カウントダウンジャパン1011 in 幕張メッセ
2年ぶりにカウントダウンジャパンで
今年2度目の生Perfumeを観る。
一昨年から一番大きな「EARTH STAGE」で
今回も後ろまでぎっしり埋まる盛況ぶり。
見まわすと10代の女の子も結構多くて
年々層が若返っていることに驚いてしまう。
『Fake It』から始まって『ねえ』、『Vice』とか
当然ながら最近の曲を中心にした構成であった。
途中に『マカロニ』が入ったのはちょっと意外、
最後は上下上上から『ポリリズム』で締めるという
ちょっと古いファンにも嬉しい内容ではあった。
例によって一緒に行ったM氏は
「東京ドームよりよほど良かった」と感激していたが
仕掛けのない普通のステージで
正面からの固定位置で観ていた分集中できたのではないかと思う。
(「東京ドーム」は斜め後ろだった・・・)
今年はデビュー10年目で「攻めます!」と言っていた割には
大きなライブは東京ドームだけ。
その代りイベント系にはよく出ていたようだから
曲調を変えて新しいファン層を開拓しよう
という意味だったのかもしれない。
来年2月には東京ドームのDVDが発売になるそうだ。
アルバムは『直角二等辺三角形』から1年以上出ていないのだから
春には新アルバム~ツアーという展開を期待してしまう。
戸田くらいの小さなところで、というのも無理なんだろうなあ。
とりあえず、無事にカウントダウンを観られたことで良しとする、か。
今日は3時頃会場に入って、
奥田民生、Perfume、Superflyの3本を観た。
奥田民生はもうなんというか、生きた化石状態で
この究極のワンパターン(失礼!)には敬服するしかない。
Superflyは初めて聴いたが(本当に、新しいの知らないので・・・)
歌のパワーは圧巻、ノリも良くて楽しめた・・・
とはいえ、結局はヘビメタ風味の歌謡曲。
なんとなく「最近良く聴く」感じの曲で、他にいくらでもあるじゃん、という気がする。
バックバンドは自分のバンドか、スタジオミュージシャンの集まりか知らないが
テクニックは抜群なのに、クセがなさ過ぎてつまらない。
いっそもっとアクの強いバンドに入れ替えてしまったほうが面白かろう
などと、無責任に思ってしまう。
終わってみれば、一番印象に残ったのは、奥田民生。
確かにリズムもメロディも悪く言えばワンパターンだが
そこにはまぎれもなく奥田民生以外の何物でもない、オリジナルな強さがある。
テクニックも決して特筆して上手いわけではないのだろうけど
ライブ、生モノ、フリーハンドの面白さがあって良い。
「やっぱり生の人間がやる音楽ってこうだよね」という
いささか古臭い、アナログ的な感覚が久々に満たされた感じがした。
どこまでそれを意識しているかは知らないが、彼のこの「生」の感覚は貴重だと思う。
奥田民生、恐るべし。
・・・と思うのも自分が年寄りだからなのかねえ・・・
カウントダウンジャパン1011 12月28日(火) 幕張メッセにて。
渋谷陽一のあいさつが聞けなかったのが残念だなあ・・・