自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

両神山の秋・・・廃道を歩く

2013年11月05日 | 日記
平成25年11月3日(日)曇り


宇都宮ハイキングクラブ定例山行

参加者8名(男7、女1) 車2台に分乗



今年は台風にたたられて、9月、10月の山行が5つ程、中止になってしまった。

今回は、曇りであるが、秋の素晴らしい紅葉と爽やかな空気を満喫できた。


今回のコースは今は廃道となっており、険しいアップダウンの繰り返しと岩稜も多く

あえぎ喘ぎ歩く厳しい山行であった。


岩場は嫌いではないので、スリルもあり、緊張もあり、結構、楽しめたかなと思う。



今、ブログを書きながら、苦しかったけれど、それでも楽しかったナアと思っています。


この非日常が、山の魅力なのでしょうか。



奈良尾峠から、約4つのピークを越えて約2時間で天理岳、天理岳から約5つのピークを越えて

約3時間で山頂である。


天理岳からは100m以上下り、登り返しが恐らく標高差約700m以上はあるのだろう。

恐ろしいほどの急坂が待っているのである。


あれほどの車がありながら、本コース山行中すれ違った人はたった1人だけである。




<コースタイム>

壬生5:00==(北関東道)(関越道)花園IC6:00ーー日向大谷登山口7:20

・・・奈良尾沢峠8:00・・・1083m三角点9:20・・・天理岳(1173m)9:50

・・・昼食12:15-35・・・八丁尾根コース分岐13:00・・・両神山(1723m)13:25

・・・両神神社14:05・・・清滝山荘14:35・・・日向大谷登山口16:30ーー入浴

ーー花園IC==壬生20:20




では、写真で辿ります。



3連休中日とあって、駐車場は満車。やっと道路に2台分の駐車スペースを確保。


登山口。


案内板に天理岳経由の登山道の記載はない。


本日のルート。


奈良尾沢峠への標識。ほとんどの登山者は、左のルートを行く。


神社に登山の安全祈願して、出発。


最初から急登の山道。


40分で奈良尾沢峠へ。


廃道を警告する立て看板。


しばしなだらかな登山道を行く。



峠から15分ほど行くと斜面一面にムラサキシメジがフェアリング(輪を描いて発生する現象)している。

みんな、夢中で収穫。大きなビニール袋一杯とれたのでみな感激。


ムラサキシメジに微笑みかける。


黄色一色を楽しむ。


間もなく、急登が始まる。

天理岳までは、およそ4つの急峻なピークが待っている。


中間色の紅葉もいいもんだ。


そして色様々に。


岩場と紅葉。


さらに切り立った岩稜を登る。


紅葉に励まされながら・・・


登り続ける。

曇りであるが、寒くはない。むしろ暑い。半袖の下着と薄い長袖シャツでも下着は汗でびっしょりだ。

風は全くない。額からも汗が流れる。


秋、たけなわ。


岩と紅葉。色が鮮やかできれいだ。





紅葉のトンネルを行く。


ただ見とれる。


思わずカメラに手がいってしまうのかな。


秋色。


遠くに二子山が見える。

これも険しそうな山だ。いつか挑戦しよう。


崖を登る。


急斜面を四つん這いになり、木の根っこにつかまりながら這いつくばるように登る。

足元が腐葉土でズルズル滑る。踏ん張りがきかない。


奈良尾峠から約40分、やっと、両神山が顔を出してくれる。

あの山全体が両神山か。そして中央左の尖ったような山が両神山の最高峰の剣が峰(1723m)だ。


急坂を転げ落ちるように下る。


二子山が眼前にたたずむ。


秋一色。

いい色だ。まさに天然の色だ。


やせ尾根を行く。

左側が絶壁。歩いている時は、写真ほどの恐怖感はない。

絶壁は、写真の方が、経験からして(浅い経験ではあるが)よっぽど恐怖感を見る者に与えるものなんだ。



また、垂直に下る。


下ると、真っ赤な楓が待っている。


束の間の幸せ。


登山口から2時間で三角点に到着。随分歩いた気がする。かなり、体力も消耗している。

でも、天理岳まではもう少しだ。



平坦な道は、体力の回復に一番だ。


天理岳への急登。


天理岳への最後の岩場。


天理岳山頂の祠。歩くこと2時間30分。


真っ赤なサラサドウダンが迎えてくれ、癒してくれる。


燃える鮮やか紅。


両神山は目の前に聳える。

中央の稜線を登って行くんだ。

ここから100mぐらい下って、ピークを約5つ越して約700m以上登り返して、山頂だ。

これからが本番、約3時間の急峻な山との戦いが始まる。


周りの山々も錦の衣を羽織っている。


さあ、両神山への道は急な下りから始まる。


岩稜を下る。


下った後のご褒美。


ご褒美の後は、すぐに急登が待っている。


昼飯食べて、両神山への最後の登りに備える。


オオキギが近づく。両神山も近いということになる。


八丁尾根コースとの分岐の尾根に出る。天理岳から約2時間歩いた。


山頂に向かう。


唐松の黄葉が空に立つ。


山頂へ。


楽はさせてくれない。


この岩場を登れば、念願の両神山山頂だ。

クサリは使わないで登る。


やっと山頂だ。狭い山頂は、登山者でイッパイだ。




山頂風景。

しばし、休憩してこれから、周回して下山。


約30分で両神神社だ。感謝のお参りと安全下山の祈願。


岩場も何か所かある。


急坂が続く。


山頂から約1時間で清滝小屋到着。

水場があり、冷たい水が有難い。ペットボトルに汲んだ水を半分一気に飲み干した。


秋を下る。黄色が印象的だ。


薄川には滝がいくつかあるようだ。小さな滝の下流を渡渉する。


16時30分、無事、登山口に到着。

想像以上にタフなコースだ。

だが、疲れたが、今年一番の紅葉が見られて満足。

両神温泉薬師の湯に入浴し、帰途に着く。


今回は、これでおしまい。








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