ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

マクロレンズで写真を撮るということ(20240324)

2024年03月24日 | 写真論

おはようございます。本日は2024年3月24日(日)晴れ

 23日、24日とマクロレンズを使って、近くで花などを撮ってみた。3年か4年ぶりのことだ。普段、広角系1本と、望遠系2本を使っており、さらにマクロレンズを持ち歩くのは難儀なのだ。重くなるとか、かさばるからではない。レンズ交換したり、撮影時間がかかり、煩わしいからだ。

 23、24日の撮影では、マクロレンズ一本で出かけた。こうすれば、あれを撮ろうとか、これを撮ろうと悩まされずに済むからだ。マクロ効果のあるものだけを狙うことになる。頭の切り替えも余りしなくて済む。無精だから言うのではない。野外でレンズ交換すると、どうしても細かいゴミがカメラ内に入りかねない。風の弱いところで、背中を風上に向けてやるのだが、完璧に防げない。

 マクロ撮影は時間が掛る。何しろ拡大鏡だから、構図とピントが余りにも微細で、異なる。寝っ転がって撮るときなど、周囲の交通事情を勘案しながら、またどこから光が差し込んでいるかを確認した上で、自分が影を作らないように横になる。その姿勢を大きく動かすのは、狭いし、難しい。下手をすれば全部やり直しになる。

 しかし普段目に入ってこなかったような光景をみることができ、おもしろい。発見にはまた時間が掛る。色々と試してみれば、新発見・新境地がでてくるだろう。あれもこれも欲張らずに撮るしかない。それだけ今日は、何処で何を撮るか、事前に考えて行くべきだろう。あまたある偶然も必然があるからこそ撮れるのだ。

 軍用車両と見たら、かまわずに全部撮る、というようなラフには撮れないのだ。もっとも花を撮っていたら、蝶が来たりハチが来るという偶然は起きる。これは逃がさずに撮る。「私は枝」だと思っていたら、生物たちは近づいてくる。こうしたチャンスは増えていくだろう。ただし歓迎しない者も近づいてくるかもしれない。ハチとか蚊とか、蛇とか、こちらは彼らを攻撃しなくても、彼らが異様だと思えば、攻撃してくるかも知れない。八方が丸く収まることは、なかなかないことだ。周囲(の事態)に用心することと、「私は枝よ」は、矛盾しているのだ。

 マクロレンズは拡大鏡だから、普段見えていなかったことを見いだせるだろう。新しい知見から、新たなイメージが生まれてくるだろう。そんなことに現を抜かしていると、本職を忘れてしまいかねないが、これ1本の人生よりもずっと楽しいはずだ。マクロレンズは気分転換の妙薬になりそうだ。

 


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