つどいスタッフおかゆ🍚です。
今回は最終回
part1『イベント開催の工夫と在り方』、part2『市民活動における人材育成』と、お届けしてきたこのシリーズ。
「【イベント過渡期をどう乗り越える?】13回目のいきいき八尾環境フェスティバルから学ぶ」のpart3をお送りいたします。
今回のテーマは「今後の開催、どうなる?!目的の手段化に気を付けよう」です。
13回目の開催を迎えたいきいき八尾環境フェスティバルですが、「どこまでやるねん環境フェス?」というのは実行委員会でも話題に上るのが正直なところのようです。
開催年数を重ねてきたことにより、地域にイベントが定着し、毎年開催を楽しみにされている方が増える一方で、内部では会場の問題や人材の問題など、本シリーズでもお伝えしてきたような課題が出てきています。
そんな状況で、実行委員長や、中心的にイベントへ関わる学生は今後の開催についてどのように考えているのでしょうか。
--登場人物--
美馬さん…今年で13回目を迎える「いきいき八尾環境フェスティバル」実行委員長。
足立さん…「いきいき八尾環境フェスティバル学生事務局」の移行団体「はちのじ」現副代表。
粥…インタビュアー&筆者。「いきいき八尾環境フェスティバル」に関わり始めて5年目。学生事務局2代目3代目代表。
⑦今後の開催、どうなる?!
美馬さん「環境活動は日々地道に行っていくものです。
いきいき八尾環境フェスティバルを始めた経緯も、そういった地道な活動を発表する場、そして環境活動を行っている方々を一挙に集めることで、繋がりをつくったり、新しく環境活動に参加する方を増やしたいという目的がありました。」
粥「フェスティバルを開催すること自体が目的ではない、ということですよね。」
美馬さん「そうです。あくまでもフェスティバル開催の目的は人を集めることであり、そして、人を集めて日々の地道な環境活動の啓発をすることです。」
足立さん「それは意識したいところです。
今年の開催でも、アリオ八尾がメイン会場だと、イベントを開催するための細かな作業が多く、正直なところ、すこし大変でした。」
美馬さん「フェスティバルを開催する度に学生の負担が大きくなってきてしまっているのも問題です。
手段が目的化しないためには、フェスティバルを一カ月ごとに開催するとか、それぞれの環境団体が独立して、単発でフェスティバルを運営してもらうとか、フェスティバルの形を変えていく必要があると思います。
一年に一度大きなイベントをすると、日付を設定しないといけなくなったり、ポスターを作らないといけなくなったりと、本来の目的とは多少ズレた手間が出てきます。」
足立さん「はちのじとしても分割開催には賛成です。
イベントが大きくなってくると、元学生事務局である、はちのじが、環境フェスをつくる役割になってしまいます。
だから、1年で何度かイベントを開催するほうが、八尾って面白い!と(市民の方に)思ってもらえるんじゃないかと思います。」
粥「どこまでやるねん環境フェス?という問題は、続けていく、けれど、本来の目的を忘れないよう、手段を変えつつ、自分たちのできることを、楽しみながら続けていく、ということですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます