ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

「原発は気候変動対策?」について(20220107)

2022年01月07日 | その他の論考

 2011年3月11日の東北大震災は、巨大な禍根と影響を残して今に至っている。にもかかわらず、この国は「再稼働」を進め、原発が気候変動対策になるとの強気の姿勢を1㎜も変えていない。馬鹿はいつまで経っても馬鹿のまま。いや、馬鹿ではないか。猪突猛進なだけか。反省する能力がないのだ。

 ここに「原発は気候変動対策?」のアニメがあるので、よく見て欲しい。

OGPイメージ

「原発は気候変動対策?」アニメーションを公開しました|FoE Japan

原発は本当に気候変動対策になるのでしょうか? 日本政府は、運転時に温室効果ガスを排出しない原発を気候変動対策に位置付けてきました。しかし、核...

FoE Japan

 

6項目にわたって指摘している。最近の動向で私が仰天したのは、EUの動きだ。「ブルータス(EU)、お前もか!」なのだ。「核のゴミ」の問題ひとつとっても解決不能だ。核物質と人間は共存できないことを知るべきだ。

 政府・原発産業(電力と重科学)は、何故、原発一途なのかを私たちは考えなければなるまい。利権や、米国頼み(ヒロシマ・ナガサキを出発点に起動)がデカい。産業的に言えば、中央集権(独占)を維持したい、小規模小型発電など、無駄だと決めつけている。経済成長一途の発想を抜けることがないこと。こうしている限り、自滅への道が掃き清められている。

 大国は核兵器と原発を追求してきたが、これは自らの領土を戦場にしない、したくないという前提があってのことだろう(?)。この国はこれまで「専守防衛」をかかげてきたから、反撃を受けないことが前提だったのだろう。ところが、「専守防衛」をかなぐり捨て、攻撃能力を競いだしている。中国と朝鮮との間において。「攻撃は最大の防御」と言われ続けてきたが、77年前の戦争では、こう走って完敗したのだ。攻撃すれば、攻撃される。必然の報いだ。日本には54基もの原発があちこちにあり、ここが攻撃を受けたら、自業自得。また爆発して核物質が四散する。戦時となれば、市民は逃げ惑うこともできない。

 地域を中心に小規模の発電能力でまかなう、当然、自然・再生エネルギーを基本として。小さく生きましょう。スモール・イズ・ビューティフルだ。私はこう考える。

 

追記:沖縄電力は原発をもっていない。米軍基地に囲まれ、危険すぎるから。原発が必要なほどの電力需要がないから。諸説あるが、ないものはない。

 ただ沖縄電力の創設は1972年5月15日。この日なのだ。つまり、沖縄の電力は、そもそも米国・米軍が必要とし、電力会社を立ち上げてきたのだ。

 沖縄電力にまつわる不思議は、色々あるみたいだ。きちんと考えておくべきことなのだ。私も辺野古変電所と、高圧線の地中化問題で、考え始めたばかりだ。

 皆さんも頭上に張られた高圧線が、どこからどこへつながっており、何のために設置されているのかを考えてみてください。

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。