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オンデマンドTVの感想やら日々の見聞録

JUDY AND MARY 15TH ANNIVERSARY TRIBUTE ALBUM

2009-03-31 03:29:34 | 音楽
JUDY AND MARY結成15周年記念のトリビュートアルバム。



仕事先のN村氏に教えられて購入してみましたが
これが予想以上の面白さ!
余計なこととは思いながら
やらずにおれない、個人的★づけをやってしまいました!
(長いです、かなり・・・)

01/いきものがかり クラシック
とりあえずオープニングが「クラシック」というのがいい。JAMのうたの世界で表現される10代特有の、自分の力を信じて前向きに生きる純粋さやひたむきさが凝縮された名曲で、おじさんは今でもこのサビを聴くと胸がジンとしたりするものだ。原曲のYUKIはかなり思い入れたっぷりで歌っていたものだが、いきものがかりの吉岡聖恵はちょっとあっさりめというか、あっけらかんというか、その辺が今風なんだろうね。
可もなく不可もなく、というところで★。

02/PUFFY motto
1年の活動休止後に発表されたWARPというアルバムはちょっと支離滅裂というか、良く言えばいえば色んな表現方法を試してみました的なものだと思う。この「motto」という曲は最もシンプルでストレートなバンドでやる音の原点みたいな曲で、JAMの底力を改めて実感させられて嬉しかった。特にPVの、デパートの屋上でやったほとんど一発ライブ撮りは感動的ですらある。その辺のインパクトをグイッとえぐってくれるヘビーなギターは秀逸!それにかぶさるPUFFYのボーカルのぬけ具合もいい味を出していて、実に楽しい。
これはもう、★★★。

03/mihimaru GT Over Drive
チャートで4位まで上がってJAMを一躍メジャーにした曲で、JAMといえばこの曲というファンも多いのだろう。とはいえYUKIに言わせると「別にJAMがやらなくてもいんじゃないの?」というほど、あまり好きな曲ではなかったらしい。彼女にとってJAMの音はあくまでも「JAMにしかできない音」ということで、その唯一無二の存在感に一番の意味があった。ただし、歌っているうちに段々好きになってきた、というわけで、ライブではアンコールナンバーの定番になっていた。Mihimaru GTというユニットは聴いたことがないので(すみません)よく分からないが、この曲を聴く限り、何がやりたいのかよく分からない。もっと自分たちのやりたいようにやれば、はるかに面白くなったと思うのだが、妙に中途半端。
せっかくいい曲なのに、★。

04/奥田民生 散歩道
原曲はドラムの五十嵐公太の曲。「ドキドキ」や「風に吹かれて」など中・高校時代の、毎日生きていること自体が新鮮で瑞々しく、自分の未来に一点のくもりもない、という幸福な時期の心地よさをうたった名曲。さすがにこの手のことをやらせるとこの人の右に出るものはないと言えるくらい、奥田民生ははまりきっていて拍手。
それだけよくできているがために、意外性やインパクトに欠ける分があって、あえておじさんの感想は★★。

05/半沢武志(Free TEMPO)  RADIO
メジャー2枚目のCDオレンジサンシャインに収録されていた曲。自分がJAMを聴き始めたのはかなり遅かったのでYUKIがラジオでDJをやっていた頃のことは全く知らないのだけれど、ご他聞にもれず、彼女にとってラジオでリスナーとつながりを持つことは非常に大きな意味を持っていたようだ。JAMがバンドとして当時も今も、音楽以上にファンの心に住み着いているのはそうしたコミュニケーションがあったことも大きいのだろう。半沢武志のアレンジはポップタッチで、どこか80年代の、竹内まりやにこんなのあったね、と思わせる軽妙なリズム感がよい。ボーカルは一瞬チャットモンチーのえりちゃんかと思わせるがSAWAというJAPANESE BLACK系のミュージシャンだそうな。個人的に大好きな声質ということもあるのだが、このリズム感の心地よさと声の癒し感はいい意味で想定外。
これは★★★の大満足。

06/school food punishment Brand New Wave Upper Ground
音づくりの軸が恩田快人からTAKUYAにが移り、1年の休止期間を経たにもかかわらず、解散に向かって進むことになったJAMの未来を予感させる1曲だった。元々恩田快人のもっていたポップで売れる「ロリータパンクバンド」というコンセプトはもう既に達成されていたわけだから、彼自身が続ける意味がないというのも分かる気がするし、YUKIが「恩ちゃんが抜けるなら、やめよう」という言葉も正直そのままだったのだろう。良し悪しは別にしてこの曲やWARPというアルバムを聴くときはそんな感慨が浮かんでしまうのだが、やはり他の人の手にかかると聴こえ方も違って、素直に原曲のよさを楽しもうという気持ちになる。
とてもリメイクするのがやさしい曲とは思えないのだが、そつなくまとまっているので、ま、いいでしょう。★

