八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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第15回 與兵衛桃林堂 藍で彩る うちわ展【河内木綿藍染保存会】

2024-07-07 17:18:44 | 取材記録(2021~2024年度)

 こんにちは。
 つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。

 今年も「うちわ展」を開催しておりましたので、ご挨拶にお伺いいたしました。

 昨年度に取材をさせていただきましたので、こちらの記事をご覧くださいね。

 つどいブログ【本日7/9(日)15時まで「第14回與兵衛桃林堂 藍で彩る うちわ展」】


 
うちわから広がった話題(村西徳子氏と辻合喜代太郎先生との出会い)

 河内木綿藍染保存会の原田副理事長とお話をしていて、
文様について色々とお教えていただきました。

 
 この文様は、牡丹二重唐草(ぼたんにじゅうからくさ)と言います。
 うちわの真ん中が牡丹の花です。

 
 こちらの文様は、菱藤(ひしふじ)と言います。

 この文様は、柿渋で強固にした型紙を彫って文様が作られます。
 その型紙を使って染めることが出来、このような文様が出来上がります。
 


この文様を復元したことで今日まで引き継がれた 

 この文様は、NPO法人河内木綿藍染保存会の設立代表者であり理事長だった
村西徳子さんが、河内木綿研究家である辻合喜代太郎先生の指導により、
河内木綿型染復元に30年以上に渡りご尽力をされ、郷土の伝承文化発展に
携わって来られました。

 江戸時代の河内木綿文様の復元をめざし、型彫、糊置、染色と「甦る」を
テーマに創作活動を続けられました。
(2000年に設立したNPO法人河内木綿藍染保存会以前のご活動かと存じます)

 これら上の写真は、江戸時代末から明治初期にかけて、河内地方で使用されて
きた藍型染から、復元復刻する作業を手掛けられました。



このお二人が出会われた場が「與兵衛桃林堂(よへえとうりんどう)

 河内木綿研究家である辻合喜代太郎先生は、與兵衛桃林堂のご主人と
懇意にされておられ、與兵衛桃林堂にお越しになられていたそうです。
 そこで河内木綿文様など学ばれたかった村西徳子さんが、與兵衛桃林堂に
立ち寄られた際に、辻合喜代太郎先生に出会われ、そこから河内木綿紋様の
復元や研究を共同でされるようになり、今日の様な河内木綿文様が継承
されております。

 その出会いの場が「與兵衛桃林堂」さんでした。
 「つどい」の立場として、つながりを提供した面で見ると、
 「與兵衛桃林堂」の役割も大きかったと思います。
 私だけかもしれませんが、つながりづくりや中間支援の立場では、
実はこの点に興味を持ちました。
「與兵衛桃林堂」のすごさを感じさせていただきました。

「つどい」が開設される前から、このようなつながる場づくりとして
機能していた場所は、昔からあったということが、私には学びになりました。

 例えば「旧 植田家住宅」も会所の役割を兼ねておられたので、
つながる場づくりの
役割も果たしていたのでしょう。

 時代に応じて、つながる場づくりに特化した「つどい」が生まれたのかしません。
 もちろん市民活動センターとして、近年は多様な活動主体をつなげる役割にも
なっております。
 
 NHKのテレビ番組「プロジェクトX」で取り上げられても良さそうな活動ですね(*^_^*)
 河内木綿文様の復元復刻は、八尾版の「プロジェクトX」やと思いますm(_ _)m




そのようなことがまとめられた書籍が2冊ありましたm(_ _)m
 
 原田副理事長から、詳しくはこちらの書籍に掲載されていることをお教えいただき
ましたので、
ご紹介させていただきます。

 
 「河内木綿 文様と藍染の美」

 
 
 「河内型絵 河内木綿と藍染」

 上記の書籍は、八尾市立図書館4館(八尾・山本・志紀・龍華)で貸出が出来ます。 


  
河内木綿藍染保存会さんとのつながり・ご支援

 次の3点かなと思います。

 ①中央環状線高架下「中環の森」
  「つどい」「広がり交流会」「つどい体験会」を経て11年4ヶ月続いた、菜の花づくり体験と河内木綿づくり体験。
  河内木綿づくりではもちろん、菜の花づくり体験でもご協力くださりました。
  
 ②NPO法人の運営相談
  NPO法人の設立・運営相談員だった金光先生も一緒になって、
  役員登記についてご支援をさせていただきました。
  これが非常に助かったと仰っていただき、今でも感謝していただいております。
  こちらこそ、感謝しております。

 ③ガイドツアー等を紹介する旅行体験情報サイト「Deep Experience Osaka」への登録
  (公財)大阪観光局が㈱ユニアースと共同で取りまとめているサイト。
  (公財)大阪観光局に出向していた八尾市の職員さんが河内木綿藍染保存会さんに
  ご紹介をされ、つどいにご相談があった。
  この件は特に金光先生のご尽力により、文量の多い各規定について解説をしていただき、
  確認する内容等をアドバイスいただき、利用申込書を提出。

 大阪観光冊子「OSAKA DownTown of Japan」No.3の13ページ目に
 「守り継がれる河内木綿の藍染体験」として掲載されました👏👏
  掲載されていたページのQRコードをから下記のページをご覧になれますよ。
  体験してみてくださいね(*^_^*)

 河内木綿文様で作る「バンダナ藍染体験」(DeepExperience株式会社)


 最後に、NPO法人河内木綿藍染保存会のホームページをご紹介します。
 河内木綿文様もインターネットで閲覧できますよ。

 NPO法人河内木綿藍染保存会 ホームページ
 


 嬉しい再会
 途中、北山陽子さん(ペーサン陽子さん)が、息子さんを連れて、「うちわ展」をご覧にお越しになられました。
 いつも「つどい井戸端会議」にご参加いただき、ありがとうございます。
 ミャンマーにある日本語学校で公衆衛生の授業をしたいと言う相談をみんなで対応いただき、
 その相談が実現できた一役を担っていただいたのも北山さんでした。

 どうも、ありがとうございました(*^_^*)

 この後、次男坊さんの誕生日プレゼントとして甲子園に行かれました。阪神勝ったのかな?
 (写真の掲載許可をもらうを忘れたので、掲載はおあずけですm(_ _)m)



 最後までご覧いただき、ありがとうございました。



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