ハレ時々オンデマンドTV

オンデマンドTVの感想やら日々の見聞録

ウルトラセブンと手塚治虫

2006-07-29 02:38:50 | ウルトラシリーズ
オンデマンドTV ウルトラセブン
31話「悪魔のすむ花」

ビデオ→ジャンルから選ぶ→キッズ/特撮→ウルトラセブン

ウルトラセブンのシチュエーションの多彩さは見る者を飽きさせない、
というか、よくアイデアが出るものだと感心する。

31話「悪魔のすむ花」は少女の体内に侵入した
宇宙細菌ダリーをミクロ化したセブンが肺の中で倒す
という話。
見てすぐ『ミクロの決死圏』を思い出し、
調べて見たら、日本での公開は66年で
ちょうどセブンの前年のこと。
なるほどネタとして取り入れたのね、と納得して
ついでにDVDを探すつもりでアマゾンを開いてさらにびっくり。

カスタマーレビューを読んで初めて知ったのだが
そもそも『ミクロの決死圏』の元ネタが
アニメ版『鉄腕アトム』だったとは!
しかもその元は手塚氏48年作の『吸血魔団』という単行本なのだそうな。

つまりセブンのさらに20年も前に手塚治虫氏が
極小化して体に入るというアイデアを作品にしていたとのこと。
今更ながらに驚いてしまいます。
巨匠、すごすぎ。

その上、小さくなったセブンが助けた少女がなんと、松阪慶子!
当時14~5歳の新人ということで、妙に丸っこい感じだが
横顔が後年の美形を彷彿とさせる。

などなど、シリーズ中盤、ちょっとダレてきたか
というところで楽しめる1本ではありました。

おじさん、迷わずアマゾンで『ミクロの決死圏』買い。





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ジャミラ

2006-07-23 01:32:28 | 音楽
ウルトラマン 23話 「故郷は地球」

オンデマンドTV
ジャンル→キッズ/特撮→ウルトラマン→23話

「忘れられない怪獣・宇宙人」のアンケートでは
ゼットン1位、バルタン星人が2位だったとか。

思えば、怪獣の印象はウルトラマンシリーズが
一番鮮烈に残っている。
いま見ても、セブンの怪獣・宇宙人は凝りすぎというか
ストーリーに重点を置いているせいか
いまひとつ思い入れが少ない。

シンプル・イズ・ベストの法則は怪獣にも当てはまる
と思っているのは私だけ?

ちなみにウルトラマン23話のジャミラは
結構印象が深かったのだが
自分の中では、最後にミイラになったジャミラが
地球の周りを回っているという・・・
とんでもない記憶違い。
別物とゴチャマゼになっている。

でも子どもの頃はみんな
シャツを頭にかぶってジャミラごっこをしたから
人気があったのだとは思う。

話そのものはシリアスなのにねえ・・・



コメント (2)
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アイ・スラッガー

2006-07-05 00:09:16 | ウルトラシリーズ
ウルトラセブン 21話
「海底基地を追え」

オンデマンドTVでは

ビデオ→ジャンル→キッズ/特撮→ウルトラセブン#21

ウルトラシリーズ、特に
セブンで色濃く現れている反戦、反武装の思想が
強烈に出ている。

沈没した戦艦大和が日本本土に向けて砲撃を行う
という痛烈なアイロニー。

ウルトラマンの頃から、怪獣をやっつけるなら
最初からスペシウム光線を浴びせたり
アイ・スラッガーを使えばいいじゃん、という疑問が
つきまとうわけだが、実はその答えがここにある。

ウルトラマンにしろセブンにしろ
「宇宙人」という生身の「人(?)」であって
ロボットでもなければ「兵器」でもない。
だから最初は「人力」で解決しようとする。

最初から必殺光線を使ってしまえば
彼らは単なる兵器に堕し、
戦争に明け暮れる人間と
変わりなくなってしまう、ということだ。


武器は武器を呼び、破壊はさらに大きな破壊を招く。
「戦艦大和」は日本人にとって戦い抜くこと、勝つこと、
ある意味で希望の象徴ですらある。

その「戦艦大和」に人間の醜態を語らせたのは
単に、そういう時代だったから、というわけではないだろう。
今さらながら、制作陣の「骨太」に感心させられる。

セブンにはカラータイマーがない。
時間を切る、ということは最終兵器の使用を
正当化する最も有効な手段だ。
それを否定するところにセブンの本質がある。


子供の頃のオレに、それを理解しろといっても
ムリだよなあ・・・

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レッド・ツェッペリン

2006-07-02 10:22:07 | 音楽
オンデマンドTVでレッド・ツェッペリン
『狂熱のライブ』を見る。

ビデオ→ジャンルから選ぶ→洋画→音楽→レッド・ツェッペリン

「ハードロック」という言葉が全盛だった当時
私はといえば、どちらかというと
ディープ・パープルのほうが好きだったので
この映画も見ていなかったのですよ。
ギターといえば早弾き!という一途な思い込みがあったので
ジミー・ペイジといわれてもねぇ、という感じだったのですが・・・

あらら、見てびっくり!
ジミー・ペイジうまいじゃん!(失礼)なんて
思わずDVD買っちゃいました。
アマゾンで。2,000円のスペシャルプライス!
ついでにピンク・フロイドの『ポンペイ・ライブ』まで
買ったりして・・・
(ちなみにオンデマでは『ウォール』が見られる)


オンデマの話をすると
「見たいものがない」とか「好きなビデオがない」
という人がいるけれど、それは大きな間違い。

見たことのなかった作品や、自分では興味がないと思っていたものを
見てみると、実は結構いいものがあったり
自分の認識が間違っていたことに気づくのですよ。

あ、こんなに面白かったんだ、と発見したときは得した気分。

ちょうど、本屋さんで立ち読みをして
面白い本を見つけたときの感覚に似てるな。


自分の好きなものなんてたかが知れてるわけで
実に狭い世界でしかない。

それをど~んと広げてくれるから
オンデマンドTVは面白いんだな。

見たいものがない、という人ほど
使ってみるといいと思うよ。

オヤジの実感でした。
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