ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願いたい】【補正】普天間基地周辺、中城村新垣から宜野湾市野嵩を歩いた(20231207)

2023年12月08日 | 普天間基地を観る

2023年12月7日(木)晴れ

 昨日の私は普天間基地周辺を歩き、オスプレイが飛んでいたら撮るぞの構え満開で行ったのだが、既報の通りオスプレイ全機飛行停止になっていた。肩すかしというか、ヘンだなと思いながら歩き、解せないなだった。静かな普天間基地周辺は、ある意味「異様」。これが当たり前になる日は来るのか、どうすれば当たり前になるのか。やはり普天間基地撤去しかないだろう。それを導き出す方策を考えたい。日米安保糞食らえダ。お下品な!とお叱りになる向きもあろうが、これまで数多くの死者を出しながらオスプレイを開発してきた米軍当局と軍事企業よりは何万倍もまともだ。勘違いしないように願いたい。

 私が高速の「中城」に下車したのは、11時過ぎ。予定では2017年12月7日にCH-53が物(ぶつ)を落とした保育園を探し、その後に嘉数に行くつもりだった。ところが地図を見ているうちに、中城村新垣(あらかき)の丘に先ず行ってみることにした。

中城から南へ、交通量の多い道を行く。350mぐらい先で、急な坂を左折。近道を行く。

自動車が滑らないように溝が掘られている。11:40

ハーハー言いながら約500mを登った。沖縄高速を挟んで北西側。普天間基地は見えず。11:45

そしたらオオゴマダラと見まがうばかりの大きなツマベニチョウのカップルが飛んでいた。私の目はオスプレイモードなので、全然ダメだ。4枚切ったが、よくてこれだった。お粗末。11:51

尾根に出たら、明るいのだが、草地でもなく、意味不明な建物があり、鶏が居て、通信塔が4本。普天間基地方面は見えない。

その近くに静かにアサギマダラが1頭。止っているのを撮るのは簡単。12:05

ペリーの旗立岩だとか。1853年5月26日、ペリー提督ご一行が沖縄島に来て北進したようだ。ここに星条旗をたてたようだ。だから普天間基地は見えないのか。冗談はともかく、危険を冒してこの岩に登らなくても良いだろう。オスプレイが飛ぶ音は聞えてこない。12:07

丘の上(標高160m余り)からの展望。ゴルフ場だ。右上が中城湾で、奥にうっすらと見えるのが勝連半島。その奥にホワイトビーチ(海軍基地)があるはずだ。

ヘリの音は聞えたが、姿は見えず。この辺りは、普天間基地を上がったヘリが中城湾に抜け、勝連半島の先を飛び、金武湾に入り、キャンプハンセンに飛ぶルートとなっているはずだ。12:34

車道から遊歩道へ。尾根に出ると拝所(うがんじゅ)か。地味だが、趣一杯。民衆の信仰で維持されているのだろう。派手な飾りはないけれど、学んだらきっと意味深いに違いない。12:39

ここいらで細い道を行く路線を断念して車道に下りた。そして元来た道を中城に戻る。高速南側の道を東に。

大きな黄色の花。花弁が落ちると左のようになるようだ。13:35

先ほど丘の上から見えていたゴルフ場の北側。13:46

高速を潜って北へ。

間違えて宜野湾市役所脇に出てしまった。遠回りとなった。

細い道を東に。つきあたりめいたところに十字架が見えた。これだ!

うっそうとした樹木と野嵩(のだけ)字の掲示。ここか。14:21

私はあの事故以来何度かこの場所を探したのだが、分からなかった。普天間パブテスト教会付属緑が丘保育園。

同教会と野嵩の慰霊碑。戦没者370名が祀られているそうだ(「ぎのわん市の戦跡」宜野湾市教育委員会編)。モロに逆光なので真っ黒になってしまった。文字が見えるようにすると他が真っ白になる。雰囲気を潰してしまう。14:22

保育園のお庭を拝見。ヘリは飛んでいないが、子どもたちは外に居なかった。

私は西側の丘に上がる。拝所だ。

西を見ると教会の十字架が見える。

CH-53の部品(高さ9.5cm)。ストロンチウム90が213gも入っていたものを囲う容器が落ちてきた。米軍はCH-53から落としたとは認めていない案件。2017年12月7日 10時20分頃

あそこ(正面)の屋根に落ち、庇に落ちた。よくもピンポイントのように落ちたものだ。

子どもらに当たらずよかった。ここから普天間基地滑走路端まで約1500m。実際はもっと手前で離陸する。飛行コースとすれば、150mぐらい外れているのに、度々頭上を通過するらしい。私が先に示した中城湾に入るルートをいくのだろう。園から見ていたら、西側(普天間基地のある側)が森に覆われており視界が悪い分、低空飛行で現れたら、より威圧的に見えるだろう。物が落ちてきたという事実の上に印象は増幅される。

飛行物体の飛行ルートを的確に判別することは難しい。空を切るじゃないが、「主観(的見方)」で無視される。何カ所かで同時に観察し、何度の方向と交点をもとめるのが一番正確。観察ポイント(固定位置)を探すことは案外難儀だし、同じ時間に動ける人がいるかだ。

こんなことは、本来国の責任でやるべきだ。そして米国海兵隊に保育園の上や学校の上を飛ぶなと要求するのは当然だろう。市や県も保護者たちの声を受け止め、国に要求すべきだ。

今の宜野湾市長は、「普天間基地は危険だから辺野古に移設すべし」と言う論者だ。移設で解決するのか、ここで詳しく触れないが、辺野古に持っていけば、あっちは演習場と隣接しており、装弾場も岸壁もある基地となる。危険な飛行が格段に増えることは明白だ。さらにオスプレイ墜落という事態を厳正に受け止めるべきだ。

 

 

 



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