平成28年8月24(水)~26日(金)
自主ハイク 参加者2名(男2) 車1台 ザック重量11kg
飯豊連峰縦走を計画していたが、花の時期が終わってしまったので、この計画は来年にして
今回、裏銀座を歩くことにする。
台風10号の影響が心配だったが、取りあえず、行くだけ行ってみようと決行した。
心配した天気は、悪いどころか、こんな素晴らしい天気はないというほどの晴天に恵まれ、
北アルプス深部の静かな山行を存分に堪能した3日間であった。
今回の山行は、
1日目は、高瀬ダム登山口から、北アルプス三大急登の一つと言われるブナ立尾根を登り
烏帽子岳を目指す。烏帽子小屋泊。
2日目は、野口五郎岳から水晶岳を縦走する。水晶小屋泊。
3日目は、竹村新道を湯股温泉に下りて高瀬ダムに戻る。
まず、初日の烏帽子岳をご紹介しましょう。
ブナ立尾根を登っているときは、ガスの中であったが、烏帽子岳を登るときには、青空が顔を出してくれた。
烏帽子岳は、小生は今までに見たことがない鋭い円錐形の美しい山である。
烏帽子小屋のビューフシチューはとても美味しかった。
宿泊客も比較的少なく、2人分の場所で1枚の布団に1人で寝られた。
<コースタイム>
宇都宮3:00==鹿沼IC==長野IC==七倉8:00(タクシー2100円)==高瀬ダム8:25・・・
ブナ立尾根登山口8:50・・・槍見台三角点(2209m)(番号4番)・・・
烏帽子小屋(2551m)13:15-30・・・烏帽子岳(2628m)14:20-30・・・烏帽子小屋(泊)15:20
実質歩行時間7時間
では、写真をどうぞ!!

今回の縦走路です。

七倉から高瀬ダムまで、タクシー。約20分、2100円。奥のトンネルをくぐって、左折する。

不動沢吊り橋を渡る。一人ずつ渡れと注意書きがある。

ダムから25分で、ブナ立尾根登山口である。裏銀座の出発点である。そして北アルプス三大急登の一つとか。

登山道は12番から始まり0番が烏帽子小屋となっている。

早速、パイプの急な階段が待っている。

なんと、チタケが出ているではないか。それもあちこちにたくさんあるぞ。
採って帰りたいがこれから2泊もしなければならなので無理だな。
今年は雨が降らないので不作だというので一度もチタケ採りをしていないので、非常に残念。

