ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

ひとまず、佐喜真美術館へ(20210506)

2021年05月07日 | 沖縄島中南部

2021年5月6日(曇時々小雨)ひとまず佐喜真美術館へ。

 バスを中城で下りる。

大型車が疾走する。対面の瓦屋根が中城のバス亭。12:33

海兵隊の車両は上り下りとも度々通る。今日この時間は多いようだ。12:34

ここから佐喜真美術館まで15分ぐらい。宜野湾市上原。普天間基地隣。

現在の企画展は「母子像展」(~2021年5月31日)。

 ジョルジュ・ルオー、ケーテ・コルヴィツ、丸木位里・俊、上野誠、松村光秀、浜田知明、儀間比呂志の作品だ。これまでに私は殆ど見たことがある作品だが、「母子像展」として並べるとまた違って見えてくる。

 今回知ったのだが、丸木俊は、ケーテから教えを受けている。儀間比呂志は、上野誠から教えを受けている。館長の佐喜真道夫さんは、そうした作品群を集めてきた奇遇に、私は改めて驚かされた。

 母子像といっても多様だが、生きる力が漲っていることは共通している。もっとも浜田知明は別格だ。母子像にあらず。戦場に打ち捨てられた妊婦の遺体を晒している。強烈な作品。しかし死も生もひとつの結果だし、ひとつながりだ。母子ということが、そういうことなのだ。繋がる中での力強さ。

 私は子どもの時に母を亡くしているので、実感が乏しいが、そういうことなのだ。たった今、思った。

 「沖戦戦の図」「シムクガマ」「チビチリガマ」は、いつもの場所に展示されている。安倍政権が2014年に変更した集団的自衛権の解釈替えは、憲法第13条をもちだしているが、噴飯物だ。もう一度書く。日本国憲法第13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由、幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」。   個人の権利が国家によって、戦争によって犯されるとき、そこを無視して、彼らは敢えてこうした論理を並べた。戦争を知ろうとしないからだ。そんな連中が政権を握っている。

 僭越ながら、憲法学者もよくよく学んで欲しい。

 

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尚、「母子像展」は2021年5月31日まで。9:30-17:00 火曜休館

表に出ると、ゲットウが咲いている。普天間基地のフェンスが後ろにみえる。14:10

CH-53が飛んでいた。

テッポウユリ。14:13

AH-1が飛ぶ。

美術館の前庭。なんの花? バックの白はクローバー。14:16

シロオビアゲハが飛んできた。14:47 

もう時間がないので、嘉数(だけ)に行こう。

 

 



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