2019年公開映画183本中7位。
ああ、、、帰ってきた。。。
「森から戦士たちが帰ってきたぞー!」
って乙事主様が叫んじゃうぐらいには、
久しぶりにターミネーターしてました。
『ターミネーター』、『ターミネーター2』に続く
正当な続編としてふさわしい内容。
(それだけに「もっと早く作っていれば、、、」
という想いは否定できない。。。)
そりゃね、僕は『T2』が生涯観た映画の中で
1番か2番かってぐらい好きだから、
かなり上方修正は入ってます(笑)
それでも、やっぱりジェームズで観なキャメロンですよ。
彼はわかってる。
『ターミネーター』シリーズが好きな人は、
『T2』が大好きだと。
だから、今回の作品も『T2』にだいぶ寄ってた。
というか、もはや『T2』じゃねぇかってぐらい(笑)
まず、開始10分でやべぇのが目に飛び込んでくるんだよね。
エドワード・ファーロング!!
彼が出演するって聞いて、あの美少年が、
どんな美おじさんになっているかと思っていたら、、、!!
ハリウッドやべぇな。
ジャパンじゃあんなのお目にかかれないって。
(てか、この前ウィキペディア見たら、
その部分があらすじの項目に書かれてて
ネタバレじゃんって憤慨してたのに、
今見たら消えてたw)
そこからの展開も目まぐるしくて!
いきなり未来からターミネーターがやってきて、
主人公たちは訳も分からないまま襲われて、
逃げて、追いかけられる構図が、
もはやT-1000とジョン・コナーかよって。
先のエドワード・ファーロング含めて、
冒頭30分のスピード感溢れる展開が
あまりにもエキサイティングすぎて、
身動きひとつ取れないほどにはスクリーンに釘付けになる(笑)
特にガブリエル・ルナ演じるREV-9と、
マッケンジー・デイヴィス演じる強化人間のバトルは、
個人戦でいったら『アベンジャーズ』を優に凌ぐ
ド派手な戦いで開いた口が塞がりませんでした。
しかも、そのREV-9が強すぎるのなんのって。
歴代最強。
あれはチート。
液体金属と金属骨格のダブル仕様。
かつ個別行動も可能とか。。。
でも、一番胸を打つのは、
やっぱりアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンを
ダブルでもう一度スクリーンで観れることだよ。
72歳と63歳だよ?
その歳で、あんなに体を張ったアクションをするなんて
アンビリーバボーだわ。
ウチの両親に同じことやらせたら、すぐ骨折しそうwww
それに、シュワちゃんのね、
ターミネーターの話し方が『T2』のまんまってのも感慨深いよ。
28年も経ってるのに、
同じ役で同じように話せるのすごいなって感動した。。。
総じて、個人的にはすごく面白かったし、
シリーズ生みの親であるジェームズ・キャメロンが復帰して、
シュワちゃんとリンダがいて、
『T2』の正当な続編で、
アクションは前作の10倍でって、
それだけで大満足!!
でも、ここまで規模が大きく、
かつ前作が神がかっているがゆえに、
賛否両論出やすい気もするんだけどね。
『T2』の要素が強いのはいいけれど、
「ただの焼き直しじゃねぇか」っていう意見はありそうだし。
ここは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』において
『エピソード4』の要素を入れているのとやや同じ印象を受けた。
ストーリー的なところもね、
"審判の日"を回避した新しい未来の話なんだけど、
「まーたそういうことするか」ってちょっと思っちゃう設定でwww
まあ、その設定があるからこそ、
冒頭30分の逃避行もわかるし、
「てかこれ『T2』だな」っていうのもわかるんだけどwww
続編あるかなー。
あってもおかしくはない。
おかしくはないけど、
やっぱりこのシリーズは『T2』が一番面白い。
今回はアクションも映像もとんでもなくすごかったけど、
『T2』で感じたターミネーターに追われる恐怖と、
激しいバトルの興奮と、
少年とロボットの交流による感動の
絶妙なバランスが生み出す面白さの方が好きでした。
シュワちゃんを敵方から味方に転じさせターミネーターにチョッピリ道化を演じさせ可笑味を加えました。
配剤の妙味でした。
ターミネーターは3あたりから迷走したのはジョン・コナーの存在でしょうから描、き方が難しいらしく、排除したのですねぇ。
今回、シュワちゃんにだいぶ人間らしいことさせたのは、少しやり過ぎかなと思いましたがw
旧型のターミネーターなのに、そんな高度な機能あるの?!って(笑)