2013年4月3日(水)
激しい雨と風。春の嵐に、桜の花びらが沢山散っている・・。
今日のダンスサークルも、スカートが濡れそうで、オーバースカートを
上に履いていったわ。
さて、新年度となった。新しい自治会役員も決まり、昨年のウィステたちの
ブロックのブロック長さんは、今度は副会長さん。ご苦労様です。
ウィステは、昨年度は、自治会班長で、苦労して集金などをしました。
その苦労を思い出したので・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「自治会費」
五月中旬、自治会のブロック長さんから、自治会費の集金のための領収書の綴りを渡された。
いよいよ来た。順番で今年度の自治会の前期班長を引き受けた時から、集金が一番の難題と気が
重かったのだが、しかたない。自治会費とともに、任意の「赤十字の寄付金」と、「社会福祉協議会の会費」
も集める。班のみなさんもご自分が班長の時は、「赤十字の寄付金」も「社会福祉協議会の会費」も
集めに来られ、私も快く払ってきたから、みなさんも快く払ってくださる筈と、私は準備良く、
家の並びの通りと裏の通り十六軒の名前を予め領収書に書き込んでおいた。
昼間はお留守のお宅が多いので、私は領収書を受け取った日曜日の夕方には、班を一回りしてみた。
さすがに在宅率も高く、スムーズに十軒分の集金が出来た。気を良くして、あと六軒と、夜の八時に
再び出掛けた。一人暮らしのおじいさんの家は、電気も点いていない。昼間見たときにも草ぼうぼう
だったし、住んでいらっしゃるのかと戸惑っていると、隣のご主人が車で戻ってこられた。
すぐ自治会の集金をお願いすると、「社会福祉協議会」と「赤十字」について、
「本当は払いたくないんだけどな……」
と、おっしゃる。〈何年か前、お宅の奥さん、家にその集金に来られましたよ〉という言葉を飲み込み、
語尾を濁したところを、「でも、払うよ」と解釈することにして、
「すみませんねえ、助かります。自治会費二千円、社会福祉協議会が五百円、赤十字も五百円
お願いしていて、合計三千円です」
と、領収書を切ると、払ってくださった。それでも、領収書を確認しながら、
「社会福祉協議会って、何をやっているの?」
と、聞く。私は、
「敬老の集まりなどで、お年寄りのお食事会をしたり、助け合いのボランティア活動の援助などをしています」
と、今後、この方にも身近になりそうな活動を紹介すると、「ふ~ん」と納得したような、しないような
返事だった。丁度良いと、私が、「お隣はいらっしゃるんですか?」と、尋ねると、半年前に入院し、
実質空き家状態と教えてくださった。
〈そうか、入院されたか……。でも、かえって、ちゃんとお世話を受けているだろう〉と思いつつも、
〈これで、自治会費の集金は無理だな〉と、私はだいぶ「集金の鬼」と化している。
残り三軒と、翌朝九時に回り、一軒、ご両親はもう出かけた後だったが、娘さんから集金できた。
自治会費の集金は、「夜討ち朝駆け」だと、火曜日は雨の中、朝の八時に伺い、一軒、奥さんの出勤前に
間に合い、集金できた。よし!
