この前の嵐はたいへんでした。

北沢ニジマスセンターでは、嵐があって、川の水が増えると大変なことが起こります。

ニジマスの池に川から、水を取っていますが、その取水口にごみが詰まります。

ごみは、普段のときは詰まりませんが、

大雨が降って川の水が増えると、濁流に乗って、たくさんの木の葉っぱ杉の葉っぱが

流れてきて、取水口に詰まってしまい、水がせき止められてしまいます。

水が流れなくなって、一時間もすると、ニジマスやイワナは酸欠を起こして

浮き上がってしまいます。

ですから、１時間の間隔で、取水口に詰まったごみを取りに行きます。

土砂降りの中、昼間ならいいけど、夜もあるんです。

濁流の川に足を滑らしたら、命はありません。

でも、朝起きてみて、魚が白い腹を出して、池のそこにルイルイと死んでいるのを見るよりは

必死になって、土砂降りの中、取水口のごみを取りに行ったほうがましなんです。