ハレ時々オンデマンドTV

オンデマンドTVの感想やら日々の見聞録

GOOD DESIGN EXSPO 2011

2011-08-28 23:57:47 | Weblog
東京ビッグサイトでGOOD DESIGN EXPO 2011を見た。



普通の展示会と異なるのは
グッドデザイン賞の審査プレゼン会場をそのまま公開しているため
過剰なまでの商品PRやデモがなく、
コンパニオンのお姉ちゃんもいないこと。
プレゼンは商品そのものと簡単な説明文がつく程度で
使用感などはほぼわからない。
本当に見た目で勝負、ということになっている。

見たかった「個人住宅」だったのだが
さすがに現物展示はできないので
パネルと模型、小型モニターを仕込む程度のプレゼンが延々と続く。
中にはiPadを組み込んでいるところもあり
色々な「プレゼン手法」を見ただけでも非常に参考になった。

住宅に関して言えば
省エネ、エコが大きな流れとしてあり、
その上で大手ハウスメーカー系はライフスタイル別、
特に主婦、子育てをテーマにした企画住宅を出し、
地域ビルダーであれば木材の地産地消費、
工務店、設計事務所系は周辺環境も含めた
コミュニティのある空間づくり
などが提案のポイントになっていた。
MISAWAとHABITAが結構力を入れていた印象がある。

個人的には大阪の豊崎長屋のリフォームプロジェクトが面白かった。
大正時代につくられた長屋4棟15戸を耐震補強と住戸改修を加えて
再生し、借家として継続利用しているもの。
新規開発の住宅地や大手のマンションプロジェクトのような
絵に描いた餅的なコミュニティではなく
地に足がついたリアルな「近所付き合い」が目に見えるよう良い。
リフォームであることがうまく活かされた例であろう。





その他省エネの流れから日本家屋が見直される傾向が目立っており
半数近くが和風住宅、あるいは和風の要素を取り込んでいたように思う。
性能、デザインの両面から日本家屋の長所を活かすということは
以前からあったことだが、長期優良住宅やLCC
そして東日本大震災によって一層顕著になったようだ。

住宅に限らず、日本とは何か、日本的なものとは何かということが
商品生産の現場でも大きなテーマになっており
今後ますます、日本的なものをコンセプトにした商品が
増えていくことは間違いない。

会場には震災からの復興を目的にした
「東北茨城デザインプロモーション」というコーナーが設けられていた。



こうして考えると「東北」は被災地というとらえ方だけでなく
「日本的なモノ」「日本的なモノづくり」の発信地として
再度見直す必要があるのかもしれない。
日本デザインセンターは復興支援デザインセンターを設けて
今後3年間東北地域の企業活動を支援していくそうだ。

とにかく数が多く、全てを見ている時間はとれなかったのが残念。
それにしても「グッドデザイン賞」とはいえ
受賞した商品が売れている(または売れる)かどうかは全く別問題だ。
あらゆる分野で商品の寿命が短くなり、開発のスピードが求められる中で
デザインを考え、定着させていくのがいかに大変なことか、あらためて実感した。

差別化のためにはデザインは重要だ。
とはいえ、これだけ大量の商品を目の前にすると
デザインもひたすら消費されるだけなのか、という思いがよぎる。
「グッドデザイン」がただの「グッズデザイン」にならないよう、祈りたい。

初音ミク ミクパ2011札幌 ライブビューイングin横浜

2011-08-17 22:21:52 | 音楽
初音ミク ミクパ2011札幌 ライブビューイングin横浜



横浜ブルク13にて。
会場に入ったとき
前半分がガラ空きで驚いたのだが
わざとクローズしていたのでした。

なるほど、始まってみると後ろの方が
スクリーンが正面に見えるのと
実際の会場の位置関係とリンクしやすい。
こちらの会場でもみんなライト振りまくっているから
同じ会場の中にいるような錯覚を感じることもあった。

ライブビューイングというのは初めてだったのだが
さすがにみんな座って見ているけれど
想像以上に一体感があって楽しめた。

今回の札幌会場は東京ZEPPとはまったく別物で
スクリーンが去年と同じプロジェクター式と
その上に大型ディスプレイを重ねるという2段構成。
さらにレーザーが飛び交いスモークが出る、という
演出が加えられた。

また前座も休憩もなく、ひたすら楽曲を
聴かせるというスタイルで
「ライブ」としての見応えは格段にアップした。
さすが、聖地札幌だ!

ビジュアルの精度も向上したようで、
ミクの袖口から見える腕が肘まで作りこんであった。
自分の目に間違いがなければ昨年のDVDでは
手首から10cm程度までしか見えていなかったと思う。
まあ、そんなディテールまで見ることができるのは
カメラアングルで見ている
ライブビューイングならではの特典であろう。

全体的に「硬派」なつくりになっていたせいか
メドレーでの衣装チェンジがなくて(浴衣のままだった・・・)
そこだけが物足りなかったとは思う。



とはいえ、このステージを現場で見られた
札幌の人たちは幸せだ!

アメリカでも好評だったようだし
このまま突っ走ってくれるよう、心から祈る!


PS:その後に横浜花火大会。
   カメラぶら下げて出かけたのに
   iPhoneの方がキレイに撮れていて
   ちょっとびっくり、というか、ガッカリというか、
   トホホ・・・だな。
   ちなみに下の写真はiPhoneで撮ったもの。


サマソニでPerfumeを見る

2011-08-14 08:23:06 | 音楽
サマーソニック2011 8月13日(土) in幕張




友人M氏とサマソニに参加。
久しぶりの生Perfumeを見る。
さすがにネームバリューがあるだけあって
屋内の一番大きな「マウンテンステージ」が
満員になる勢いで、ちょっとびっくり。

古いファンも新しいファンも楽しめる選曲だったので
オジサン的にもかなり盛り上がった!
(おかげで今日は体中が痛い・・・)

次に見た木村カエラは「マリンステージ」。

スタンド席でのんびり見ていたのだが
真夏の薄暮の時間帯にオープンスタジアムで
ボーッとコンサートを見るというのは
ちょっといい感じ。
Perfumeを見た後だったので
生声で歌いステージを走り回るカエラが
やたらにかわいく見えて、よかった。

会場はメッセの屋内とマリンスタジアム、
そして海岸のステージがあり
それぞれ雰囲気が違って楽しめる。

ビーチの人たちはひたすらレゲエのリズムにのって
踊り、疲れたら海を見ながら休み、また踊る。
近くに温泉なんかあったら、もう言うことはないのだが!

アヴリル・ラヴィーンを聴き終わった頃にはもうへとへと。
十分に満足できたので、早々に引き上げてきた。

単体のコンサートもいいけれど
こうしたフェスで
一日中音楽に入り浸るというのも、やっぱり楽しいもんだ。
来年もぜひ、来たいと思うのだが
そこにPerfumeがいるかどうかは、別の問題だな。