ハレ時々オンデマンドTV

オンデマンドTVの感想やら日々の見聞録

ザ・ホワイトハウス4thシーズン

2007-07-29 19:54:43 | DVD
待ちに待った、4thシーズンのDVDが到着。
(自分はBSではなくDVDで見続けているので
 今やっとここにたどり着いた・・・)
3rdのBOXから結構時間が経っているので
かなり待ち遠しかった。

前シーズンは大統領再選に向けて
迷走するスタッフの苦悩や迷いが描かれ
非常に複雑な、
悪く言えば焦点の定まらない印象があったのだが
4thになり、一転して
元の目標に向けて集中するシンプルな構造に戻った。

わかりやすい面白さを歓迎する単純なファンとすれば
このシンプルさは大歓迎で
時間を忘れて、ついつい引き込まれてしまう。


物語の主軸としては「大統領再選」なのだが
制作・放映された時期が9・11テロの後ということもあってか
テロに屈しない、正義のアメリカという大国主義路線が
全面に押し出されている。

再選の争点となるのは、ストーリー上
減税と教育、ということにはなっているが、
キーワードが「アメリカはヒーローを求めている」だし
「アメリカのリーダーは世界のリーダーである」的な主張が
随所に出てくるところは
9・11直後のアメリカの心理を直裁に表現しているのであろう。

もちろんドラマはあくまでもフィクションの話だし
テロは偶然なのだが、
考えてみれば、このドラマが作られた背景に
冷戦終結後の世界情勢の中で
「強いアメリカ」の再構築を求める潜在的な欲求があったとすれば
避けて通れない題材であることには違いない。
1st、2ndでしつこいくらいに出てくる「銃規制法案」というのも
実はアンチテロリズムの隠喩であるのだ。


このドラマがどこまで現実のホワイトハウスや
アメリカの政治の日常に近いのかは分からない。
しかし、多様な現実の中でいかに理想を持ち
自らの主張を貫き通すか、という信念のあり方には
見る度に感激するし、学ぶべきことは多いと思う。

「事件は会議室で起きている」の最たるものだが
リーダーが信頼できるなら現場も付いていくのだ、ということか。
(比較の対象が違う・・・?)

愚か者の民主政治より賢者の独裁政治、とはよく言われることだが
強く、正しいリーダーを求めているのは、アメリカだけではないだろう。

前首相の陰に押されてやたら存在感が薄く
閣僚のスキャンダルに振り回されてなす術もない
どこかの国の首相のことを、つい思い出してしまうのだ。


・・・そういえば、今日参院選だっけ?



■『ザ・ホワイトハウス 4thシーズン』DVDボックス  ¥15,750
ワーナー・ホーム・ビデオ 2007/07/13発売

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円谷プロのウルトラマン

2007-07-28 18:50:15 | ウルトラシリーズ
先日、仕事の打ち合わせで祖師谷に
行く機会があった。

駅の中に「ウルトラな街」という
横断幕やポスターが貼られていて
はじめて、円谷プロがあることに気が付いた。
(どうりで、聞いたことがあると思った・・・)

打ち合わせが終わって帰りがてら
散歩気分で円谷プロまで歩き、ついにたどり着く。
本当に住宅街の中に、突然現れる、といった感じ。

一般の見学はできないようだったが
「ここだったんだ!」としばし感慨にふける。

駅に戻る道筋の商店街にも
怪獣をシルエットにした
「ウルトラな街」のペナントが吊られていて
イベントがあるときはウルトラ兄弟が
やって来るんだそうだ。


今年はちょうどウルトラセブンが
誕生40周年にあたる(リカちゃんも/余談・・・)
ということで
TBSテレビで新シリーズ『ウルトラセブンX』という
復活シリーズを放映するそうだ。
プロデューサーの表有希子氏は「女性でも楽しめるように」と
ドラマ的な要素を取り入れる意向とのこと。

原作は確かに「大人の鑑賞にも堪える」
と言われるくらい、奥の深いものがあり
今見ても、考えさせられることが多いのだが
もちろん子どもの頃は何も考えずに無邪気に見ていた。

大人や女性が見られるのもいいけれど
やはり、小さな男の子が夢中になれるものを
つくってくれることを期待する。

「子供たちに愛と夢を」と
円谷プロのウルトラマンも言っていることだし。

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