自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

雫石スキー場、田沢湖スキー場でパウダースノウと戯れ温泉を味わう

2011年02月20日 | 日記
平成23年2月14日(月)~16日(水)2泊3日でスキーと温泉を堪能しました。
宇都宮ハイキングクラブのメンバーが主で総勢12人。
男9人、女3人。平均年齢70歳以上(?)。最年長80歳、小生60歳前半で2番目に若そう。
カラフルなウエアーにヘルメットとゴーグルで変身すれば、皆、一見20才台に(?)

2月14日(月)
  宇都宮発5:00==紫波SAで朝食9:40==盛岡IC10:15==雫石スキー場着10:45  走行距離約450km

さあー、雫石スキー場に着いたぞ!天気は曇り、まずまずのコンデションかな。
このスキー場は、1993年(平成5年)にアルペンスキー世界選手権大会の会場となった名門コースだ。
全長4.5kmのロングダウンヒルをはじめ、バリエーション豊かなコース設計となっている。

センターハウス

ゲレンデ情報(左側の山が高倉山、メインゲレンデ。右側が小高倉山でアルペンコース1本のみ)


高倉山1409mの裾野に広がるゲレンデ

さあー、滑るぞ!!




4.5kmのアルペンコース(高倉山の右の山、小高倉山1233mの山麓に雄大に展開するゲレンデ)




上からの眺めもいいもんだ。



このスキー場は、盛岡インターから約20km、内陸部に位置するためか、雪が少なく、アイスバーン状態だ。
土が溶け出して、黒いシミとなっているところもあった。折角、ここまで来てパウダースノウじゃないのかと、
一同、やや落胆。しかし、ゲレンデは変化に富んでおり、緩急がうまい具合に組み合わさっており、急斜面は
中級コースといえども、全く油断できないきつい傾斜となっている。
雪質のいい時に再度、挑戦してみたいと思った。

15:30分ごろ、切り上げて温泉宿に向かう。
ここから、約30km国道46号線を西に走ると、田沢湖高原・水沢温泉郷の元湯・水沢山荘に着く。
元湯と冠しているのは、この水沢山荘が秋田駒ケ岳中腹、標高950mのところに源泉を持っているからだそうである。
毎分800ℓ、湧出温度60℃、泉質はやや酸性のPH6.6硫黄泉である。
この源泉を仙北市が購入して、水沢温泉郷の旅館等に売却しているのだそうである。


内風呂

スキーの後はやっぱり温泉、温泉、それも露天風呂じゃなくちゃいけない。
お湯は乳白色にやや薄い青緑が混じったような美しい色合いで、湯加減はややぬるめで、小生の好みにピッタリ。
深さが1mもあるから、溺れないようにしないと。お湯の湧出口の上に秋田駒ケ岳が見える。
約1時間、お湯にたっぷり浸かった後、夕食までまだ時間があるのでビールや焼酎で酒盛り。極楽、極楽。
寝る前にお風呂へ。午後8時就床。

2月15日(火)
朝6:00起床 朝の露天風呂も格別。今日は天気が良さそうだ。
7:30分に朝食、田沢湖スキー場まで、車で5、6分。

センターハウス

ゲレンデ情報

冬化粧の田沢湖が眼下に静かに迎えてくれる。

各コースの紹介をしましょう。

黒森山コース  550m 最大斜度33度、平均27度 上級コース


山麓左から、かもしかジュニアコース(1200m初級)、かもしかコース(1100m初級)、駒ケ岳第2コース(1100m中級)、
その下が白樺コース(1600m初級)、左にいって、ぎんれいユートピアコース(750m中級)、ぎんれいパラダイスコース
(600m上級,圧雪なし)、ぎんれい第2コース(700m上級)、国体コース(1600m中級)、水沢チャンピオンコース 
(1000m上級38度圧雪なし)

最後は、駒が岳第3コース(650m上級28度圧雪なし、コブ斜面)。
一番高いところにあり、駒ケ岳に一番近いコースである。上の写真で中央やや左に駒ケ岳がかすかに見えるが
そのすぐ下ぐらいにあるコース。





