ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】「代執行」を迎え撃つ沖縄から(20231226)

2023年12月26日 | 沖縄暮らし

おはようございます。2023年12月26日(火)晴れ

 今朝、朝食を食べたばかりにうるま市在住の友からの電話が鳴った。明日と、新年の集会のしらせだった。うるま市石川に国は新たな演習場をつくると先日報道されていた。何故うるま市が狙われるのかと思いながら読んだのだ。勝連分屯地のミサイル展開訓練場にも使うらしい。なぁるほどだ! ということをお話しした。

 メールを開いたら、別の友から、新年の集会チラシが添付されていた。ハイ、ハイ参加します。

 ともかく、「代執行」による大浦湾埋め立て工事が始まるようだ。この国は、いよいよ沖縄島・琉球諸島を戦場にすることを見据えて、基地建設に邁進するようだ。玉城デニー知事は、承認拒否を表明した。明日にも上告手続きを取るようだ。沖縄の民意を踏まえてのことだという。当然だろう。だが、この民意の中に、新基地建設反対と沖縄を戦場にするながひとつながりであり、だからなおさら反対だと主張していくべきだろう。

 私は、沖縄でもまだまだこの2つはすんなりと一つになり得ていないと判断している。もう一度、私たちは新基地建設反対の論拠を整理し直すべきだ。今別稿で書いている最中だ。新基地建設に反対しているある国会議員は、自衛隊のイベントに招かれ、参加したそうだ。愕然とする。「米軍悪玉、自衛隊善玉」の古すぎる観念にとらわれているからだ。

 自衛隊をどう評価するかは色々あって難しいとしても、「島嶼防衛」を進めており、これは嫌でも琉球諸島を戦場にする結果を招く作戦構想なのだ。これは「バツ」に決まっているだろう。島々が戦場になれば、生活が破壊され、自然も文化も破壊されてしまうのだ。これは78年前に起きたことだ。

 代執行は住民自治、団体自治を完璧に否定するものであり、現行憲法(地方自治)を抹殺していくだけの力をもつことになるだろう。私たちは自治とは何かを、もう一度実践の現場から、またあの大日本帝国憲法の時代と、日本国憲法の違いと類似点を学び直しながら、自治を深めていきたいものだ。それにしても「南西諸島」などと言わないでほしい。これはヤマトの中央政府から見た言葉だよ。沖縄から言うのであれば、琉球弧だろう。知名度が低いならば、高めるのが私たちの努力というものだろう。琉球諸島の自治を叫ぶならば、特段に留意すべき事だ。

 戦争YESの国内世論を平和YESの世論に作り替えなければ、私たちの明日はない。このためには自治と人権を育まなければならないのだ。平和外交もそうした日常の上につくり上げるべきだ。

 この国が言う「辺野古が唯一」は余りにも硬直しているが、そこに彼らの本性が現れている。米国が軍事占領して基地を造った歴史を肯定し、米軍基地の多くを沖縄に押しつけたまま、だからこそ返還を求めず、代替地への移設を求めてきたのだ。米日共同の考えなのだ。そこに代執行が重なっているのだ。そんな政府に私たちの未来を託すことはできないはずだ。

 来る年末年始は、代執行と沖縄を考えることになりそうだ。めげずに頑張りたい。



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