本日の沖縄タイムスが報じたところによれば、ジュゴン保護キャンペーンセンターが沖縄県に以下のような要望書を提出したとある。国が去る4月に沖縄県に出した名護市辺野古・大浦湾を巡る埋立て設計変更承認申請書に対する名護市民からの意見書を12月の名護市議会会期までに公表するようにというものだ。
これが重要なのは、名護市長が本件変更申請への意見を出すに当たって重要となるからだ。名護市長の意見は、名護市民の意見を踏まえるべきとの考え方は、住民自治と団体(市町村)自治の原理からすれば、極めて当然な主張である。
私も意見を出しているが(全文既報)、是非とも名護市長にも読んでもらいたい。渡具知武豊市長は、これまで埋立て賛成の本音を覆い隠し、自分の言葉を包み隠してきたが、来る市長の意見書では、そうはいくまい。辺野古美謝川の付け替え工事に対する市長の態度と併せて、追及すべき時だ。
同センターの今回の要望は、ジュゴンとみられる鳴き声の音データの提供を国に求めることや埋立て用の運搬船が夜間に運航している実態を把握し、ジュゴンへの影響を考慮して中止させることも含まれている。何れも重要な指摘である。
埋め立て反対の声を大きく盛り上げていかなければならない2020年末となっている。頑張ろう。