ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【補足】キャンプ・シュワブ関連の国道329号線沿い工事現況(20220306ー②)

2022年03月07日 | 辺野古・大浦湾

2022年3月6日(日)② 辺野古川河口などの私的な捜索を終え、このまま帰るのはもったいない。日曜日だから可能なチェックをやるつもりだった。

辺野古の上集落から沖縄電力の変電所をみる。

辺野古集落から国道329号合流点。14:40

手前の2本の電柱の奥に見える高圧線がキャンプ・シュワブに入る変電所につながっている。

左手の樹木の奥が地中化工事の現場(現場-④ 註:西端から数えて4カ所目)。本日は工事の動きなく、重機は、佇むだけ。

左の壁の中が現場④。右のフェンスはキャンプ・シュワブ。歩道を分かつ黄色の帯は何だろう。「段差あり、注意」だった。右の溝は、排水口のようだ。現場の中は平日、掘削工事が行われており、地下水などが排出されているのだろう。これは、平日に確認したい。14:43

沖縄電力辺野古変電所。発電所の電力をキャンプ・シュワブに電圧等の調整を行い供給している。

静か。14:45

工事は終わっているようだ。2022年2月28日までだ。現場-⑤です。14:46

新基地建設が完成しても電力供給は問題ないということだろう。

メインゲート前、工事車両用ゲート(閉鎖されている)前をサクサク通過。

第3ゲート前(註:正式には「第4ゲート」が正しいそうだ)にさしかかる。このカーブの右側が第3ゲート。ガードマンが立っているあたりが出入り口。

左側に「工事中」の標識が出ている。15:07

第3ゲート左手。あらら、伐採が大胆に行われたものだ。大浦湾の見通しが大きく広がった。正面が大浦湾の対面、安部崎と、安部オール島。ここから5km。15:08

ゲート左手から見る。重機が置いてある。トン袋も多数。この急坂をトラックが通るのか?

そもそもこの溝は何のため? 15:10

正面。弾薬庫(一部)と大浦湾。見晴らしが良くなったことを私は全く喜べない。15:10

以前はこう見えなかった。奥に長島が見える。台船がいるあたりが土砂搬入現場。N-2護岸。15:10

こうだ。この溝(谷)を伐採して、何を造るのか、するのか。15:12

国による自然破壊は止まるところを知らない。私は辺野古美謝川の付け替え地だと思っていたが、「チョイさんの沖縄日記」(ブログ)によれば、違った。作業用の道路を造るようだ。

また彼の記事によれば、この辺り一帯(79000立方メートル)を日米共同使用にしてある。私も「日米合同委員会合意事案」(2021年6月17日)で確認した(私は合同員会資料をファイリング中)。「本件は、キャンプ・シュワブの陸上施設の再編成に伴い、ゲート施設の整備を行うため、一部土地を共同使用することについて、日米合同委員会の承認を得た」とある。ゲート施設とは、出入り口などであり、弾薬庫管理の米軍と新基地建設工事の用途ということだろう。陸上施設の再編が混み合ってきたので、工事は錯綜しており、私たちもより確実に把握したい。

確かに地形図をみれば、美謝川付け替え予定地よりもずっと左手(北西)だ。

私は前(左)に進む。森が横に横に破壊されている。15:14

無残だな。延々と約300mぐらい。15:14

工事現場を通過。国道329号を交互交通にしてやっている。何だ?

「電気工事」と掲げている。作業車両が道を占拠しているが、現場はシュワブの中だ。施工者は仲程土建。15:16 

よく基地関連工事を請けおっている会社だ。帰宅後調べたら、本社は名護市の隣の宜野座村。

「電気工事」でも高圧線の地中化工事ではない。美謝川でもない。私は沖縄防衛局の入札情報を調べた。余談ながら基地関連工事の多さに驚かされる。「2020年度一般競争入札」「シュワブ(R2)造成追加工事(その1)」「工期:2021年3月9日から22年3月31日」因みに入札金額は「5億8960万円」(税込み)

作業している電柱に既に監視カメラが付いている。+何をつけるのか? 電気工事と言えば聞こえはいいが、監視カメラ設置を「電気工事」と言って欲しくないものだ。今後確認したい。

◎【補足】歩いているときは気づかなかったのだが、この工事を何故日曜日にやるか? 考えてみたら、沖縄防衛局の工事を進める側からみれば、当然だ。平日はゲートへのダンプトラック等の出入りがあり、その手前で片側通行(規制)したら、どれだけの大混雑になるか。ということだ。

今後、こうした交通規制を伴う工事は日曜日にやる例が増えるかもしれない。ご通行の皆様は、要注意。

15:20 この伐採ぶりに、はらわたが煮えくりかえってきた。

ガードマンが交代する。陸側(右)に休憩所がある。15:24

次の地中化工事の現場。長さは約100m。動きなし。見えないな。15:33

次の作業現場。

2、3ヶ月前に来たとき、ここの傾斜はきつく、管路埋設の現場にするのは、困難に思われた。H綱を打ち込み、路盤を造成したようだ(傾いているけど)。15:47

端に「転落注意」の掲示が何枚も張ってあった。あの先は5、6mの崖となっている。15:48

そして奥は森。構造物を造ることは伐採、自然破壊を避けられない。

大きな木が圧迫されている。15:50

もう涙目になってきた私。作業員は感じないのだろうか。建築=破壊だということを。 

反対車線に渡って撮った。歩道を切り下げているから、ここが現場への出入り口のようだ。15:51

今日は日曜日で晴れたから、車が多い。バイクは集団を組んで走っている。横断は慎重にと自分に言い聞かせている。

やんばるの森。イタジイ 15:58

新緑ダ。

バイクが駆け抜ける。駆け抜ければ駆け抜けるほど、森を見失う。16:04

行き交う車も撮ったが、ナンバーが見えてしまい、没に。

二見入り口の近く。今は何も書いていないが、地中化の管路から、高圧線に上がる場所になるだろう。16:09

上と同じ場所。どれだけの木を伐採しているのか?! 奥に70m、横に150mぐらい。16:10

やっと東村への分岐に出た。16:16

この赤土残土捨て場もこのために、森が切られたのだ。痛々しい。

イタジイなど。こうした木々をぶち壊して進む開発・新基地建設だ! 16:20

そう思っていたら息が詰まった。慌てて呼吸を整えた。怒りと感嘆が身体に強いたのか。

反対車線の歩道から見上げた。この高圧線・鉄塔が地中化への起点。16:23

二見入り口の近く。見上げた。16:29

海を壊すな!森を壊すな!ということだ。

 



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