曇りだったのでシニア鉄道旅・・・を返しに行ったついでに 別のを借りてきた。BLACK BOX 伊藤詩織著 文藝春秋刊 2017年初版だ。一部ではベストセラーになってた本だが まあ安くなったら買おうとamazonの欲しいものリストに入れてた。メルカリアプリを入れたので 検索してみたら送料込みで480円であったのでポチろうか・・と思ったのだが 1000円近く出して熱帯を買ったし 京都の路地裏図鑑 コトコト刊 2013年初版 と青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行 大和書房刊 2018年5刷を買ったので ぐっと我慢して図書館検索したら あったので借りた。誰も予約入れてなかったので今日取ってきて4時間くらいで読めてしまったので 買うまでもない。まあ 簡単に言ってしまえば レイプの告発本なのだが 著者の言いたいところは別にある。自分が強くあること・・それに社会 まあ警察や検察 更にはその上の政治と個人がどう闘うか・・というところにあると思う。まあデートレイプドラッグの問題なんかも出てくるわけだが 結局権力側と個人が闘う記録でもある。まあこれは60~70年代の若者が権力と闘って結局挫折した記録と似てはいるが 問題が個人の尊厳対権力なので 今を生きる女性には読んでおいて欲しいな・・と思う。個人的には伊藤詩織氏のめげない勇気には感服するし 結局旧態然とした社会にも怒りは覚えるのだが・・ 方向性は違うにせよ 若いころに経験した挫折と同じだな・・という感じで本棚には入れない。まあ読んで思ったのは今も昔も大人 それも権力を持った大人・・というのは腐ってるのが多いな・・ということだ。20を過ぎた大人は信用するな・・というのはあたしの世代の常識だったのだが 何十年もたってるのに未だにこれかよ?と情けなくなる。日本が侍の国だったのはいつまで?
とうとう我慢できなくなってポチった。熱帯 森見登美彦著 文藝春秋刊 2018年初版だ。自宅療養中だから2000円近い単行本をあっさりは買えない。で まあお決まりの図書館のお世話になるわけだが 待ち行列が57人・・・今最後の人は57*2週間だあら 2年近く待つことになる。あたしは出てすぐ予約入れたんだが やっと7番。森見氏は大ファンだから読みたくてしょうがないのだが さすがに半年待ってもダメとなると かなり鬱でもう思い切って新本買おうか・・と思ってたら マケプレで送料込み995円で出てる。もう買うしかない・・というわけでポチりました。もう一冊 これもベストセラーのともだち幻想を待ってるんだが 今待ち行列のトップ・・・なんだが 9日の晩には京都に行く。順番待ちがいるので2週間しか借りれない。帰ってくるのは24日だから どう考えても期限内に返せない。まあ 元々この本 中高生に読んでほしい・・と帯がついてる代物だから 一度取り消してまた入れとくか?というところ。あっさり3週間借りれる本もあるが 半年待ってもまだ3ヶ月以上待たされるなんて我慢ならないのである。amazonの評価は分かれるものの やっぱり読みたいのだ。
年金生活者は2000万の現金が・・という問題で騒いでいるけれど 老人・・とういかまあよく言えいえばシニアか そんなにお金持ってる人いるのか?って感じである。あたしは大病してハードな仕事ができない体になっちゃったので 精神の方の障害年金と貯蓄の切り崩しで生きてるわけだが 60の時点で2000万の貯蓄なんか アルファケンタウロスでの話か?と思うぐらいに遠い話だ。まあ 親はそれなりに資産は持ってる・・金額も知ってるけど それをあてにする気は毛頭ない。1円も入らなくてもそれでも・・って思う。京都の学生時代は仕送りしてもらってた。最初に就職した名古屋のソフト会社は津から通ってた。食費・・伯母がみんな出してくれてたからまあできの悪い甥であるw で 創価学会の上司ぶん殴って止めた時には親は東京国分寺にいたわけで 仕事が決まるまでは脛かじってた。