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阪森郁代「ランボオ連れて風の中」風抱く訪問者

2012-11-08 07:47:53 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
闇にふくらむ夜の風こそ孤独なれ静かにしづかに地球を廻す

とても情景の大きな一首。その視線は宇宙から地球を見下ろしている。風の孤独。闇にふくらむ風。静かにしづかに地球を廻す風。暗い地球。まるで神が息をそっと息を吹き掛けたようだ。