令和2年8月22日(土)曇り
新型コロナの関係で、北アルプス等への泊まりの山行は
気が進まないので、日帰りのちょっと登山気分を味わえて
花のきれいな山ということで、月山を選んだ。
今回のコースは、湯殿山神社から登る修験者の修行の道を選びました。
最初の岩場の急登では、苔むした岩に沢水が流れ込んでおり、
滑らないように神経を集中して登った。特に帰りの下りが怖かった。
この修行を水月光というのだそうだ。
次に、垂直に近いハシゴの急登が続く。4、5か所ハシゴがあった。
この修行が金月光だ。このハシゴはさほど苦にはならない。
そして、最後の山頂直下のきつい岩場の修行を鍛冶月光という。
天気は曇りで、展望は望めなかったが、涼しくて清々しい空気と
たくさんの花に出会えて幸せなひと時であった。
<行程表>所要時間:7時間50分、歩行時間:6時間30分
グリーンパーク4:00==(東北道)矢板IC==村田JC(山形道)==
月山IC==湯殿山参籠所(駐車場)8:30==
(バス)湯殿山神社(登山口)1050m8:40・・・装束場1340m9:50
・・・金姥1620m11:07・・・牛首1729m11:37・・・
月山1984m12:37-13:27・・・牛首14:09・・・金姥14:37
・・・装束場15:32・・・湯殿山神社登山口16:30==
湯殿山参籠所(駐車場)16:40==道の駅にしかわ入浴==
西川IC==矢板IC==グリーンパーク21:40
では、写真をどうぞ!!
地図です。
湯殿山参籠所にある駐車場。ここから、湯殿山神社までバスで移動。
湯殿山神社と登山口。湯殿山は神の世界ゆえ、古来より人工物はゆるされず、
社殿も設けない。従って神社らしきものはない。
可憐なウメバチソウが迎えれくれる。
紫が鮮やかなヤマアジサイ。
いきなり急登である。
滝行を行うしめ縄の張ってある滝が見える。
さあ、水月光が始まる。岩に水が流れている。
オンタデがガスの中に咲く。
水月光が終わると金月光が待つ。
次から次へとハシゴが現れる。
黙々と登る。
またハシゴ。しかし、ハシゴがなかったら、何時間もかかりそうだ。
風もないので、とにかく蒸し暑い。
オトギリソウも盛りだ。
金月光のハシゴの修行が終わり、装束場に着く。そこに施薬避難小屋がある。
昔の人はここで、わらじを履き替えたりして、装束を整えて、月山神社に向かったようだ。
装束場から月山まで約3時間かかるだろう。
ここから、牛首までは、比較的緩やかな登山道が続く。
イワイチョウが星のようなきれいな五角形をしている。
池塘があった。回りに花は見当たらない。
アキノキリンソウもあちこちに咲いている。
ゴゼンタチバナの実。
オヤマリンドウのまぶしい紫。秋が来る。
なだらかな登山道。涼しくて気持ちがいい。
清身川の苔むした岩に咲くダイモンジソウの群れ。この近くに水場がある。
モミジカラマツも清楚。
ヤマハハコ。
シロバナトウウチソウがきれい。
ミヤマリンドウもひっそりと。
ナンブタカネアザミが特徴的。
オオハナウドもいい形をしている。
お花畑を行く。涼しくて快適。山に来てよかった。
ゴマナ。
ウツボグサの残党。
ダイモンジソウもきれい。
アオヤギソウ。
花を見ながら歩いているうちに、金姥(かなうば)に着いた。
キンコウカも咲いている。
ニッコウキスゲの群落だ。
ウサギギクが静に咲いている。
花畑は続く。ガスで眺望がないのが残念。
また、ニッコウキスゲの群落と花畑。
シロバナトウウチソウがきれいなので、また登場です。
牛首到着。(縦にならなんです)
これから、山頂まで標高差約250m、約1時間の岩の急登が始まります。鍛冶月光です。
ゴーロを登る。
途中に鍛冶稲荷神社がある。
天に向かって登る。
ハクサンイチゲが群れる。
東西南北、山の案内板。鳥海山、大朝日岳、蔵王山などが刻まれている。
残念ながら、展望はゼロ。
ハクシャジンの淡い紫が可憐。
ハクサンフウロの濃い赤紫が印象的。
月山神社が見えてきた。
入り口で、お祓いを受けて参拝。安全祈願。
小屋で、たぬきそば(900円)ボリューム満点でおいしい。
ただし、コップの水の提供はない。
下山。マルバシモツケ。
シロバナトウウチソウがきれいなので、何回も登場です。
登山口に着いたのは16時30分、最終バスにギリギリ間に合った。
参籠所の駐車場に16時40分着。このころ、幾分青空がのぞいてきた。
下りの水月光の水が流れる苔むした岩の急斜面が一番怖かった。
今年、初めての山らしい山に登れて、そしてたくさんの花を見て
いい一日だった。
今回は、これでおしまい。
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