校生役ばかりじゃないか(笑)

病気の辛さはわかるけど、映画全体として観ると、
これまでの同ジャンルの映画とほぼ同じだから、
ある程度映画をたくさん観ている人なら、
わざわざ映画館に行くほどでもないかなーって個人的には思った。

いや、今の若い子たちにはね、
もしかしたら僕らでいう『セカチュー』になりえるかもしれないけども。

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