みなさん、こんにちは。
つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。
昨日10月1日は「つどい」が開設された日です。
昨日でちょうど開設丸20年になりました!
「つどい業務委託運営団体」として、ここまで来れましたのも、皆様の御蔭様でございます。
本当にありがとうございました。心から感謝を申し上げます。
さて、市民活動や地域活動と言う協力によるこの世界は、1995年の阪神淡路大震災で、自助・共助としてご近所の関係や地縁の大切さが見直されました。
そして、全国からボランティアで救済や復興で何十万人の方々がご尽力をいただき、市民活動の大切さが見直されました。
これを機に1998年12月にはNPO法の施行により、非営利で公益を生み出すことが目的である市民活動が法人格を持って組織化出来るようなりました。
任意活動団体の活動時よりも、さらに公益を生み出していただくことを目指して全国的にNPO法人が設立されました。
また、災害時に通信網が遮断された際においては、ラジオの必要性が見直されました。
当時はすでに第三セクターでのコミュニティ放送局が立ち上がっていましたが、阪神淡路大震災を機にさらにFMコミュニティ放送局が全国的に開局が広がりました。
八尾市でも昨年度まで「FMちゃお」がございました。
その後、全国的に「つどい」の様な市民活動センターの開設が広がりを見せます。
八尾市では、1997年から1999年まで「八尾市民活動推進検討委員会」を経て、1999年から2002年まで「やお市民活動ネットワーク会議」を経て、2002年から八尾市民活動支援組織設立準備会を経ました。
市民活動団体と行政(八尾市)との話合いで、「つどい」開設まで7年近くを要しています。
市民活動支援ネットワークセンター(愛称:つどい)を官(八尾市)が2004年10月1日に開設し、民間委託による運営として「やお市民活動ネットワーク」が先の経過を経て2003年にNPO法人として設立します。
2004年の官設民営による「つどい」の開設から、早20年が経ちました。
20年の間に公共を担う官(行政)に加え民(市民)もかつてのように「公共財」や「公共サービス」といったまちづくりを担う運動として「市民主体のまちづくり」を推進する組織体が、全国的に広がりを見せました。八尾市の場合は「校区まちづくり協議会」が該当すると思います。
そして「つどい」も2015年度から「校区まちづくり協議会」も含む地域活動も含めた多様な主体が対象になり、様々なつなぎ役として支援役としてコーディネート役として中間支援組織として機能が深まり広がりました。
特にこの10年は求められるものが高まりを見せる中、コロナ禍を機に、市民活動等で活動する方々の高齢化による休止や解散が相次ぎ、次世代への市民活動の承継・継承が大きな課題になっています。
どの業界・どの世界においても、次世代への承継・継承が大きな課題になっています。
さらにデジタルの波、多様な価値観、ウクライナとロシアといった世界各地で繰り広げられる戦争、ウイルス対策、物価高騰などなど、開設から20年が経ちますが、社会は問題の宝庫としてますます混沌としているように感じます。
その中でも「つなぎ役」として資源(人・もの・資金・情報など)をつなぎ合わせてひとつにして行くこの中間支援活動は、「つながることで公益が生まれる」と信じて、これからも取り組ませていただきます。
また、つながるための共通認識を深め広めて行くことが大切だと思っています。
ここまで継続出来ましたのも、官設民営による賜物です。個人・市民活動団体・地域活動団体・社会貢献活動を行う事業者などの民(市民)による温かいつながりと助け合い、皆様との信用・信頼でございます。これからも、ますます八尾の地域社会にお役に立てますよう取組ませていただきます。
今後とも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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