フットサルW杯2012、1次リーグC組第3戦(7日、日本4-2リビア、タイ・バンコク)日本が4点を奪って今大会初白星。1次リーグの成績を1勝1敗1分けの勝ち点4とした。この日ブラジルに1-3で敗れたポルトガルと勝ち点で並んだが、得失点差で下回りグループ3位となった。日本は3位になった6カ国のうち上位4カ国に入れば、決勝トーナメントに進出できる。
初の決勝トーナメント進出へ勝利が絶対条件の日本は、試合開始直後からボールを支配。だが、三浦らが積極的にゴールを狙うも、なかなかネットを揺らすことができなかった。迎えた18分、右サイドから逸見が右足シュートを放つと、GKが弾いたこぼれ球に稲葉が右足を合わせ、相手選手に当たったボールはゴール中央に突き刺さり先制。オウンゴールで1点をリードした。だがその14秒後、ゴール正面のフリーキックからラホマに右足シュートを決められ、1-1で前半を折り返した。
後半に入ると5分、稲葉が右サイドでボールをカットして中央へパス。受けた星は相手選手を背負いながら右足シュートをゴール左隅に流し込み、2-1と勝ち越しに成功した。さらに1分後、左サイドの小宮山が放った左足シュートにゴール前の稲葉が足を合わせてチーム3点目。32分には、左サイドでボールを奪った小曽戸が1人で持ち込み、右足で4点目を突き刺した。だが38分、ペナルティからラホマに2点目を許し、4-2で試合を終えた。
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来年3月の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表「侍ジャパン」の山本浩二監督(66)は5日、巨人・阿部慎之助捕手(33)を前哨戦のキューバ戦(16日、18日)に招集することを明かした。主将も任せたい意向で、阿部中心のチーム作りがスタートを切る。ただ、気になるのはイチロー外野手(39)の存在。選手間では信奉者も多いだけに、混乱を招きはしないか?
まさにVIP待遇である。山本監督はこの日、阿部に直接電話をかけてキューバ戦のメンバー入りを打診。「まだ本人には言っていないが、キャプテンとしてふさわしいと思っています」と主将に“任命”した。
阿部は日本シリーズで右ひざ裏を痛めており、キューバ戦に出場することは困難。それでも首脳陣との顔合わせ、ファンへのアピールなどのため帯同させる。
シーズンやポストシーズンをみても、巨人における阿部の存在感は絶大。8日開幕のアジアシリーズ(韓国・釜山)でも「満足なプレーはできないかもしれないが、主将の自分が行かないのは韓国に失礼。連れて行ってください」と直訴し、認められた。阿部の責任感の強さには、首脳陣も驚くやら、感心するやら。
原監督は「慎之助のチーム」と評したが、この分なら侍ジャパンも同様になりそうだ。もともと打撃技術に関しては、球界関係者から「現在、国内断トツ」といわれるほど。その地位にあっても違和感はないだろう。
ただ、WBCという大会だけは特別だ。イチローは優勝した過去2大会で、事実上の主将という立場にあった。選手たちの間では、いわばカリスマ的な人気と信頼度を誇る。それだけに、イチローが3大会連続で参加することになれば「阿部は巨人と勝手が違い、キャプテンとして振る舞いにくくなる」と指摘する関係者は多い。
39歳になったイチローが、日本代表の主力たりうるかは未知数。2009年の前回大会でも、決勝の韓国戦で決勝適時打を放ちヒーローにはなったが、開幕当初は不振を極め、大会トータルでも打率・273にとどまった。ヤンキースからフリーエージェント(FA)になっており、WBC出場の可否以前に、大前提となる所属球団がいつ決まるのかも不透明だ。
山本監督は、メジャー所属の日本人選手6人にWBC出場のオファーを出している。米大リーグ機構(MLB)が窓口のため明言は避けたが、イチローが含まれていることはほぼ確実。
巨人・渡辺恒雄球団会長(86)の「イチローとダルビッシュ(レンジャーズ)が来るか来ないかで随分違う。営業面というか、野球ファンに対するサービスの意味でもね。2人が参加してくれりゃあ、10倍の効果がある」という意見ももっともだ。
「阿部主将」のほかは、まだ山本ジャパンの輪郭は見えてこない。阿部とイチローのどちらに真のリーダーを託すのかか、勝負と興行の両面をどう成功させるのか。悩ましいことは、いろいろある。
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レンジャーズのダルビッシュがWBC日本代表への不参加を表明したことに、山本浩二監督は7日、苦しい胸の内を吐露した。
ダルビッシュ不参加の一報に山本監督は「困った」とひと言。それでも気をとり直し、「ただこういう結果になれば仕方ない。前に進んでいくしかない」と話した。
大リーグでプレーする日本選手6人に出場を要請したが、色よい返事は難しそう。「メジャーの投手は3月は厳しい」とメジャー選手参加ゼロで大会に臨むことが現実味を帯びてきた。
※引用しました。