ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

詩、ロープと飛行機

2011-03-10 14:19:23 | 
キリン、春が近づいてはまた少し遠くなる

昨日の真夜中、春の雪が降った
詩人は美しい生き方より最も醜い死を選ぶというが本当だろうか

不純だと言われたが倫理に対してなのか自分の感情に対してなのか分からなかった

地球は僕が見ていない場所でも真面目に回っているか

川が目指している場所は海なのか

本当は空ではないのか

信じられないことが信じられることで

信じられることが信じられないこと

そう言った君の言葉の答がでない

キリン、人生はロープのついた飛行機だ

飛び立つとある地点で墜ちてしまう

自由とは飛び立つまでの時間なのか

ふざけて君の眼鏡を掛けて見た世界は僕の見ている世界ではなかった

家中の時計を壊したが朝はあざやかに訪れた

キリン、君のために月は昼も空に浮かぶ