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曽根麻矢子 ゴルトベルク変奏曲 2008年盤

2011-01-02 21:13:25 | 音楽
曽根麻矢子 BACH『ゴルトベルク変奏曲』2008年新録音盤



年始恒例(自分だけ)のゴルトベルク。
今年は曽根麻矢子の2008年盤。
(写真 左上)

2年も前に新録音盤が出たとは全く知らず
年末にたまたま寄ったCD屋で見つけて購入、
封を切らずに放置しておいたものを引っ張り出してきた。

実はこの人の演奏スタイルはあまり好きではないので
普段はめったに聴かない。

10年前に最初のCDが出た時は即買って、即聴いたのだが
出だしの一音を聴いただけでストップボタンを押してしまった。
(右下の写真)

だから、10年後の新録音を聴くのもちょっとドキドキ、
あえて新年に聴くというのも、かなり自分的には勇気の必要なことだったわけだ。

で、聴いてみると、あ、最初の一音はいいけど、
ああ、次からやっぱりそう来るのね・・・という
装飾音とルパートのてんこ盛り(誇張してます)で
10年でそのスタイルにさらに磨きがかかった感じだ。

まあ、オヤジの好みなんて犬にでも食わせろ、という気持で聴けば
彼女独自の世界観ががっちりと確立していることは間違いないし
歌謡曲なみにビジュアルが先行しているように思えるクラシック音楽の中で
(彼女も、もちろん美人だ)これだけオリジナリティのある演奏ができるということは
非常に貴重なのだと思う。  

逆に言えば、こういうスタイルがいいという人には、他に並ぶもののない演奏であろう。
レオンハルトなんかが好みの方には至高の1枚なのではないか。
(あくまでも、私見ですが・・・)

そう思って襟を正して耳を澄ませば、実に聴きごたえのあるCDである。


話は変わるが、昨年の後半に仕事で「成功している工務店」を何件か取材する機会があった。
決して多くを見たわけではないが、彼らに共通していたことは
自社の強みをつくって、そこに徹底して集中するということだ。
たったー点を、しつこく繰り返し、何があっても信念を変えず、そこを掘り下げていく。
それを地道に伝えていくということだ。
そこに共感して顧客が集まり、強い信頼関係がおのずと生まれている。

取材しながらわが身を振り返り、何度反省させられたことか・・・
やはり、軸のある会社(人間)は強い、ということを教えられた。


曽根麻矢子にも軸がある。連綿と培ってきた強さがある。これは素直に感じるべきだろう。

新年早々、気持ちが引き締まる清々しい1枚になった。


バッハ『ゴルトベルク変奏曲』2008年録音 曽根麻矢子(チェンバロ)  
発売・販売元エイベックスマーケティング㈱ \3,000(税込) 
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あれは「ケムトレイル」だったのか?

2011-01-01 22:08:35 | Weblog
今日、初日の出の写真を何点かUPしたら
空に写っていた「飛行機雲」のような雲が
実は「ケムトレイル」ではないかというご指摘をいただいた。

自分は不勉強で「ケムトレイル」という言葉は
初めてだったため調べてみると

ケム・トレイル (chem trail) は、航空機が化学物質などを空中噴霧することによって生じているという飛行機雲に似た航跡。「ケミカル・トレイル(chemical trail)」の略であり、「コン・トレイル(con trail:航跡=飛行機雲)」より派生した語。公害のような副次的被害ではなく有害物質を意図的に散布による住民への健康被害を目的とした散布される。
Wikipediaより→原文はこちら

と出ている。

これは米軍による陰謀で、ほぼ毎日のようにどこかで
有害物質が空中散布されている、ということらしい。

ちょっとギョっとするが、今日の自分の写真について
冷静に考えてみた。

下の写真がそれで、撮影時間は07:15:02となっている。
場所は横浜市の山の内埠頭からみなとみらいへ向かう橋の上。
真ん中に見える橋はヨコハマベイブリッジだ。





私は日が昇りきった時点で撮影したのだが
友人がまさに日の出の時間帯にほぼ近隣で撮影した写真が
あったので参考までに下に添付する。
上の写真で左の倉庫の屋根の部分に小さく写っている風力発電機が
下のものである。
この写真だと右上に飛行中の飛行機が写っており
偶然にもこの「トレイル」が引かれている瞬間を押さえている。
残念ながら遠すぎて機種までは特定できないが・・・




今日の横浜の日の出は06:50だったので
この写真は06:50~07:00頃に撮られたものだと思う。
(本人には確認していないが・・・)

可能性として考えられるのは、羽田空港からの出発便だが
今日の06時台は27便(2便が欠航している)で
羽田から西方面に飛ぶ便は22便であった。
撮影時間から考えると、出発時間はおそらく06:30~06:45頃と
推定されるが、それでも西方面に向かう便は11便もある。



羽田の離着陸時の飛行経路は国交省の平成19年の資料によると
主に4つあるらしい。
今日の06時台の羽田の天気は北北西の風で風力3
ごらんの通りの快晴なので、
経路①の赤で「28便」(1時間あたりの平均飛行本数)と
表示されているルートが使われたと考えられる。



ちなみに地図の中に自分と友人の撮影方向を記しておいたが
北(右下)から浸入して大きく左旋回しながら南(右上)に抜けていくトレイルは
飛行経路図①と合致する。

今回捉えた写真の「トレイル」はやはり
通常の定期便の「飛行機雲(コントレイル)」だったと考えるのが
妥当であると思う。

ただ若干腑に落ちないのは
確かに「飛行機雲」にしては残っていた時間が長く感じられるのと
同時間帯にこれだけ同じ飛行経路を使う便があるのに
「飛行機雲」は1本しかできていなかった、ということだ。

自分が撮っていた時間帯でも07:30頃出発の便は4便あるのだが
トレイルは見なかったし、飛行機が飛んでいることすら気づかなかった。

まあ、飛行機雲は飛べば必ずできるものでもないし
飛行機に気づかなかったのは距離のせいか、私の不注意なのだろう。
(友人はかなりの望遠で撮っている)

「ケムトレイル」については多数の報告があるが
例によってデマだという説もあり、論争が続いているようだ。

しかし、一度そういうことを聞いてしまうと
これから空を見るたびに「飛行機雲」が気になるだろう。

怪しい雲を見かけたら、撮っておこうか。


コメント (5)
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横浜_初日の出、後

2011-01-01 10:00:50 | Weblog
横浜の初日の出はたくさんUPされているだろうから
そのちょっと後の風景を・・・

横浜山の内埠頭あたりから撮影。






飛行機雲が、いいね。





ビルの反射に見とれる人たちと、それを撮るオレ。
ついでにクレーンも。



あの雲は羽を広げた巨大な鳥のようになった。



今年はなんかいいことありそうだぞ。
コメント (2)
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