家に戻る途中、ゴミ出しの帰りの隣の班の班長さんと顔を合わせた。私は、手にした領収書を入れた
お菓子の箱を持ち上げ、「集金中~」と、言うと、彼女は、「二、三回は行くよね~」と、言う。
どこも同じなんだ……。
夜八時、雨の中、最後の一軒に伺うが、インターフォンを押しても、誰も出てこない。玄関に灯りが
点っているのは、帰ってきたときのためだろうか?本当に住人がいるのか、家で、戻って来た回覧板を
確認すると、確かにそのお宅の欄にチェックが入っている。こうなったら、朝七時前か夜の九時過ぎを
狙おう。非常識な時間だと思っていたけれど、もう非常識な人と思われても、集金を済ませたい。
次の日は夜九時過ぎにそのお宅に行くと、昼間無かった車があるし、部屋に灯りが付いているのに、
誰も出てこない。インターフォンの接続が悪いのか、無視されている感じが不愉快で闘争心が湧き、
翌朝は六時半に突撃した。しかし、やはりインターフォンに反応は無い。しかたなく、車のフロントガラスに、
「自治会費の集金に伺っています。ご連絡下さい」
とメモを挟み、帰りかけたとき、やっと玄関の扉が開いて、ジャージ姿の大学生くらいの男性が出てきた。
〈ご両親は転勤かなにかで、息子さんが一人暮らしをしているのかも〉
と、連絡を取りづらかった理由を勝手に想像するとこちらの気持ちもなだらかになり、その息子さんに
集金の説明をした。彼は、「いつまでですか?」と、聞くので、「今週いっぱいでお願いします」と頼んだ。
しかし、週末まで待っても、彼は自治会費を届けてはくれなかった。日曜日の夜の九時に再び伺ったが、
出て来ない。居留守じゃないか!と腹立たしかったが、再び、車のフロントガラスにメモを挟み、退却した。
翌月曜日の朝六時半にまた突撃しようと決心したのだが、ちょっと寝坊してしまい、身支度を済ませたのが
六時四十分。いきなり家のインターフォンが鳴り、出てみると、そのお宅のお母さんが、「遅くなりまして」
と、門の前に立っていらした。逆に突撃されてしまったか……。ともかく自治会費は払っていただけた。
かくて、班長の仕事の山、自治会費の集金が完了した。しかし、八年後、次回の班長になったときには、
私は、またこんな集金の努力を出来るだろうか?この班も、さらに人が居なくなって、もっと早く班長の
仕事が回ってくるかもしれない。自治会費は自動引き落としに出来ないものだろうか?
と、疑問を燻ぶらせつつ、昼前にブロック長さん宅に集金した自治会費を届けると、奥さんに
「一番ですよ。早いですね」と、言われた。本当の締め切りは来週なのだが、予めさばを読んで
集金していたのだ。一番という響きに労が報われた気がして、少しだけ帰りの足取りが軽くなった……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年度の役員さんたち、頑張ってください。
ウィステは、今年はダンスサークルの予約係りだけだわ。
昨日、初予約に行ってきました。何故か、3サークル分。何故か、うち1つは、ウィステが
入っていない、頼まれたサークル。まあ、ついでです。(^^)
激しい雨と風。春の嵐に、桜の花びらが沢山散っている・・。
今日のダンスサークルも、スカートが濡れそうで、オーバースカートを
上に履いていったわ。
さて、新年度となった。新しい自治会役員も決まり、昨年のウィステたちの
ブロックのブロック長さんは、今度は副会長さん。ご苦労様です。
ウィステは、昨年度は、自治会班長で、苦労して集金などをしました。
その苦労を思い出したので・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「自治会費」
五月中旬、自治会のブロック長さんから、自治会費の集金のための領収書の綴りを渡された。
いよいよ来た。順番で今年度の自治会の前期班長を引き受けた時から、集金が一番の難題と気が
重かったのだが、しかたない。自治会費とともに、任意の「赤十字の寄付金」と、「社会福祉協議会の会費」
も集める。班のみなさんもご自分が班長の時は、「赤十字の寄付金」も「社会福祉協議会の会費」も
集めに来られ、私も快く払ってきたから、みなさんも快く払ってくださる筈と、私は準備良く、
家の並びの通りと裏の通り十六軒の名前を予め領収書に書き込んでおいた。
昼間はお留守のお宅が多いので、私は領収書を受け取った日曜日の夕方には、班を一回りしてみた。
さすがに在宅率も高く、スムーズに十軒分の集金が出来た。気を良くして、あと六軒と、夜の八時に
再び出掛けた。一人暮らしのおじいさんの家は、電気も点いていない。昼間見たときにも草ぼうぼう
だったし、住んでいらっしゃるのかと戸惑っていると、隣のご主人が車で戻ってこられた。
すぐ自治会の集金をお願いすると、「社会福祉協議会」と「赤十字」について、
「本当は払いたくないんだけどな……」
と、おっしゃる。〈何年か前、お宅の奥さん、家にその集金に来られましたよ〉という言葉を飲み込み、
語尾を濁したところを、「でも、払うよ」と解釈することにして、
「すみませんねえ、助かります。自治会費二千円、社会福祉協議会が五百円、赤十字も五百円
お願いしていて、合計三千円です」
と、領収書を切ると、払ってくださった。それでも、領収書を確認しながら、
「社会福祉協議会って、何をやっているの?」
と、聞く。私は、
「敬老の集まりなどで、お年寄りのお食事会をしたり、助け合いのボランティア活動の援助などをしています」
と、今後、この方にも身近になりそうな活動を紹介すると、「ふ~ん」と納得したような、しないような
返事だった。丁度良いと、私が、「お隣はいらっしゃるんですか?」と、尋ねると、半年前に入院し、
実質空き家状態と教えてくださった。
〈そうか、入院されたか……。でも、かえって、ちゃんとお世話を受けているだろう〉と思いつつも、
〈これで、自治会費の集金は無理だな〉と、私はだいぶ「集金の鬼」と化している。
残り三軒と、翌朝九時に回り、一軒、ご両親はもう出かけた後だったが、娘さんから集金できた。
自治会費の集金は、「夜討ち朝駆け」だと、火曜日は雨の中、朝の八時に伺い、一軒、奥さんの出勤前に
間に合い、集金できた。よし!