07/HALCALI ラッキープール
前曲同様WARPからの選曲。流れから行くと、「ドキドキ」や「散歩道」のような10代のライフシーンの切り抜きなのだろうが、バンドのコンセプト自体がそこからずれてしまっては、もはや説得力はない。TAKUYAの曲なのだが、珍しくハズしていると感じるのは、同じWARPに入っている五十嵐公太の「散歩道」とは対照的だと思う。HALCALIのアレンジはむしろそうしたこだわりがない分、自由にやっている感があって、こういう世界もありかと思わせてくれる。いわゆるヒップホップの、いい若いモンが何悲しくてお経を読んでるんだ、というボーカルスタイルは全然馴染めないのだけれど。
個人的な好みは一旦棚に上げて、★★。

08/SCANDAL DAY DREAM
メジャーデビューのCDに入っていた最初期の曲。デビューの頃からレパートリーは200曲を超えていたというJAMはやはりその頃の、というか日本のバンドの中ではちょっと抜きん出ていたのだと思う。YUKIの言葉にもあるように、唯一無二というのが彼らの信条なんだろうが、この曲に関する限りは、あまり「らしさ」を感じないのは、私だけだろうか?YUKI流に言えば「爆風スランプでいんじゃないの?」って感じ。逆に言えば、あの頃のバンドの音って(よく分からないけど)みんなこんな感じだったような気がする。使っている楽器は電気ギターやドラムセットでロック風だが、いかんせんこぶしまわしが演歌!ま、今でもそんなのはよくあることだけど。そういう意味ではこのSCANDALも忠実に「演歌」を歌っているな。ライナーノーツでは女子中・高生で組まれたガールズバンドと紹介されているが、いつもこんな演歌をやってるわけじゃないんだろうな・・
と、おじさんは心配になって★。

09/木村カエラ HAPPY?
「ラブリーベイビー」や「クラシック」、「クジラ12号」「風に吹かれて」など紛れもなくJAM絶頂期の4枚目のCD、POWER SOURCEの中の曲。この作品群の中ではちょっと異質な感じのする曲。CDよりも横浜スタジアムでのライブの印象が強いのだけれど、木村カエラのちょっとシュールな曲づくりはその辺の雰囲気をよく感じさせると思うが、どうかな?
何にせよ、存在感のあるボーカルはさすが、という感じで★★。

10/中川翔子 そばかす
このアルバムの中で一番インパクトがあって、おそらく一番よくできているのではないかと思われる1曲!これは大変素晴らしい!しょこたん歌うまい!これは想像以上だった。すみません!しょこたんのアニソン、アイドル歌謡路線全開で、まるで松田聖子が乗り移ったがごとき世界観の展開は100点満点。原曲も「るろうに剣心」とかいうアニメのエンディングテーマだったそうだから、そういう意味でもハマったのかもしれない。JAMのメロディの分かりやすさ、詩の世界の親近感はアニソンの世界観に通じるところがあるのだと思う。YUKIの書く詩のユニセックスな、男子も女子も共感できるリアルな感覚は、映画でもドラマでもなく、アニメの中にある、と言えば言いすぎだろうか。
とにかく、1日100回ブログ更新という快挙も達成したことだし、しょこたんに★★★!

11/ミドリ ミュージック ファイター
JAM解散後のインタビューで最も印象に残る曲は?と問われてYUKIが答えたのがこの「ミュージック ファイター」。何度も繰り返すようだけれど、JAMのこだわりはあくまでも「JAMらしさ」にあった。それはもちろんどんなミュージシャンにも言えることだけど、「らしさ」のある曲はいつになっても、誰が歌っても、その個性は失われることはない。このトリビュートアルバムに納められている曲はどれも比較的にメロディラインを忠実にたどっているようだが、原曲の「美しさ」を残しながら、どこまで自分たちの世界に描き替えられるか、広げられるか、というところも聴きどころの一つだと思う。ミドリの編成はJAMと同じで、バンドコンセプトも似ているのかもしれない。「ドゥビドゥビパッパ・・・」のあたりは面白いし、ボーカルの後藤まりこのセーラー服姿はぜひ見てみたいと思うのは山々なんだけど、
同じ土俵に乗っかっちゃ、ねえ・・・★。

