ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【第2補足】【補足】金武町屋嘉から金武湾、石川へ(20240320-①)

2024年03月21日 | キャンプハンセンと嘉手納基地の狭間

2024年3月20日(水)晴れ

 3月20日17時からうるま市石川会館で「住宅地への自衛隊訓練場計画の断念を求める市民集会」が開催される。私はまだ東山(あがりやま)訓練場予定地を歩きながら、見ていない。Nさんの車で一回と、周辺の歩きを何度かだけだ。にもかかわらず当日を迎えてしまった。見るべきところが多数あり、4,5時間でどういくか? 

 バス77番で、「屋嘉入り口」から東側ルートで巡ることにした。

金武町屋嘉とは金武町の最西端だ。米軍キャンプ・ハンセン演習場の外れである。その西側がうるま市石川となる。

国道329に下りると、北西に早速見えたのは、航空自衛隊の恩納分屯基地の通信所だ。高圧線の奥に見える(ここから約1700m)。12:54

12:59 こちらは反対側の北東方向。住宅の奥に裸地が広がる。キャンプ・ハンセンの演習場の中だ(ここから約2000m)。軍事演習が裸地かをもたらしたのだろう。地形図では草地になっているが、本来は亜熱帯林であるはずだ。銃撃や山火事が原因だろう。

北に向かうと鳥居が見えた。

13:06 私は神社など大嫌いだ。看板を見るとウタキがあるようだ。鳥居は明治政府が押しつけたのだろうが、御嶽(ウタキ)ならば、沖縄の信仰だ。今日は時間がないので、省略する。だが、鳥居はヤマトの政権が押しつけた歴史であり、私達やまとんちゅは見ておく必要は大いにあるだろう。信仰という庶民の暮らしの場を簒奪していった歴史を私も見ないわけに行くまい。

奥の尾根は空自の通信所群。高圧線が2重に伸びている。西海岸に向かうルートと、東海岸を宜野座・辺野古方面に向かうものだ。

電柱の奥のガードレールは、沖縄自動車道だ。13:31

道の左側に水田が広がる。農業用水がまぶしい。13:32

ご覧の通り。田植えが済んだばかりだろう。この辺は3期作だろう。今は1期目。13:34

屋嘉の公民館を過ぎて、国道329に出る。この間に屋嘉インターがあるのだが、そこは今回パス。

国道329を挟んで金武湾が見える。13:46

よしここを横断しようと思ったが、交通が激しく危険だった。

大型トレーラーが米軍車両を乗せて、キャンプ・ハンセンに向かうようだ。13:51

どうも故障車両の修理にもっていくようだ。

まただ。私が見たこのパターン、計5台。13:52

こんな奴に踏み潰されたら、オシマイだ。仕方なく約50m先の信号を渡る。

13:56 国道329の海側にローカルな道がある。金武湾を満喫するか。

道から海辺の岩場に下りた。

西側のキャンプ・ハンセン最西端(ここから約3000m)。裸地と青い海の対象が異様だ。

西側をワイドで見る。13:58

偶然下りた金武湾だが、私が見慣れた金武湾とは地形がまるで違う。

14:04 しつこいが、裸地を目に焼き付ける。

14:04 西側にある金武の火力発電所。この右奥がブルービーチ演習場だ(ここからは死角になる)。

正面(南東) 奥に宮城島。14:17

【第2補足】ここらで戦闘機の音を2度聞いた。多分編隊飛行(複数機)。空の上は眩しすぎて見えなかった。

14:23 平安座島をアップで見ると、CTS(石油備蓄基地)が広がっている(ここから約14、15km)。

1970年代から80年代に行なわれた金武湾への「開発」(自然破壊)の跡だ。危険物が群雄割拠しているのだ。

ワイドで。金武火力発電所(左)と左から伊計島・宮城島・平安座島。14:24

右側(南西側)。14:24

金武湾を遠目で見たら、美しすぎて!だな。

目眩がしてくる。

右に向かうと沖縄電力の石川火力発電所(煙突の右)とJパワー(煙突の左)の石炭火力発電所がみえる。14:31

【第2補足】ここらまでくると、石炭の匂いがしてきた。風向きによるのだろうが、麗しくない匂いだ。

右に伸びる高圧線が、東山の陸自演習場脇に伸びている。

陸側を見ると観光施設が建ち並んでいる。14:36

14:40 金武湾を振り返る。

平安座島のCTS。14:50

一見、美しすぎてだが、これが攻撃されたら火の海になるだろう。沖縄の経済を支えるCTSだが、巨大な危険物を観光地の対面に持っているのが、現実だ。こうした沖縄島を沖縄の島々を戦場にする、戦争態勢に組み込む「島嶼防衛」に沖縄に生きる人々は、反対するしかない。

よし東山に向かうぞ。もう17時まで2時間しかないじゃないか。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。