広葉樹の急登を登る。

最初の番号11番。登山口から26分。なるほどこんな具合か。急登で辛いだろうから目標があって励みになっていいな。

ひたすら登る。涼しくていい。

20分で10番。今のところ順調にきてます。

ほら、肉厚の色の濃い、いいチタケが・・・・

9番は権太落としとか。

こんな大岩が落ちてくるということかな。

一筋に登る。結構辛い。登山道はしっかりしていて登りやすいのが救い。

イブキトラノオがしっぽを振ってる。頑張らなくちゃ。

アキノキリンソウもあちこちに。

やっと6番に着いた。半分来たんだな。登山口から2時間30分。疲れた、疲れた。水分補給だ。

すると、何かがチョロチョロ。あ、オコジョだ。可愛いな。やっと写真に納まってくれた。
これでオコジョとは2回目の対面。最初は会津磐梯山で今年の7月だったかな。

ホタルブクロも可憐。

5番。傾斜も少し緩くなってきたかな。

そんなに甘くはなかった。またきつい登り。

そして、三角点のある4番に着く。ここは槍見台と呼ばれ、天気が良ければ、槍ヶ岳が見えるんだろうが・・・

一休みしないと持たないよ。

ほどなくタヌキ岩という看板がある大岩に至る。なぜタヌキなのか分からないのだが。

だんだん山頂に近づく。2番だ。傾斜も今度は緩やかになりそうだ。

オヤマリンドウだ。山は秋の気配だな。

ベニバナイチゴが熟れた赤い実を付けている。大きい粒の実を一つ拝借して、口に含むとさっぱりした甘さである。

いよいよ1番だ。何ともいえないブナの味わいが冬の厳しさを物語っている。

青空が顔を見せてくれる。

清廉なウメバチソウが涼しさを届けてくれる。

イワギキョウもあちこちに咲いている。

やっと、烏帽子小屋到着。高瀬ダムから4時間40分。三大急登に疲れ果てて足も重い。

小屋の前にイワギキョウが群生している。ちょっと時期は最盛期を過ぎているがきれいだ。

受付を済ませて、これから登る烏帽子岳方面を望む。
あれは、烏帽子岳ではなく、俗称、ニセ烏帽子岳とか前烏帽子岳と呼ばれている。
あの奥に本物が鎮座しているらしい。

小屋の目の前の正面奥に読売新道の稜線に位置する赤牛岳がたおやかな稜線を広げて静かに佇んでいる。いい山だ。
是非とも登ってみたくなるような美しい山容だ。

右手には、明日、歩く野口五郎岳方面の稜線が連なっている。

さあ、烏帽子岳に行こう。まず、目の前のニセ烏帽子岳に向かう。

彫刻の芸術品を見ながら登る。

ニセ烏帽子岳を越えると、眼前に烏帽子岳が鋭い穂先を空に突き出して佇んでいる。

アップでどうぞ。山頂は円錐形、すそ野は左右に長く伸びたたおやかな稜線が美しい独特の雰囲気を持つ山だ。

感動しながら歩く。

近づいてくる。

今までに見た山にこんな山はあったろうか。

近づくと一層迫力が増してくる。

ニセ烏帽子岳を振り返る。白と緑が美しい。

山頂に向かい岩に取りつく。

断崖を横切る。

山頂である。人間一人がやっと立てるだけの空間しかない山頂である。

山頂の裏側を覗いてみると切り立った大岩が三塊で山頂の一部を構成しているような感覚だ。

足下を見ればこの通り。迫力満点です。

下りも慎重に。

三点支持を遵守すれば大丈夫です。

赤牛岳は赤いんです。他の山は白とか緑なんですが・・・・

コマクサが夏の終わりを告げるように弱々しく咲いている。

振り返ると青空が覗いている。美しさが増す。

小屋が見えてくる。その奥が明日登る稜線だ。

アップで。三ッ岳の3つのピークも愛嬌がある。

小屋に着いたら、冷えたビールで乾杯。うま~い!! これが楽しみで山に登っているのかって? 聞くだけやぼよ。

今夜は比較的すいていて、2人分の場所に1枚のふとんに寝られてうれしい。
夕食のビューフシチューは最高でした。
1日目はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。

自主ハイク 参加者2名(男2) 車1台 ザック重量11kg
飯豊連峰縦走を計画していたが、花の時期が終わってしまったので、この計画は来年にして
今回、裏銀座を歩くことにする。
台風10号の影響が心配だったが、取りあえず、行くだけ行ってみようと決行した。
心配した天気は、悪いどころか、こんな素晴らしい天気はないというほどの晴天に恵まれ、
北アルプス深部の静かな山行を存分に堪能した3日間であった。
今回の山行は、
1日目は、高瀬ダム登山口から、北アルプス三大急登の一つと言われるブナ立尾根を登り
烏帽子岳を目指す。烏帽子小屋泊。
2日目は、野口五郎岳から水晶岳を縦走する。水晶小屋泊。
3日目は、竹村新道を湯股温泉に下りて高瀬ダムに戻る。
まず、初日の烏帽子岳をご紹介しましょう。
ブナ立尾根を登っているときは、ガスの中であったが、烏帽子岳を登るときには、青空が顔を出してくれた。
烏帽子岳は、小生は今までに見たことがない鋭い円錐形の美しい山である。
烏帽子小屋のビューフシチューはとても美味しかった。
宿泊客も比較的少なく、2人分の場所で1枚の布団に1人で寝られた。
<コースタイム>
宇都宮3:00==鹿沼IC==長野IC==七倉8:00(タクシー2100円)==高瀬ダム8:25・・・
ブナ立尾根登山口8:50・・・槍見台三角点(2209m)(番号4番)・・・
烏帽子小屋(2551m)13:15-30・・・烏帽子岳(2628m)14:20-30・・・烏帽子小屋(泊)15:20
実質歩行時間7時間
では、写真をどうぞ!!