家に戻る途中、ゴミ出しの帰りの隣の班の班長さんと顔を合わせた。私は、手にした領収書を入れた
お菓子の箱を持ち上げ、「集金中~」と、言うと、彼女は、「二、三回は行くよね~」と、言う。
どこも同じなんだ……。
夜八時、雨の中、最後の一軒に伺うが、インターフォンを押しても、誰も出てこない。玄関に灯りが
点っているのは、帰ってきたときのためだろうか?本当に住人がいるのか、家で、戻って来た回覧板を
確認すると、確かにそのお宅の欄にチェックが入っている。こうなったら、朝七時前か夜の九時過ぎを
狙おう。非常識な時間だと思っていたけれど、もう非常識な人と思われても、集金を済ませたい。
次の日は夜九時過ぎにそのお宅に行くと、昼間無かった車があるし、部屋に灯りが付いているのに、
誰も出てこない。インターフォンの接続が悪いのか、無視されている感じが不愉快で闘争心が湧き、
翌朝は六時半に突撃した。しかし、やはりインターフォンに反応は無い。しかたなく、車のフロントガラスに、
「自治会費の集金に伺っています。ご連絡下さい」
とメモを挟み、帰りかけたとき、やっと玄関の扉が開いて、ジャージ姿の大学生くらいの男性が出てきた。
〈ご両親は転勤かなにかで、息子さんが一人暮らしをしているのかも〉
と、連絡を取りづらかった理由を勝手に想像するとこちらの気持ちもなだらかになり、その息子さんに
集金の説明をした。彼は、「いつまでですか?」と、聞くので、「今週いっぱいでお願いします」と頼んだ。
しかし、週末まで待っても、彼は自治会費を届けてはくれなかった。日曜日の夜の九時に再び伺ったが、
出て来ない。居留守じゃないか!と腹立たしかったが、再び、車のフロントガラスにメモを挟み、退却した。
翌月曜日の朝六時半にまた突撃しようと決心したのだが、ちょっと寝坊してしまい、身支度を済ませたのが
六時四十分。いきなり家のインターフォンが鳴り、出てみると、そのお宅のお母さんが、「遅くなりまして」
と、門の前に立っていらした。逆に突撃されてしまったか……。ともかく自治会費は払っていただけた。
かくて、班長の仕事の山、自治会費の集金が完了した。しかし、八年後、次回の班長になったときには、
私は、またこんな集金の努力を出来るだろうか?この班も、さらに人が居なくなって、もっと早く班長の
仕事が回ってくるかもしれない。自治会費は自動引き落としに出来ないものだろうか?
と、疑問を燻ぶらせつつ、昼前にブロック長さん宅に集金した自治会費を届けると、奥さんに
「一番ですよ。早いですね」と、言われた。本当の締め切りは来週なのだが、予めさばを読んで
集金していたのだ。一番という響きに労が報われた気がして、少しだけ帰りの足取りが軽くなった……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年度の役員さんたち、頑張ってください。
ウィステは、今年はダンスサークルの予約係りだけだわ。
昨日、初予約に行ってきました。何故か、3サークル分。何故か、うち1つは、ウィステが
入っていない、頼まれたサークル。まあ、ついでです。(^^)