〈以下の記事を復刻します〉
先日、S・スピルバーグ監督の映画『リンカーン』をDVDで見ていたら、いかにも“悪妻”といった雰囲気のリンカーン夫人が出てきた。それでふと思い出したが、昔、リンカーン夫人のメアリー・トッドの伝記が評判になったことがあるが、それも彼女が稀に見る悪妻という話であった。
メアリー・トッドはたしか嫉妬深くヒステリーな女だという話だったが、映画『リンカーン』でもそういう感じだった。しかし、人は偉人や天才などの夫人を概して“悪妻”に見立てるものだ。それは夫が余りにも偉大なため、妻が脇役となって悪く見られるケースが多い。
3大悪妻だと、ギリシャの哲学者ソクラテスの妻・クサンティッペ、大音楽家モーツァルトの妻・コンスタンツェ、文豪トルストイの妻・ソフィアと言われるが、それが4人目となると、やはりリンカーン夫人のメアリー・トッドになるのではないか。
これはあくまでも個人的な見方で、そうではないと言う人も多いだろう。しかし、こんなことは男の趣味みたいなものだから、まあ大目に見てもらおう(笑)。メアリー・トッドは酷い頭痛持ちで、晩年は精神病院で過ごしたというから同情すべき点がある。 しかし、リンカーンとは恋愛結婚で結ばれ4人の息子を儲けているのだ。決して悪い女ではなかっただろう。彼女の場合も、夫が余りに偉大で有名だから、いわばその“犠牲者”になったということか。それなら、かえって名誉なことではないのか(笑)
リンカーン夫人を『世界4大悪妻?』に入れたので、前の3人についても記事を復刻しておきたい。
「世界3大悪妻? 違うじゃないか!」http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/b4b495d133f543a737717a0e597ec102