阪森郁代「ランボオ連れて風の中」千年木 2012-11-14 05:50:15 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 ふところに手彫りの蝉をしのばせてすずしく啼かせよ冬の光太郎 高村光太郎は蝉を風琴と言いよく彫刻のモデルとした。その事実から作者の想像は飛翔する。場面は冬。ふところに手彫りの蝉をしのばせる光太郎。彼はその蝉を啼かせている。その声はとてもさびしいだろう。仲間のいない一匹の蝉。