自慢にならんがw で 中野のソフト会社に仕事が決まって嫁はん呼び寄せて国分寺のアパート借りて住み始めた。敷金・礼金は親に出してもらった。そこまでだ。その後は1円たりとも出してもらわずに 東京に中古のマンションも買った。まあ職種がソフト屋だから紆余曲折を経て自営というか一人親方の設計事務所を始めたわけなので 当然退職金なんかない。ソフト屋って儲かるんでしょ?と言われそうだが 底辺の下請けはきついだけで安い・・・と前置きが長いw ソフト屋時代は現地調整があるから新幹線なんか乗ってたが システム屋になってから出張が無くなったので新幹線使ってたのは遠い昔だ。山暮らししてた時は車だったし。で 大病して車もバイクもきついよな・・おまけに収入は無い。新幹線やタクシーなんてそれこそイスカンダルにでもあるのかよ?みたいな存在である。実家に行くのも京都に行くのも夜行高速バスだ。宿は2500円のドミトリーだしw で 時間ができたのでのんびり旅にでようかと思うが 車やバイクは心臓にトラブル抱えてる時点で無理。じゃあ 自転車?とか思うが東京から地方まで行くのに宿代がばかにならんうえ 心臓だ・・これも無理・・ってなると鉄道旅しかないのである。で 古書店でローカル線一人旅 谷川一巳著 光文社刊 2004年初版てのを100円で買った。青春18きっぷ・・って1日3000円いかないで特急や急行を除くJR乗り放題の切符があるのだが 青春と銘打ってるけど 何歳でも使える。あーこれでローカル線ていいよな・・と思う。この本 初版は古いけど旅とは何か?というのを見据えて書いてあるので面白い。 で 鉄道旅の類似の本・・て探してたら シニア鉄道旅のすすめ 野田隆著 平凡社刊 2018年初版てのを見つけた。あーデータ新しいからこれは使えるな・・と思ってamazonで見たら840円もする。マケプレでも600円切るくらい。で 欲しいものリストにいれておいたのだが ふと図書館を検索したらあるのである。が あたしは今月は京都→小牧→津→京都→大阪・・と忙しいのだ。小牧はあたしの両親がケアつき住宅にいて 最近行ってないし 津は公正証書を作る(あたしがいつ死ぬかわからんので公正証書で遺言を書く)のに戸籍謄本がいるのだが まあ郵送で取れるんだが 嫁はんのお父さんの墓が鈴鹿にある。もう彼岸の人なんだが 一度も墓参りに行ってない不義理息子である。本家なんで家も農家だから田んぼも畑も宅地もあるらしい。まあ 今更三重に戻るつもりは無いのでどうでもいいんだが 墓参りとその辺を見てこなきゃならない。大阪は嫁はんの実家だ。で9日の晩に夜行バスで行くので この本どうしたもんか?と思ってたが読みたかったので昨日予約を入れた。九州は豪雨で鹿児島なんか避難指示出てるが 東京は曇りなんでいいだろう・・と思ったら 今日は豪雨である。日にちが無いので仕方なく歩いて取ってきたのだが3時間くらいで読めてしまった。感想?つまんないの一言につきるよ。シニアは金持ってる・・って前提で全体が書かれてるので豪華観光列車やグリーン車の話ばっかりである。旅ってスローであるほど 貧乏旅行ほどその土地が見えてくるのに 新幹線や豪華特急で行く旅行に何の魅力も感じない。青春18きっぷの10倍金かけて 車内でフランス料理?はぁ?というわけだ。まあお金がうなってて使い道の無い老い先短い(あたしも先は短いだろうがw)老人 もといシニアにはいいのかも知れんが あたしは全否定である。amazonで買ってたら 激しく後悔しただろうな・・という内容。で 代わりにamazonで青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行 だいわ文庫刊 2014年初版をマケプレで古書を買った。新本でも300円も違わないんだが 失敗だったら悔しい300円なので 良しとしようw あー毎月通ってる医者が静岡なんで 小田急やら伊豆急を使う。