12/大塚愛 LOVER SOUL
これは文句の言いようがありません。こういう世界もありますよね、というか、奥田民生同様、大塚愛的完成度の高さがあって、マル。この曲が入っているPOP LIFEというアルバムはピークを超えて崩壊寸前の危ういバランス感覚の中でつくられていたようで、「イロトリドリノセカイ」やら「手紙を書くよ」「ランチ イン サバンナ」などTAKUYAの妙に芝居がかった大仰な曲づくりが全面に出ている。この「LOVER SOUL」はその流れの極みで、デビュー当初のシンプルなパンクバンドと同じバンドとは思えない隔たりがある。人は時間とともに成長するものだから、それはそれで当然なんだけど。大塚愛のピアノ弾き語り版はむしろ、当時の世界観に引き戻したといえようか。例えがいいかどうかは別にして、「The Long and Winding Road」に余計なストリングアレンジを加えたと言って激怒したポール・マッカートニーの逆をやっているようなもん。
おじさんはオリジナルよりこっちが好きだなあ、というわけで★★★。

13/シギ KYOTO
こう書いてくると、まるでおじさんがTAKUYAを目の敵にしているようだが決してそんなことはなくて、TAKUYAの感性は好きだし、何よりギターのウデは最高だと思う。ストラト使っても決してアームを付けないとこなんか、抱きしめてあげたいくらい。しかし何よりもJAMの凄いところは、バンドとしてメンバーの完成度が高いというか、あの4人が集まってこそあの音ができる、ということなんだと思う。正直言ってTAKUYAは凄いと思うが、なぜかROBOTはいいとは思えないし(あくまで個人的な好みで・・・)。おそらく、恩田+五十嵐という鉄壁のリズムセクションと芯の強いYUKIのボーカルがあったからこそ、自由で神業的なギターワークが活かせたのだと思う。この「KYOTO」という曲は先のインタビューでTAKUYAが最も印象に残っている曲としてあげたもので、ギターこそ地味だけど、ロールを活かしたドラムや浮遊するようなボーカルが不思議な世界を構築している。シギという人も初めて聴くけど、声質や歌い方が違和感なくはまっていて、原曲の柔らかい雰囲気をよく表現していると思う。
意外性はないけれど、安心感があるので★★。

14/スネオヘアー 小さな頃から
ギターのイントロとピアノのリフが印象的な原曲。ちょっと少女趣味っぽい、子どもっぽい内容ではあるが、曲のつくりとしては決してヤワなバラードではなく、腰の強いベースと小技の効いたドラムが底を支えている。JAM最後の東京ドームで歌っているときも、淡々と演奏しているようで、エンディングに向かって力強く盛り上がっていくところはやはり感動的。バンドの個性を決めるのはリズムセクションだと常々思っているのだけれど、やはりJAMもリズムセクションがキモなのだ。ということをスネオヘアーも思ったのかどうかは分からないが、ちょっと頼りなげなボーカルながら、終始ドラムのリズムキープを強調していて、なかなかいいところを突いてるじゃん、とほくそえんでしまうのだ。多分、人によってはどうしてこれが?と思うかもしれないが、
オジサン的には十分★★★なのだ。

15/真心ブラザーズ ドキドキ
やさしいメロディや詩の内容だけ聴くとほんとに軽いポップチューンなんだけど、バンドスコアのアドバイスにはこのリズムをかっこよくまとめるのは至難の業、などと書いてあった(と思う)。自分は楽器はいくつか持ってはいるけど、練習嫌いとセンスのなさが災いしてまともに弾けるものは全然ないのだけれど、夢は夢として持ち続けるのは個人の自由だから、性懲りもなくバンドスコアなんか買い込んで、後生大事にしまいこんでいる。JAMというバンドはいまだに再結成してほしいバンドの上位に、というか1位になってしまうくらい人気が衰えないようだが、きっと誰の心の中にも忘れられない10代の頃の夢、みたいに大切にしまわれているんだろうと思う。自分がJAMにはまり込んだのは40歳を過ぎてからで、恵比寿のLIVE DVD(POP LIFE SUICIDE2)を見て、自分もここに行きたい!と即座にファンクラブに入会したものだ。その夢はかなわなかったが、今でも日常的に自分のテンションを上げたいときはJAMを聴いている。恵比寿のステージでYUKIが「ジュディ アンド マリーはあなたの一部なのよ!」と話しているが、おじさんも、そう思うよ。15曲通して聴いて、「クラシック」から始まって終わりは「ドキドキ」というのも、いい並びだと思う。このCDはぜひシャッフルしないで聴いてほしい。
そんなおじさんの個人的ドキドキを込めて、これも★★★!



