白雲を背にして立てる夏帽の少女さびしも時のかなたに
夏帽と言えば下記の句。
わが夏帽どこまで転べども故郷
寺山修二「花粉航路」
つまり夏帽は遠い故郷や幼かった時間を喚起する。白雲を背にして立てる少女の映像はとても眩しく鮮明だ。けれど、もう二度と戻らない「時のかなた」なのだ。
夏帽と言えば下記の句。
わが夏帽どこまで転べども故郷
寺山修二「花粉航路」
つまり夏帽は遠い故郷や幼かった時間を喚起する。白雲を背にして立てる少女の映像はとても眩しく鮮明だ。けれど、もう二度と戻らない「時のかなた」なのだ。