小田急のロマンスカーって小田原に入線してくる時に ぱららり~らぱららり~ら・・とミュージックホーンを鳴らす。初めて聞いた時には小田急って暴走族でも走ってるのか? ロマンスカーって族の特急か?と思ったくらいだ。非常に恥ずかしい。あれはやめれw あーで伊豆急だが 普通の電車も走ってるけど流線型のリゾート21って展望席つきのが走ってる。一見全席指定の特急ぽいのだが 実は普通電車。席は窓を向いて座る席が半分と普通の2人用対面シートだ。赤いのがリゾート21 黒いのに舵輪があるのが黒船列車。どちらも追加料金無しで運賃だけで乗れる。通院するのに熱海で待ってて黒船列車にあたるとなんとなく嬉しい。展望席は階段状になってて 運転席との仕切りは低い透明アクリルの仕切りだけなので 運行中は運転手に話しかけないでください・・なんてアナウンスがあるのものどかでいい。単線をのんびり走って片側は相模湾なんで景色もいい。ここはお奨めである。まあ遊びで伊豆下田まで行ければいいんだが あたしは残念ながら病院行くしかつかってないのであるw
こんなにつまらない本が1500円なんて法外な値段をつけて売られているのだろう?と疑問だ。二度寝とは、遠くにありて想うもの 津村記久子著 講談社刊 2015年初版・・である。芥川賞作家の津村氏が朝日新聞や京都新聞 日経ビジネスオンラインなんかに書いたエッセイをまとめたものだが 純文学作家の頭の中ってこんなに平板なのか?と思ってしまう。最後の方なんか美術館 美術展やスポーツの話に終始して これ本人の中では面白いのかも知れんが 興味の無い読者にとっては はぁ?と言う感じ。まあ芥川賞って通俗文学ではなくて芸術性の高い文学・・って位置づけではあるけど 悪いけど津村氏を8冊読んだ限り 限りなくつまんないな・・と思う。まあ そもそも純文学・・って娯楽性よりも芸術性に重きを・・という位置づけらしいが 芥川賞受賞作って総じてつまらないと思うのはあたしだけか? 友人が返本の仕事をしてるので文藝春秋を貸してくれるのだが 芥川賞も直木賞も一応は目を通してはいるのだが 最近のは特になんで?というのが多い。津村氏のも8冊読んだが どれも7年間の会社員生活からとったネタを引き出しからちびちび取り出して引き延ばしてるようなものばかりである。まあ あたしもちょっと気になったんで ミュージック・ブレス・ユーとワーカーズ・ダイジェストは買ってあった・・と言っても売れた本だから amazonで1円だったから買ったのだろうがw まあ8冊読んで もうお腹一杯・・というより なんか不味いご飯が大量にあったな・・という感じしかない。ノーベル文学賞を言われてる村上春樹氏も売れた作家なのでamazonで1円本が大量にでていたので 一応1Q84とかねじまきとかアンダーグラウンドなんか買ったけど どうも読む気がしなくて積んであった。先日京都の古本屋で村上氏のアフターダークが100円であったので ああ これ持ってないな・・と買って暇つぶしに読んだんだが 正直平凡でつまらない。まあ有名作家 それもノーベル文学賞に一番近い・・と言われてるけど つまらないのある。娯楽作品と言われるけど 森見登美彦氏や万城目学氏 片岡義男氏のほうが何倍もいきいきしていて面白い・・なーんて書くと文学オンチだろう あの良さがわからんのか? お前はアホか?とか言われそうだが つまんないものはつまんない。本棚で場所をとってるIQ84やねじまきは平積みにして 空いたスペースに野田知佑氏のエッセイを入れることにする。あー津村記久子氏?もう平積みの山である。嫁はんが一応取っておいてね 暇になったら読むから・・というので積んではあるが 無駄にスペースを取ってるな・・としか思えない。話は変わるが 芸術性の基準なんか人それぞれだと思うし ノーベル文学賞なんか正直いらんと思う。ノーベル賞って人類の発展に貢献したとか人を救ったとか そういう人に与えりゃいいんじゃないの?とか思うのである。