※これはファンクラブに入ったときにもらった会員証がわり(?)の缶バッジ。
 もう1種あったけど、無くしてしまいました・・・


というわけで、JAMファンの方も、そうでない方も、ぜひご家庭に置いてほしい1枚であります!
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Perfume ワンルームディスコ

2009-03-29 20:51:36 | 音楽
Perfume ワンルームディスコ



春らしく、新しく一人暮らしを始める
女の子の気持ちを歌った曲。
ここんとこ、若い子に向けて
詩の内容がリアルなメッセージ性を帯びてきているが
いっそのこと、自分たちで作詞するようになれば
新しい世界が広がるかも。

去年1年間はトップスピード突っ走ったことだし
今年はゆっくりでいいから
もっといろんなことに挑戦してほしいなあ
などと、おじさんは思ってしまうのでした。



Perfume/ワンルームディスコ CW:23:30 初回限定CD+DVD ¥1,000(税別)


・・・・と言いながら、今日一番のニュースは
ブラウンGPのワン・ツーフィニッシュ!
今年は楽しみだ!

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加藤訓子 サウンドスペースエクスペリメント

2009-03-28 23:58:29 | 音楽
サウンドスペース・エクスペリメント
Vol.01 Steel Drum Works

2009年3月26日(木) 27日(金) 28日(土)
アサヒアートスクエア・スーパードライホール4F
加藤訓子/ソロパーカッション



久しぶりに加藤訓子を聴く。
今日の主役はドラム缶。4年ほど前さいたま芸術劇場で使用して以来、研究を重ねてつくられたという、オリジナルのドラム缶楽器が10種類近くあった。

会場はアサヒビール本社横の、金色のシュールなオブジェが乗っかった、あの建物だ。

4階の小さなホールで、観客は100人くらいだろうか。真っ黒なホール内に、ツヤ消しのシルバーで塗装されたドラム缶楽器群が並べられ、天井に向かって何本もスプリングが伸び、いくつかは天井から吊り下げられて先端にキッチンボールや正体不明の玉がつけられている。会場内のあちこちに細い円柱型のスピーカーが並んでいるのは、川と同様のスタイル。

オープニングはいつもと違って、テープで女性のおしゃべりが流れ、やがて歌になって切れたところで下手から彼女が登場。そのまま「アンビル・コーラス」が始まった。複雑なポリリズムを何なくこなしているのはいつも通りだが、今日は楽譜を見ないでやっていたようだ。



続いて彼女のオリジナルの「プラネット・アース」。内部に剣山のようにボルト(金属棒?)を固定し、水を張ったドラム缶(ボニョ~ンと不思議な音がする)から始まって、ピアノ線を張ってツィターのように鳴らすもの、同様にギターの弦を張ったもの、金属棒を縁に立ててコズミックな響きを発するものなど、個性的な音世界を順々に聴かせてくれる。
一旦、間をおいて、上手のステージへ。やはり、テープのアフリカ的なコーラスにあわせて素手でドラム缶を叩くところから後半が始まり、やはりオリジナルの縦半分にカットしたドラム缶に中空の鉄柱を並べた手製の鉄琴、ティンパニの上に置いた大きなおリンから再び弦に戻る、という流れ。

宇宙というテーマは前回から引き継いでいるものとも言えるし、ドラム缶の金属的な音世界がコズミックな雰囲気をかもし出すところからも来ているのだろう。ただし曲の展開はむしろ「ルーツ・オブ・マリンバ」に近く、中近東的なツィター風のエキゾチックなフレーズやアフリカンリズムなど地球の旅も楽しめる。

そしてまったく切れ目なく、ライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」へ以降。ライヒのテープに加藤訓子のスチールドラム、ビブラフォン、マリンバのソロがからんで、濃密な音空間をつくっていく。
ドラム缶楽器のソロが繊細な音の響きのニュアンスの世界とすれば、こちらはミニマルなリズムが重なり合いながら増幅していくダイナミックな世界。なかなかドラマチックな展開であり、非日常的な音空間へどんどん引き込まれていく。

アンコールの1曲目は多分「ルーツ・オブ・マリンバ」の曲でマリンバのソロ。鳴り止まない拍手に応えて2曲目は「カンズ・クラブ・ミックス」というテープとのミックス。そして本日最も楽しかった会場全員でのボレロの演奏。(このときなんと私が彼女のドラム缶を叩かせていただくという幸運に与る!)

