毎日が山のこと

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花盛り、6月の秋田駒ケ岳(2018年6月24日)

2023-09-15 09:57:34 | 山日記

秋の秋田駒ケ岳から7年後の6月、今度は妻をともなってふたたび秋田駒ケ岳を訪れた。

この時はJRの大人の休日俱楽部パスを利用して乳頭温泉に泊まった。

その1日目がこの秋田駒ケ岳だった。

実はこの時は、パスの有効期間4日を生かすために、期間初日は一人で八幡平を日帰り往復した。

そのときのことは6月の八幡平(2018年6月22日)に投稿済みだ。

そしてその2日後、秋田駒ケ岳訪問となった。

前回来た時に、熊見平を越えて乳頭山から乳頭温泉まで歩いてみたいと考えたが、今回は妻同伴なのであきらめた。

コースは2011年秋と変わらない。なのでここでは花の紹介を中心に投稿する。

 

八合目にバスが付いたときは山の上部はガスにおおわれていた。

でも基本的に悪天候ではないので回復を期待して予定通り歩き始めた。

秋田駒ケ岳は火山がいくつも隣り合い重なりあっている複雑な地形をしているのでいろいろな花が見られそうだ。

 

歩きはじめるとすぐに花がお出迎え。マイズルソウ。

秋田駒ケ岳の主峰、男女岳の斜面に入るあたりにあったが、八合目を過ぎているのですでに背の高い木はほとんどない。

 

ヤマザクラもまだ咲いていた。

 

オオバキスミレ。もう忘れてしまっていたので調べなおした。雪解け後に群生して咲く雪国のスミレだそうだ。

 

イワカガミ。登山道の脇など比較的日当たりがよいところに咲くそうだから登山者にはありがたい。

 

ツマトリソウ。今回改めて図鑑を調べて、妻取草ではなくて「褄」取草が正しいそうだ。

私も勘違いしていた。花の縁が赤く縁取られることがあるからだそうだが、実際はまれにしか見られないという。

 

キバナノコマノツメ。この花はこの山で初めて名前を知った。

湿り気のある草原を好むと書いてあったが、咲いていたのは雪解け後の高木のない斜面だった。

 

6月なので残雪もある。腰の引けた妻。でもここだけだった。

 

フキノトウ。

 

ミヤマダイコンソウ。

 

 

男女岳の東斜面から南にまわりこむ。天気はよくなってガスもなくなった。

男岳とのあいだの平地に入っていく。でも風が強い。

 

シャクナゲのつぼみ。なにシャクナゲだろう。アズマシャクナゲの葉はつやがあると書いてあるので違う?

 

湿地に咲くムシトリスミレ。これも忘れていたなぁ。葉に粘液を出して虫をつかまえると書いてある。

 

阿弥陀池の近く、男女岳の斜面に広がるチングルマの大群落。すごい!

 

池のほとりには、チングルマやムシトリスミレなどがまじりあっている。

 

それにしても風が強くて、常時帽子を手で押さえて歩くようだった。

 

男女岳の山頂は割愛して、風を避けるため避難小屋のわきで小休止。

 

その傍の湿地の岩陰にヒナザクラ。東北地方だけに咲くらしいから見られてうれしい。

 

遠く乳頭山を望む。熊見平にはまだ残雪が残っていた。

 

??

イワカガミ

これはコケモモのつぼみ?

 

ふたたびマイヅルソウ。

ミヤマダイコンソウ。

焼森にさしかかるとコマクサが姿を見せた。

大焼砂の方には日本一といわれる大群落があるらしいが、この焼森でも十分堪能できる。

 

この時はキバナノコマノツメだと思っていたが、調べてみたらこういう砂礫に咲くのはタカネスミレだった。

大群落をつくっていた。図鑑の写真も秋田駒ケ岳で撮影されていた。

 

ミヤマダイコンソウと奥にタカネスミレ。

 

タカネスミレとコマクサ。

 

いやあ、すごい大群落だ。砂礫の斜面を覆って広がっている。

 

少しアップで撮れる場所があった。見た目だけでは花も葉もキバナノコマノツメと区別は難しいな。

環境で判断するのがいいのだろう。

 

焼森から前回と同様シャクナゲコースを八合目へとくだる。

この途中でもたくさんの花を堪能できた。

まとめて紹介する。左上からムシトリスミレ。右へシラネアオイ、左下コバイケイソウ。右下フキノトウ。

 

鮮やかなショウジョウバカマ。

 

オオカメノキ。

 

ナナカマドの花も満開。この白い花が秋には赤い実になるんだね。

 

なにツツジかな?花の色が鮮やかだった。

 

コケモモ?いやアカモノかな。

 

ツマトリソウ。

 

イワカガミ。

 

これは???

 

八合目からバスに乗って無事アルパこまくさへ。

ここから乳頭温泉行のバスに乗り換え。

 

この時の宿、大釜温泉。昔はもっと奥にあったが、火災にあい、ここに昔の学校の建物を移築して再開したそうだ。

ただし、ここは温泉はすばらしいが、湯治場の流れをくんでいるので食事は仕出しだった。

翌日は乳頭山の途中にある田代平まで行ったが、その話は次の機会に。

 

 


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