昨日夕方、豊原で撮影中、大城敬人(よしたみ)氏にお会いした。私が歩いていると、車を止めて出てこられた。11日の名護市議選で当選したお礼の報告に回られていた。彼は81歳。なんと沖縄の全市町村議員の中で最長老だ。今回引退すると聞いていたのだが、「もう一期」になったようだ。
彼は、一貫して新基地建設反対の立場から、地域に根ざした取り組みをされている。私が名護に引っ越してきたとき、「これできみも名護人(なごんちゅ)だね」と言ってくださったのが昨日のことのようだ。
私は、怠慢にも今回の選挙結果を見て、基地建設反対派として8名しかわからなかった。あと3名もそうらしいのだが、よくわからない。26人中、野党系がマイナス2はわかったのだが。私が投票した人=大城松健さんは当選。
いずれにしても野党系の人で、もっと協力し合う事が重要ではないか。得意・不得意いろいろあろうが、英知を結集する必要がある。このまま米軍再編交付金で名護市を運営していったら、市の主体性は消えていく。国の安保政策に絡め取られていく。今日の利便さで明日の戦争が準備されたらかなわない。
その意味で、ユーチューバーで当選した多嘉山侑三氏のお力も得たいところだ。またエコツァーガイドを名乗る東恩納琢磨氏には海のガイドとして大浦湾を知らしめたり、自然調査を定期的に行っている自然保護協会ともっと連携を深めるなどやるべきことはたくさんあるはずだ。それぞれ自分の成果をもっと開いていただきたい。
なお私が名護市政に求めたいことは、歩きやすい歩道を確保していただきたいことだ。この歩きにくさは沖縄全体に共通する問題だが、なんとかならないのか。また、国道58号の歩道橋の立て替えに2カ年かかっていた。これは沖縄総合事務局の問題だが、市民の移動を分断する工事のやり方にまったく納得できかねた。
それと名護市選管は選挙広報を作成していない。怠慢だ。誰が何を主張しているのかわからないまま、投票するなどありえない。全員がSNSで流している訳でもないのだ。