デジタル音源で音楽を創ることが当たり前の現在、手づくりの楽器で生の音の繊細さを追求する加藤訓子の音楽表現は実に人間的で、心の底に響くものがある。
元来打楽器はプリミティブで文字通り人の感情のルーツを表現するものだと思うが、今日の演奏はいつにも増して純真で楽しく、彼女自身も聴いているオーディエンスも、まさに子どものように心を遊ばせていた。

音の実験というと堅苦しいけれど、ここ数年聴いた印象をたどってみると、技術的にはますます研ぎ澄まされていながら、その分、一層やさしくなっているように思う。
初めて聴いた武満はまるで神のようで、そのあと巫女になり、そして今日はあどけない子どものようだった。

この純粋さががある限り、いつまでも彼女は私たちを心のルーツに連れて行ってくれるだろう。

<演奏曲目>

地球  「アンビル・コーラス」/デビッド・ラング
宇宙  「プラネット・アース」/加藤訓子
共存  「エレクトリック・カウンターポイント」/スティーブ・ライヒ
     ※パーカッションバージョン世界初演
アンコール
「ルーツ・オブ・マリンバ」(多分)より/加藤訓子ほか
「カンズ・クラブ・ミックス」/加藤訓子
「ボレロ」/モーリス・ラベル
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ナッチャンWorld 横浜大さん橋に

2009-03-01 21:48:11 | Weblog
ナッチャンWorld 横浜大さん橋に寄港
横浜・函館開港15周年記念イベント



世界最大級の高速フェリー「ナッチャンWorld」が横浜港に寄港した。「ナッチャンWorld」は「ナッチャンRera」とともに2007年秋に青函航路に就航したものの、昨年の原油価格高騰のあおりを受けてわずか1年足らずで運休を余儀なくされていた。しかし幸いにして新しい運用会社が決まり、再デビューが決まったということ。今回の寄港はメンテナンスを終えた「ナッチャンWorld」が函館に戻る途中で、函館・横浜の開港150周年記念イベントのひとつとしてPRをかねて立ち寄ったのだそうだ。

鋭い船首や空気抵抗低減のために凹凸を少なくしたカタマランと呼ばれる双胴の船体は、文字通り海の超特急という印象で見ているだけでワクワクしてくる。船体いっぱいに描かれたイラストは公募で決まった小学校2年生の川島なつみちゃんによるもので、「ナッチャン」という船の名前も彼女の愛称が由来だそう。SFチックな船にもかかわらず、この絵や名前がとても馴染んでいていい感じである。自分の絵や名前が船になるなんて、幸せな気分だろう。再就航が決まって喜んでいるに違いない。



船内は車庫と客室2フロアにわかれている。エコノミークラスは旅客機のようなシートが並び、ラウンジなどもあり、なかなか快適だ。エグゼクティブクラスになるとマッサージチェアや2~4人掛けくらいのソファーブースが並び、ゆっくりとくつろげる。
20年ほど前、自分が乗ったフェリーは、椅子席もあったが大方畳の小上がりを衝立で仕切った程度でほとんど雑魚寝状態だったように記憶している。その頃に比べると雲泥の差だ。



今回は札幌にいた頃会社の同僚だったI君が、函館開港150周年イベントに関わっている関係でこのイベントのために出張してきたため、彼と会う方々出かけていったものだ。横浜大さん橋に行く道すがら、記念行事に向けて改修工事が進む皆と周辺の様子を見るながら、徐々に盛り上がってるな、という実感を受けた。
一方の函館はご多聞にもれず景気後退の影響で企業協賛も厳しい状況だという。

今年開港150周年を迎えるのは横浜、函館のほか神戸と新潟。それぞれの都市で記念イベントなどが行われるのだろうが、やはり個人的な縁がある分横浜・函館にはもっと一緒に盛り上がってほしいと思う。

3月6日(金)にはこの「ナッチャンWorld」で横浜ベイクルーズが催されるそうだ。最新の高速船に乗って海の上から眺める氷川丸も乙なものかもしれない。1時間20分のクルーズ、軽食・ソフトドリンク付きで大人5,000円、小人4,000円ということなので、興味のある方はぜひ体験を。



<高速船ナッチャンWorld横浜ベイクルーズ>
3月6日(金) 
第1便 クルーズ 11:00~12:20 募集人員100名
第2便 クルーズ 15:00~16:20 募集人員100名
受付は出航15分前まで。詳細は下記へ問合せを。

問合せ先/日新航空サービス(株)横浜支店 担当:岡本さん渡辺さん、友金さん、栗原さん
     TEL:045-671-6332
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