令和元年7月11日(木)晴れ
昨日の岩手山に続いて本日は早池峰山に登る。
早池峰山は花の山といわれているから、たおやかで優雅な印象を
持っていたが、現実は岩だらけの山であり、こんなに想像と反する山は
初めてである。
しかし、ハヤチネウスユキソウは、想像以上に美しい花であった。
<行程表>所要時間9時間50分、歩行時間約9時間
休暇村網張温泉4:00==岳駐車場(鶏頭山登山口)5:30==
(タクシー)小田越登山口(1250m)6:30・・・剣が峰分岐8:40・・・
早池峰山山頂(1917m)8:55-9:00・・・中岳(1678m)10:45・・・
鶏頭山(1444m)13:38・・・七折ノ滝分岐14:15・・・鶏頭山避難小屋14:35
・・・岳駐車場16:20==花巻IC==城山22:00
では、写真をどうぞ!!
本日の行程です。
小田越登山口。
ゴロゴロ石の樹林帯を登る。
30分ほどで樹林帯を抜けると岩が現れる。花が咲いていない。
見渡す限りの岩、岩、岩だ。
対面には、端正な緑滴る薬師岳が対照的だ。
急な岩場を登る。
振り返る。登ってくる人たちが小さい。
どこが山頂なんだろう。ギザギザしたピークが並んでいる。
足元にハヤチネウスユキソウだ。初対面に感激。しかし、さほどでもない感じ。
ひたすら登る。
ホソバツメクサが咲いている。
ハヤチネウスユキソウがあちらこちらに点々と咲いている。
小ぶりなミヤマオダマキが薄紫で可憐。
濃紺のミヤマオダマキも珍しい。
これは、本物だ。立体的な重厚さそしてふんわりした綿毛、誠に美しい。
グンナイフウロウも可憐。
あの岩峰が、山頂なのか。
岩ばっかりを登り続ける。
岩の脇に花畑もある。
ロープのある急登を登る。
登り終えて振り返る。いい景色だ。
今度は垂直な岩にかかるハシゴを登る。(画面が縦にならずに御免)
登り終えて、後続を眺める。
ハシゴの先にまたロープが。この辺りが核心部なのだろう。
ロープを登ると足元にハヤチネウスユキソウが迎えてくれる。
やっと山頂が見えてきた。赤い小屋が見える。
振り返る。あの岩峰に垂直なハシゴがかかっていたんだ。
剣が峰分岐。剣が峰には登らず、右手の山頂を目指す。
山頂までは、なだらかな木道が伸びる。
足元にコイワカガミが可憐。
花畑で写真タイム。奥にコイワカガミが群れている。
ヨツバシオガマもきれいだ。
花畑を行く。風がさわやか。いい季節にきたもんだ。
最後のハシゴを登る。(画面が縦にならずに御免)
山頂避難小屋に着いた。
小屋の隣が山頂だ。登山口から2時間25分で到着。
山頂には祠と数本の剣が祭ってある。
これから向かう鶏頭山への道標。鶏頭山まで5.1kmとある。4時間以上かかりそうだ。
山頂付近は花の宝庫だ。アズマギクとミヤマオダマキ。
キンポウゲとミヤマオダマキ。
ヨツバシオガマの群落。
濃い赤紫のヨツバシオガと淡いアズマギク。
花畑が広がる。
これから向かう鶏頭山への稜線が伸びる。取り敢えず、中岳に向かう。
ハヤチネウスユキソウがあちこちに咲いている。
ミヤマオダマキも群れる。
ハヤチネウスユキソウがあちこちに咲いている。見えますか。
ヤマハハコもしとやかに。
中岳に伸びる縦走路。
縦走路も岩の連続。
越えてきた後ろの岩峰を見る。
やっと中岳山頂。早池峰山頂から1時間45分かかった。いくつもの岩場を越えてきた。
まだ鶏頭山まで3kmとある。3時間以上かかるだろう。(画面が縦にならないで御免。)
ここに咲いてたハヤチネウスユキソウが最高の傑作。まことに美しい。
さらに岩場を越えていく。疲れるよ。
次の岩峰が待っている。
次々と、結構、スリリングな岩場の連続。早池峰山がこんな岩山とは・・・
登ったり下ったり。
戸隠山の蟻の戸渡のようだ。(画面が 縦にならずに御免)
慎重に渡る。平気な人もいるもんだ。
鶏頭山への縦走路。前方のとがった鶏のトサカのような山が鶏頭山かな。随分かかりそうだ。
樹林帯の倒木の上でで昼食とする。12時10分。
岩場は続く。あの〇印の間を抜けていく。
樹林帯に入ったり、岩場を抜けたりして、道標は鶏頭山まで1.6km。中岳からの中間点だな。
東北の山だ。広葉樹が多いので紅葉の時期、ここからの眺めはさぞかし美しいことだろう。
鶏頭山のトサカが良く見えてきた。多分、そうなんだろう。そうあってほしい。
薬師岳がきれいな円錐形になってきた。
晴れてきたので、鶏頭山への稜線が美しい。
快適な尾根歩きを楽しむ。風がさわやか。
鶏頭山が近づく。
こんな稜線を見るとうれしくなる。花があれば最高なのだが・・・
やっと着いた。1444m鶏頭山。早池峰山山頂から約4時間40分、よく歩いた。
しかし、まだ駐車場までは3時間はかかるだろう。
歩いてきた縦走路を振り返る。
しばらく行くと岩の上にお地蔵さんが立っている。安全を祈願してくれているのだろう。有難い。
岳(駐車場)まで2.6kmの表示板。まだ先は長い。
相変わらず、岩場はやってくる。
七折ノ滝分岐にきた。滝に行く余力はない。岳に向かおう。
グンナイフウロウに癒され、励まされ歩く。
有難い。水場だ。冷たい水をゴクンゴクン飲んで、顔を洗って、一休み。もうゴールは近そうだ。
やっと到着。16時20分。すでに車は2台しかない。朝の6時30分から歩きだして約10時間。
ご苦労様でした。
早池峰山という山の荒々しさを知り、ハヤチネウスユキソウに出会えて、
ホントにいい山旅だった。
今回は、これでおしまい。
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