秋田駒ケ岳が青空に白く輝く。コブが美しい。





以上が全コースの概要である。


次に田沢湖の写真のご紹介。
田沢湖は日本一深い湖水深423.4mとして有名である。深いので真冬でも決して凍らないそうである。
湖は季節により水深に応じて明るい翡翠色から、濃い藍色に彩られるらしいが、さすが冬の湖の色は冬色(?)。
この時期にスキー場から田沢湖が見えることは珍しいらしい。









以上は白樺コースから


ぎんれい第3リフト乗り場付近から
















以上5枚は駒ヶ岳第2コースより


湖の次は、みちのくの名峰秋田駒ケ岳の勇壮な姿をご覧ください。
この山は3峰からなり、活火山で高山植物(タカネスミレ、コマクサ、エゾツツジなど)の豊富な山で
高山植物帯として国の天然記念物に指定されている。花の頃に登りたい山である。

真ん中の山が本峰の男岳(おだけ、1623m)、向かって右側の山が女岳(めだけ、1512m)、左の山が男女岳
(おなめだけ、1637m)


威風堂々の本峰の男岳










柔和な稜線を横たえる女岳








一番高い山が男女岳












以上3枚は、右側男女岳、その左が本峰の男岳
スキー場の豊富な雪と太陽に輝く真っ白な山と、どこまでも真っ青な青空


雪と山と空と雲のコントラスト


2日目は、パウダースノウに恵まれ、広い雄大なゲレンデで田沢湖と秋田駒の景色を楽しみながら、青空の下で
存分にスキーができることに感謝、感謝の1日でした。雫石スキー場とは全く違ってさすが裏日本、日本海側の雪は
いいなあと実感しました。
相変わらず、懲りずにコブ斜面に挑戦したところ、圧雪はされていないが雪が柔らかいので今回は少しではあるが
滑れたのでとてもうれしい。横滑りで、下へ落ちていく感じでと先生に教えてもらったことが実践できたみたい。

15:30分ごろ、終わりにして、宿へ。
昨日同様、温泉、お酒。そして午後8:30就床。

2月16日(水)
6時起床。朝風呂へ。露天風呂は雪が少し降っていて風情があるが、頭が冷たい。
9時ごろから、滑り出す。
靄が掛かって視界すこぶる悪し。

リーダーもうなだれ気味。



しかも、昨日天気が良かったので、少し雪が解けて、夜中に凍ったのか、上のほうのゲレンデはアイスバーン状態。
視界不良でアイスバーン、最悪のコンデション、昨日とは天と地の差だ。これが自然というものなのでしょうか。
半分から下のほうは、雪質もまずまずなので、フォームを確かめながらゆっくり滑ることにしましょう。

しかし、やはり、満足いかない。

黒森山コースは、朝10:30分でリフトが止まってしまうのを知らなかったので、昨日滑れなかった。
今日は挑戦しよう。滑走距離550m、最大斜度33度、平均27度。結構ハードでタフなコースだ。
アイスバーンになっていて、斜度がきつい。小生のレベルでは無理。大回りをして何とか滑ることができた。
2回滑ったら、太ももが痛くなり、このコースは退散。

次に最上部のコブ斜面に行ったら、全く見えない視界ゼロの状態。誰も滑ってはいない。
滑ってはみたが、昨日のようにはいかない。
しかし、今しか見られない世界もある。リフトから見た幽玄な水墨画の世界を紹介します。









コブ斜面が霞んで見える


お昼は横手焼きソバ

柔らか麺に甘口のソース、目玉焼きが乗っているのが特徴とか。

13:35分スキー終了。宿に戻って、風呂に入れてもらい、14:20分帰途に。宇都宮着20:20分に無事到着。

秋田駒と田沢湖、そしてあの素晴らしい水沢温泉とスキー場に乾杯!!

今回は恋したのは硫黄の匂いのする色がなんとも言えず美しく湯加減もぴったりな源泉・水沢温泉でした。
記憶の中で、こんな温泉に今までに出会ったことがなかった。

スキー場は、雫石は男性的、田沢湖はやや女性的な印象でした。

今回はこれでおしまい。




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コメント
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