今回の縦走路です。

七倉から高瀬ダムまで、タクシー。約20分、2100円。奥のトンネルをくぐって、左折する。

不動沢吊り橋を渡る。一人ずつ渡れと注意書きがある。

ダムから25分で、ブナ立尾根登山口である。裏銀座の出発点である。そして北アルプス三大急登の一つとか。

登山道は12番から始まり0番が烏帽子小屋となっている。

早速、パイプの急な階段が待っている。

なんと、チタケが出ているではないか。それもあちこちにたくさんあるぞ。
採って帰りたいがこれから2泊もしなければならなので無理だな。
今年は雨が降らないので不作だというので一度もチタケ採りをしていないので、非常に残念。

広葉樹の急登を登る。

最初の番号11番。登山口から26分。なるほどこんな具合か。急登で辛いだろうから目標があって励みになっていいな。

ひたすら登る。涼しくていい。

20分で10番。今のところ順調にきてます。

ほら、肉厚の色の濃い、いいチタケが・・・・

9番は権太落としとか。

こんな大岩が落ちてくるということかな。

一筋に登る。結構辛い。登山道はしっかりしていて登りやすいのが救い。

イブキトラノオがしっぽを振ってる。頑張らなくちゃ。

アキノキリンソウもあちこちに。

やっと6番に着いた。半分来たんだな。登山口から2時間30分。疲れた、疲れた。水分補給だ。

すると、何かがチョロチョロ。あ、オコジョだ。可愛いな。やっと写真に納まってくれた。
これでオコジョとは2回目の対面。最初は会津磐梯山で今年の7月だったかな。

ホタルブクロも可憐。

5番。傾斜も少し緩くなってきたかな。

そんなに甘くはなかった。またきつい登り。

そして、三角点のある4番に着く。ここは槍見台と呼ばれ、天気が良ければ、槍ヶ岳が見えるんだろうが・・・

一休みしないと持たないよ。

ほどなくタヌキ岩という看板がある大岩に至る。なぜタヌキなのか分からないのだが。

だんだん山頂に近づく。2番だ。傾斜も今度は緩やかになりそうだ。

オヤマリンドウだ。山は秋の気配だな。

ベニバナイチゴが熟れた赤い実を付けている。大きい粒の実を一つ拝借して、口に含むとさっぱりした甘さである。

いよいよ1番だ。何ともいえないブナの味わいが冬の厳しさを物語っている。

青空が顔を見せてくれる。

清廉なウメバチソウが涼しさを届けてくれる。

イワギキョウもあちこちに咲いている。

やっと、烏帽子小屋到着。高瀬ダムから4時間40分。三大急登に疲れ果てて足も重い。

小屋の前にイワギキョウが群生している。ちょっと時期は最盛期を過ぎているがきれいだ。

受付を済ませて、これから登る烏帽子岳方面を望む。
あれは、烏帽子岳ではなく、俗称、ニセ烏帽子岳とか前烏帽子岳と呼ばれている。
あの奥に本物が鎮座しているらしい。

小屋の目の前の正面奥に読売新道の稜線に位置する赤牛岳がたおやかな稜線を広げて静かに佇んでいる。いい山だ。
是非とも登ってみたくなるような美しい山容だ。

右手には、明日、歩く野口五郎岳方面の稜線が連なっている。

さあ、烏帽子岳に行こう。まず、目の前のニセ烏帽子岳に向かう。

彫刻の芸術品を見ながら登る。

ニセ烏帽子岳を越えると、眼前に烏帽子岳が鋭い穂先を空に突き出して佇んでいる。

アップでどうぞ。山頂は円錐形、すそ野は左右に長く伸びたたおやかな稜線が美しい独特の雰囲気を持つ山だ。

感動しながら歩く。

近づいてくる。

今までに見た山にこんな山はあったろうか。

近づくと一層迫力が増してくる。

ニセ烏帽子岳を振り返る。白と緑が美しい。

山頂に向かい岩に取りつく。

断崖を横切る。

山頂である。人間一人がやっと立てるだけの空間しかない山頂である。

山頂の裏側を覗いてみると切り立った大岩が三塊で山頂の一部を構成しているような感覚だ。

足下を見ればこの通り。迫力満点です。

下りも慎重に。

三点支持を遵守すれば大丈夫です。

赤牛岳は赤いんです。他の山は白とか緑なんですが・・・・

コマクサが夏の終わりを告げるように弱々しく咲いている。

振り返ると青空が覗いている。美しさが増す。

小屋が見えてくる。その奥が明日登る稜線だ。

アップで。三ッ岳の3つのピークも愛嬌がある。

小屋に着いたら、冷えたビールで乾杯。うま~い!! これが楽しみで山に登っているのかって? 聞くだけやぼよ。

今夜は比較的すいていて、2人分の場所に1枚のふとんに寝られてうれしい。
夕食のビューフシチューは最高でした。
1日目はこれでおしまい。
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