ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

短歌人3月号「折鶴会館」平居久仁子、3月の扉

2011-03-05 07:16:09 | 平成23年短歌人誌より
電話越しの低き声してきみは言ふダケナクナッタラオレヲステルカ

抱けなくなることは存在価値に直結する大問題だ。その他大勢の人と特別な自分を明確に分けることの出来る最も分かりやすいものだからだ。しかし、この考えは特殊なのかも知れない。「ダケナクナッタラオレヲステルカ」の片仮名表記は多分、何を言いたいのか分からなかったからだと思えるからだ。