令和元年8月9日(金)晴れ
本日は、唐沢岳をピストンして白沢登山口までの長い行程を歩く。
天気が良かったので、素晴らしい眺望を満喫できた。
しかし、餓鬼岳小屋から唐沢岳往復は、急な上り下りや岩場が連なっているので
かなりハードなコースである。
餓鬼岳小屋から白沢登山口への下りも、魚止めの滝からの沢歩きはきつかった。
しゃりばてを初めて感じた山行であった。
<行程表>天気 晴れ 所要時間:14時間 歩行時間:12時間
餓鬼岳小屋(2600m)4:30・・・餓鬼岳(2647m)4:50・・・展望地(2530m)5:24
・・・餓鬼のコブ(2508m)6:15・・・唐沢岳山頂(2632m)8:08-45・・・展望地11:38
・・・餓鬼岳12:13・・・餓鬼岳小屋12:20-45・・・大凪山(2079m)14:45・・・
水場16:10-30・・・魚止めの滝16:45・・・紅葉の滝・・・白沢登山口18:30
では、写真をどうぞ!!
本日の行程。
餓鬼岳山頂。小屋を4:30に出て、4:50に着いた。朝はまだ明けない。
ツーショット。素晴らしい展望だ。
黎明。富士山と中央アルプスと南アルプス。
唐沢岳に向かう。
中央左の円錐形の山が目指す唐沢岳。奥中央が立山と剱岳。
岩場を左手前の展望地へ。
昨日歩いた剣ズリを振り返る。奥に燕岳。
剣ズリの奥に槍ヶ岳が見える。いい天気だ。有難い。
餓鬼岳を振り返る。結構下ったもんだ。
三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳、野口五郎岳が遠望できる。
進行方向には、餓鬼のコブから唐沢岳の稜線がうねって続く。奥には
奥大日岳、立山、剱岳、針ノ木岳、爺が岳がクッキリ。
餓鬼のコブが近づく。一番奥に双耳峰の鹿島槍ヶ岳が雲をたなびかせて聳える。
ハイ松の中を進む。
樹林帯を下る。
樹林帯の中に登山道がある。中央の尾根の下に登山道はある。100m下ったて100m登り返す。
餓鬼小屋から約1時間10分で展望地に着く。
鷲羽が中央奥に。野口五郎が手前に。
餓鬼のコブから樹林帯に入る。一旦、下って登り返しの連続を何度か繰り返す。
大きな岩を越えていく。
花に癒される。
さっき越えてきた岩場を振り返る。
樹林帯の中にも大きな岩がゴロゴロ。岩は結構疲れる。
やっと、樹林帯を抜けた。
奥に唐沢岳が見えてきた。
この岩峰を越えた先に唐沢岳がある。ご機嫌のS氏。
山頂への試練。絶景である。
山頂に着いた。ゆっくり眺望を楽しもう。
二人で記念写真を。今回は二人で撮った写真は少ない。なぜなら、登っている人がいないからだ。
三脚で撮りました。
唐沢岳山頂からの大パノラマをご覧ください。
北側方面は、右から鹿島槍ヶ岳、蓮華岳、真ん中のとがった山が針ノ木岳、その奥に剱岳、立山、奥大日岳
七倉ダムと鹿島槍ヶ岳。
南方を遠望すれば、手前が燕岳、奥に槍が岳と穂高連峰、槍ヶ岳の右側の稜線が西鎌尾根で
樅沢岳から双六岳に至る。
西側に目をやれば、双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳、野口五郎岳ミツ岳が連なる。
北西には、中央やや左の円錐形の烏帽子岳と白い崩落の著しい南沢岳。
もう一度北へ。針ノ木岳、蓮華岳、鹿島槍ヶ岳。七倉ダム。
雲海が邪魔をしているが、風情があっていいかも。
近くに目を転じれば、左がスタートした餓鬼岳と中央のギザギザした稜線が昨日登った剣ズリ。
35分ぐらい山頂でゆっくり展望を楽しんだので、あの餓鬼岳まで、さあ、下山。
急なガレ場を下る。
コマクサの群落の中を行く。コマクサを踏みつけないように慎重に歩く。
まだまだ、先が長いが、今日は餓鬼岳小屋からさらに、白沢登山口まで長い行程が待っている。
途中、ブルーベリーの実が熟していた。甘酸っぱくておいしい。自家栽培のものより甘みは少ないが
酸味が強いので、疲れた身には有難い。ブルーベリーは群生している場合が多いようだ。
山頂から、約3時間で展望地に着いた。餓鬼岳の山頂がよく見えてきた。
餓鬼岳山頂だ。雲に覆われてきたようだ。
やっと、餓鬼岳小屋に戻ってきた。12時20分である。25分ほど休憩。
白沢登山口への下山口である。所要時間が4時間30分とある。
大凪山到着。かなり疲労が来ている。
これからは、沢沿いを進む。滑りそうで怖い。
壊れたハシゴを下る。足が疲れているので、木の枝にしっかりつかまりながら歩く。
沢を左右に渡渉しながら進む。
やっと水場に着いた。有難い。裸になって体をふいて体を冷やす。冷たい水をたくさん飲んだ。
ほどなく魚止めの滝に着く。
魚止めの滝です。写真が縦になりません。首を左に曲げてどうぞ。
魚止めの滝からの道が一段ときつかった。沢を下り、いくつものハシゴを上り下りして、
また、狭い岩場を歩いたりと、体力の消耗が激しかった。初めてしゃりばてを感じた。
やっと、白沢登山口に着いた。長い長い一日であった。
しかし何といっても唐沢岳の山頂からの眺望は、素晴らしかった。いつまでも印象深く心に刻まれるだろう。
今回は、これでおしまい。
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