まづ、TPPは、Trans Pacific Pactの略で、環太平洋条約とでもいうところでしょうか
その中で、米は、現在700%の関税がかかっていて、その関税をかけることで、
外国から輸入されたコメに、税金がかけられて、その税金で、様々な農業の施策がなされています。
政府が高く買って、それを安く売る農産物の逆ざやと言われるところに、この関税のお金が使われています。
もちろん、安い米が国内価格と同じなので、結果的に、国内のコメの生産が保護されるという構造です。
先日、羊のオスを買いに行きました。
この羊は、今の日本のコメの政策とともに、飼われているもので、飼料米としてのコメを食べて大きくなっています。
オスが夏の暑さで死んでしまって、メスばかりになってしまい、オスが必要になりました。
福島県の鮫川村まで行きました。
幹線道路の国道から入ること一時間ばかり、こんなところにも人が住んでいるのかという山間地に、羊が30頭ほど飼われていました。
福島の原発事故のあと、ここでも、やはり、羊は屋内でしか 飼育できないとのことでした。
放牧できないばかりか、肉にして売るためのもできないとのこと。
放牧できないので、餌代はかさむし、肉は売れないし原発事故のあとは、餌代だけ払って 収入はないとのことでした。
経営主体者は、70歳代の人たちでした。
代表の次男さんが言うには、
「原発事故の前に、ここを始めた時は、農林大臣賞までもらって、天皇陛下のところで、賞状をもらったんだ。
除染が終わって、放牧できるかと思ったら、とんでもない、放牧どころかでさえできない。
いつになったらと聞いても
へんじはない。羊をやめろということなんだと思う。」
羊のかつての放牧場のあとの周りは、たわわに、刈り取るばかりの稲が黄色に 実っていました。
TPPにおいて、様々な農産物の関税がなくなったら、この山奥のコメ作りはどうなんだろうと思います。
政治家こそ、こんなところにも、営々として人々の農業を中心とした営みがあり、
それを守ることこそ
政治の役目だと思うんですけどね。
次男さんが、「結局、なんでも百姓をやめろということなんだ」といったことに、
自分の無力感を感じました。
空の青さと稲の黄色がなんと心に残ったこと。
その中で、米は、現在700%の関税がかかっていて、その関税をかけることで、
外国から輸入されたコメに、税金がかけられて、その税金で、様々な農業の施策がなされています。
政府が高く買って、それを安く売る農産物の逆ざやと言われるところに、この関税のお金が使われています。
もちろん、安い米が国内価格と同じなので、結果的に、国内のコメの生産が保護されるという構造です。
先日、羊のオスを買いに行きました。
この羊は、今の日本のコメの政策とともに、飼われているもので、飼料米としてのコメを食べて大きくなっています。
オスが夏の暑さで死んでしまって、メスばかりになってしまい、オスが必要になりました。
福島県の鮫川村まで行きました。
幹線道路の国道から入ること一時間ばかり、こんなところにも人が住んでいるのかという山間地に、羊が30頭ほど飼われていました。
福島の原発事故のあと、ここでも、やはり、羊は屋内でしか 飼育できないとのことでした。
放牧できないばかりか、肉にして売るためのもできないとのこと。
放牧できないので、餌代はかさむし、肉は売れないし原発事故のあとは、餌代だけ払って 収入はないとのことでした。
経営主体者は、70歳代の人たちでした。
代表の次男さんが言うには、
「原発事故の前に、ここを始めた時は、農林大臣賞までもらって、天皇陛下のところで、賞状をもらったんだ。
除染が終わって、放牧できるかと思ったら、とんでもない、放牧どころかでさえできない。
いつになったらと聞いても
へんじはない。羊をやめろということなんだと思う。」
羊のかつての放牧場のあとの周りは、たわわに、刈り取るばかりの稲が黄色に 実っていました。
TPPにおいて、様々な農産物の関税がなくなったら、この山奥のコメ作りはどうなんだろうと思います。
政治家こそ、こんなところにも、営々として人々の農業を中心とした営みがあり、
それを守ることこそ
政治の役目だと思うんですけどね。
次男さんが、「結局、なんでも百姓をやめろということなんだ」といったことに、
自分の無力感を感じました。
空の青さと稲の黄色がなんと心に残ったこと。