2024年2月9日(金)小雨
9日夜、うるま市民芸術劇場で、第4次嘉手納基地爆音差し止め訴訟具志川支部主催「嘉手納基地の戦争ー沖縄戦・朝鮮戦争&ベトナム戦争、今自衛隊配備まで」(講演:林博史さん)を聞きに行く予定を立ていた。時間が夜なので、ならば昼間に、調査活動を行なった。防衛省がうるま市石川の東山ゴルフ場跡に、新たな演習場を造成すると言い出しているのだ。2026年にも着工予定だという。
そこで私も現地周辺を探り始めている。何故探り始めているかと言えば、予定地は約20ヘクタールだ。100m四方が20個分の広さだ。第15旅団を師団に2026年度までに拡大したいからだという訳だ。そのために新たな演習場を確保するようだ。その具体化がここであり、「場所を確保できそう」となって、ここだと明らかにされてきた。だがこれは、必要条件だ。物事には、必要・充分条件があるはずだ。石垣島も与那国島も一旦で来たら、拡大の動きが明らかになってきた。沖縄島でもそうなる可能性は高いだろう。私はここだけなのかと、大いに疑っている。細かい検討を煮詰めていかなければならないが、初めから私は、周辺への警戒心ももちたいと思っている。
第1回は下記
https://blog.goo.ne.jp/yamahide/c/f0af1545a3ca8d91e5c75b2106c683d5
今度は西から。
この西海岸:仲泊から東海岸:石川への距離は、沖縄島の中では最も狭い地域だ。直線距離で約4km(東山ゴルフ場を通る東西海岸の距離も約4km)。ここを歩いた。
仲泊のバス停で下りたら、運良くランチのお店があった。13:30頃出発。
国道58号の下を抜け、更に東恩納に抜ける道を潜る。
手前が側道、奥が東恩納に抜ける本道。14:04
私は右側の歩道を歩いていたが、一時なくなってしまい、この中間分離帯にあがった。この奥で、右の歩道に移った。
何本もの道が合流している。その割に交通量は多くない。
14:17 大きなお宅の外側にヒカンザクラが咲いている。
私が歩いている道路の上を高圧線が通っている。高圧線がダブルで見える。進行方向左手(東側)。14:22
14:29 進行方向の右手。沖縄電力仲石変電所。石川発電所で発電した電気(電圧)をここで「看板」のように下げて送電する。
のんびり歩いていたら、米軍車両が通過。「爆発物」のサインを見て、振り返り咄嗟に撮った。「1/4/1」詳細不明。沖縄の道路は危険が一杯なのだ。14:54
この車両は石川方面から来たが、どこに行くのだろうか? 見当がつかない。
沖縄高速を潜ると左側に見えた。建物に画かれている人は誰かと思って、注視していたら、こうだった。14:54
舞天館。うるま市の施設だ。彼は、「小那覇舞天」だ。沖縄の荒廃しきった戦後、大衆演劇・喜劇で沖縄の民衆を励ました人だ。歯科医であり、喜劇人というのも、沖縄の時代が生み出した人なのだろう。
早くも東海岸の赤崎の歩道橋の上。国道329号線の上。15:09
先は金武町方向。海は右側。
15:10 同じく歩道橋の上から。山は石川岳。この住宅街の奥が自衛隊演習場予定地。ここから1000mから1800mの距離だ。
同じく。15:16 やや左側。高圧線が並ぶ。
同じく。石川郵便局。奥が石川岳。15:17
この住宅街の奥だ。石川本町1丁目、2丁目、石川東山1丁目、同2丁目。予定地は高速を挟んだ北側だ。
今日は時間の関係で、海側の発電所を確かめる。15:24
南東に歩く。手前はJパワージェネレーションサービス(株)の石炭火力発電所。右の赤と青の煙突は沖縄電力石川発電所。15:31
タンクが異様だ。石炭の貯蔵庫だろうか? 15:34
この道の突き当たり(右側)は沖縄電力敷地。入れない。正面はJパワーの敷地。入れない。15:38
高圧線がこの先に伸びており、北に左折。東山ゴルフ場まで伸び、左右に分岐。このあたりから演習場予定地まで1500mだ。
先に歩いた道は「ライトアップ通り」15:44
2つの発電所があるのだからライトアップ通りというのは、分かるが、この発電所から基地にも電力は通っているのだろう。要調査。
工場の北側を北東へ。石川赤崎3丁目。住宅街。
個人宅の植栽。白のツツジ。15:48
個人宅の植栽の赤い実と葉。曇天の中でも赤が冴えている。15:50
今から、東山ゴルフ場に行くと、中途半端になるので、今日はここまで。
分かったことまとめ。
①予定地の南側は沖縄自動車道、住宅街。
➁南に1500mに火力発電所2カ所。
③近くに高圧線4本あり、予定地は囲まれている。
こんなところに軍事演習場を造など、論外だろう。この国・防衛省は、平時から住民の暮らしを考慮しないと言うことだろう。この国って何だ!?