ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

個包装マスク

2021-11-18 | 日記
2021年11月18日(木)

午前中、ゴミ捨てにエレベーターに乗ったら、上階から乗って来た若い男の子が、
マスクを忘れてきたようで、上着のファスナーを上げ口元を隠して下を向き、
ウィステも気まずい。
彼は、そのまま、そそくさと1階で降りて行った。
マスク、忘れて来たんだなあと思ったら、しなくちゃいけない忘れていた事を思い出した。

火曜日の読書会でのことなんだ。あまりしゃべらないAさんが笑ったんだわ。
その口元の歯を見ていて、はっとした。彼女、マスクをしていない。
マスクをしていないことを本人も気づかない感じだった。
このコミセンでは、全員マスク着用が使用条件だから、Aさんが、意図的に
マスクをしないと決断したということは、無いはずだから忘れたのだろう。
コの字型に並べている机を囲んでいる他の人たちをさっと見回したが、
全員、マスクをしている。何かあっても、うつったりすることはないでしょう。

でも、誰も、Aさんがマスクをしていることに気付かないのか、話を続けている。
その時、さっと、「Aさん、マスクは?」と、声を掛けられなかったのは、
驚いた勢いで、「Aさん、マスクは!!」と、口元から緊迫した声が飛び出しそう
だったのと、ウィステが、代わりのマスクを出せそうもなかったから。
ウィステ、非常用マスクを持っているけれど、個包装じゃなかったんだ。
普通に箱から取り出して、ファイルに挟んである。
自分で使うならそれで良いけれど、今のご時勢、他人から、個包装じゃないマスクを
差し出されても、困るかもと思ってしまったんだ。
それで、そのまま、何も言わずに過ごし、会が解散して、みなさんそれぞれ
帰って行った。外なら、マスクをしていなくても、大丈夫でしょうと、ウィステも、
安心し、Aさんも自然に、みなさんも自然にお別れした。

ゴミを捨て部屋に戻ってから、読書会のBさんに電話してきいてみたんだけれど、
Aさんと誘い合わせてきた彼女は、部屋に入ってからは対面の位置にいなかったせいか、
Aさんがマスクをしていなかったことに気づいていなかった。
「Aさん、マスクしていなかった?会った時は、していたような気がしていたけれど」と。
ウィステが、
「少なくとも、Aさん、椅子に座ってからは、していなかったよ。
他の人は、みんなマスクをしていたけれど」と話すと、
「なら、私たちが彼女にうつす心配もないわね」
と、言い、あっ、その視点は抜けていたわと気付いたわ。
その後、ウィステは、忘れていた事=個包装のマスクを非常用マスクとして、
バッグに入れて置いた。
これで、Aさんが、また、忘れても、大丈夫、落ち着いて声をかけられるわ。(^^)



コメント
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